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15、結婚式

「おめでとうございまーす!!!!」

「ヒューヒューー!!!!」

「俺らの聖女様がぁ!!!!」

「ソウさまー!!!!こっち見てー!!!!」

「きゃーーーー!!!!」

「うぉー!!!!!」



観客たちが口々に祝いの言葉を投げかける。それもそのはず、今日は魔王を倒した勇者パーティー2人の結婚式、しかも帝国でも特に人気な騎士と聖女の結婚式だ。



「パレードとはな…すげぇな…」



「…僕たちの結婚式もこのくらいにするつもりだよ。昨日の婚約式は少しは小さめになったけど、その分結婚式を豪勢にやるって父上に確約してもらったし。」



「"少し小さめ"…?あれが?」



昨日ジンとアストラの婚約式に行ったのだが…公爵家を舐めていた。教会というから大聖堂の小さいバージョンだと思っていたが…どうやらただの教会ではなかったらしい。公爵家が代々結婚式を執り行っていた場所であり、長男の爵位授与式のために最近改装したらしく…もうあれは大聖堂だった。



「まぁ…結婚式はもっと豪勢にかぁ…俺もうお腹いっぱいかもなぁ…」



結婚は喜ばしいことではあるのだが…考えただけで疲れが溜まってしまう。キッチリした格好…社交辞令…貴族の愛想笑い…。いや!そんなことより今のことを考えよう!



「おめでとーーーーー!!!!」



俺は観客たちに負けない大きな声で祝う。それと…このために用意してきたあの魔法を使う。



「わ、わぁ!!す、凄いですよソウ!!黄色い蝶!!!しかもこんなに!!綺麗ですね!!」



この世界は蝶が沢山の幸福を運んでくると言われている。その中でも黄色の蝶はとても珍しく、神からの祝福とも言われている。



「本物は無理だけどな、こんくらいはいいだろ。」



この魔法は俺のオリジナルだ。異世界の知識を持つやつがこの世界の魔法に手を加えるのは良くないだろうから自重していたのだが…まぁ良いだろう今日くらい。



「ワタル!!ありがとう!!!」

「ワタル〜!!ありがとうございます〜!!」



自分なりのルールより仲間の幸せだ。



「おう!!!幸せになれよ〜〜!!!」






「ね、ねぇ。これ何魔法?この歳で新しい魔法に出会うなんて思わなかったわ!是非教えて頂戴!!」



「…複合させたのか?パッと見4つ…いや5個か?どの魔法を組み合わせたんだ?各魔法同士を完璧に補完しないと複合魔法は作れないはずだが…」



…300年以上生きた魔女と解析オタクに捕まってしまった。こいつらもうソウたちの結婚パレード見てないな…












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