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プロローグ-2

皆様こんばんは!

プロローグ後半の投稿が遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。

お待たせしてしまいましたが、楽しんでいただけたら嬉しいです!

もし誤字脱字や気になる点などがあれば、お気軽に教えてくださいね。

「人間なの?」

「はい、おっしゃったとおりです。」俺は震えて答えた。

「本当に?」彼女はもう一度聞いた。


逆に俺は何かの動物に見えるの?イライラするけどしょうがない。

「本当です!」

「どうしてここにいるの?」

「それ、俺が言いたいセリフなんだけど!」

「そうか、迷子か?」と彼女が聞いた。むかつく。確かに俺はちょっと迷っているけど、こどもじゃないよ。


「そうですね、ちょっと手伝っていただいてもいいでしょうか?」むかつくけど今他のひとがいないから。

「わっかた、助けてやる。」


そう言って彼女は綱を切った。


―――イタタタ!

いきなり床に落ちたじゃないか!もっとゆっくり下ろせよ!


立ち上がって、ついにあの不思議な声の正体――その少女を目にした。


見たところ、20代くらいだろうか。髪をすっぽりと隠したフード付きの黒い長衣。

この子、中二病なの?


「本当だ!ヤルゴンじゃないんだ!」彼女はびっくりして言った。

ヤルゴン?なんじゃそりゃ?ヨーロッパの動物かよ?


「どこの国の出身なの?トキヨ?どこだ?」

ええ?東京ってそんなに不人気なの?なんか観光客が多いところじゃない?俺あんま出かけないから変わったかな?


「日本わかる?」

彼女は不思議な顔をして考えた。

「わからん。」


いやいや、ちょっと速くない?もう少し考えてよ!


「もしかして、あんたは怪しい人なの?トキヨとかニホンとか言った私を騙されるつもりよね?証明書を見せて!」と言って彼女は木の棒を持ち上げた。

「ちょ、ちょっと待って!その木の棒で殴る気かよ!」ちょっと焦って言った。

「ブーブー棒?これは木の棒じゃない!いやいやもう絶対殴るわ!これはお母さんが作った高級な魔法の杖だ!」


完全な中二病だ!


「ワーわかった、わかったからその杖を下がって!えっと、何さんだっけ?」

「ジャンヌです。じゃなくて証明書だよ証明書!見せて!今すぐ。」


「すみませんが、私は遠い遠い場所からここに来ました。どうやってここに来たのか記憶も全然ないです。」

まあ、嘘じゃないからな。


「遠い遠い場所か?その服も微妙だと思った。わかった。今回だけ信じる。じゃ自己紹介だね?名前は既に言ったけど、こう見えても私はBクラスの魔法使いなんだ。」


いや本気で思いたくないけど、本当に魔法使いなの?だってこんなに詳しく話してるから。

「それは素晴らしいね!私は魔法全然できないよ!」

今褒めてあげたら、あの子も俺を素直に手伝ってくれると思う。


「ふふふ、そうだね!Bクラスは確かに素晴らしいよね。」彼女はにっこり笑った。

自分で言うことかよ?


「でも魔法を使えない人は珍しいね、じゃ剣使いなの?」と聞いた。

魔法を使えない人は珍しい?剣使い?何言ってるんだお前?

「実は私の村で剣と魔法の両方使ったことないから…」

「ええ、そうなの?」

そんなびっくりした顔をしないでほしい。

「じゃ魔法を使えないわけじゃないやね?」

「まあ、そう言われれば、そうかも。」

いや何やってる俺?魔法の話?中学生かよ?


急にジャンヌは床を見て話し始めた。

「私はえーとここからクエストのためにロザリアに行くんだけど、えーと、行きたくないならいいんだけど、でも記憶と道とかわからないよね?だからえーと、わかる?」


いやわかるわけないじゃないよ!今は何より「えーと」が聞こえたけど。何その反応?今顔がめっちゃ赤いよ。


「だから、えーと、一緒に行きませんか?でもあそこに行きたくないならいいですよ!全然気にしないで!でも一緒に行ったら案内できるから。」


という提案か?いいんじゃない?

「本当?できるの?でも俺お金持ってないから冒険料とか払えないよ。」


ジ〜ジ〜。彼女は俺を見つめた。

「わかった。代わりに私たちの荷物をお願いする。」


彼女はそう言って歩き始めた。

俺は今まで感じたことのない、“人間募金箱”みたいな気持ちを味わった。


「ここから3日間歩いたらロザリアだ!だから安心して私に任せて。」

彼女は得意げに胸を張った。俺は他の人に任せるのは苦手なんだけどしょうがない。


「じゃ行きましょうか?」俺はあいつを見て聞いた。

「その前に、私は貴方に魔法を見せてあげる。だって魔法を見たことないよね?」


とジャンヌは言ったが、俺は今何をしたらいいか?彼女の魔法が見えるふりをして拍手か?


俺が答える前に、彼女は既に杖を大空に向けて目を閉じた。

お前まさか…いや当たり前でしょ?魔法とか存在しない。


チラ...チラ。

彼女は俺をチラチラと見つめた。それだけかよ?いいでしょ。


「素敵な魔法ですね!」俺は拍手をしながら言った。

「バカにするの?まだ何もやってないじゃん、世界一水魔法を見せてあげる。」


彼女は杖に集中した。


急に周りの空気が重くなった。木々がそよぎ始めた。青空も灰色の空になって、まるで嵐が来るように感じた。まさか、あの子の仕業?偶然...だよね?その瞬間、俺の首に水の一滴を感じた。


「空を見て!」彼女は疲れた声で言った。

「美しい」という言葉は気づかないうちに口から出た。何の夢だこれ?空から雨は確かに降り始めたけど水滴は俺たちの上で止まってたまり始めた。


「まだまだですよ」彼女は俺の反応を見て言った。


それで彼女は自分の杖をぐるぐる回った、上を見たら止まった水滴が全部杖と一緒に回り始めた。数秒でその水滴は水旋風になった。それを見た瞬間、自分の膝が笑った。前やっていたゲーム通りこれは何かの人間のトリックじゃないか?でも環境をあやつるトリックはあるのか?ないよね?ならこれは本当の魔法なの?あり得ない!


「ちゃんと見てね」彼女の声はまた俺をその考えから引き戻された。

「あああああああ」と盛んにその水旋風は動いた。本当の竜巻みたいだった。水旋風の前の木々が全部塵のように吹き飛ばされた。


それはなんの冗談だ?魔法?俺...本当に異世界されたの?まさか?これラノベじゃないからな。


「あの……ゆと……」と疲れた声が聞こえた。振り返ると、彼女は床に倒れていた。

「大丈夫?」

「大丈夫大丈夫!けど全然力がない」彼女の顔に汗がたまっていた。


「いいよ、今日休んで明日から旅を始めよ」という提案したが俺今何やっているの?家に帰る道がない。 それでもどうしてこんなに冷静なの?これ本当の異世界なら絶対死ぬぞ。戦うとか魔法とか俺にはできないんだなら絶対死なない?ああーもう!


「あハハハ、ありがとうけど、えーと今日行かなきゃいけないよ!間に合わないから!」と彼女は焦った。まあ俺にはべつにどうでもいいんだけど。


「だから、私をおんぶしてもらえないか?」

「絶対断る」

「ちょっとくらい考えてよ!お願い!あなたのせいで疲れたから」

「はあーふざけんな!俺のせい?あなたが魔法を自慢したいからその大きな魔法をやったよね」


あの子、マジでそんなこと提案してるの?あんぶ?子供かよ?


「お前をそのわなから助けたよね!恩を返せ!今すぐ!」


駄目だ、何言ってもあいつは辞めない。でも確かに助けられたから...ああでも俺そんなに強くないって。


「わかったよ、これで恩を返すね。」


「へへへありがとう!いい人だね」


それで体重60キロの女性とめっちゃ重い荷物を持ってロザリアの旅が始まっー痛た!

「私そんなに重いじゃない!」


それモノローグだったよ、その棒で殴る必要あるの?

「棒じゃないって!」





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