第45話 「可愛いモフモフ発見!」
気持ち悪いのとモフモフ!
・⋯━☞翌朝☜━⋯・
••✼••マウケサ付近の森沿い••✼••
「トロ! 朝よ、起きて!!」
「お!・・・ううん・・・はいはい
あ”い”っ!・・・あ”だま”い”だぁ~~~い(汗)」
「ふん! 二日酔いね!
酒は飲んでも呑まれるなって、トロが自分で言ってたじゃないの?
まったく、情けないわねぇ・・・(汗)」
「あはは・・・面目ない・・・
まったく、その通りです・・・はい・・・(汗)」
これ程までに二日酔いになるなんて初めてだった。
これくらい、日本でも酒を飲む機会なんてあまり無かったのだから仕方ない。
元々は、酒飲みではないし。
とにかく、身体をオッサンにすれば、少しはマシになるはず。
トロは、また何時ものように身体をオッサンに戻す。
ポン!
「ふう・・・やはり、大人の身体になれば、二日酔いも少しはマシになるのか・・・はは」
当たり前である。
子供の身体では、アルコールの影響が大人よりも強く出るのは当然である。
でも! トロには『種生成』がある!
トロは、種生成で『二日酔いを治す魔法薬』をイメージして種生成を発動!
そしてその種を異空間収納内で、栽培して収穫する。
何時もながら不思議だが、瓶詰めの『二日酔いを治す魔法薬』が12本も生成できた。
どうして御丁寧にも瓶まで生成されるのかは謎だが、今更突っ込んだりはしない。
そういう仕様なのだと無理やり納得するトロ。
その内1本を異空間収納から取り出し飲み干す!
効果は抜群で、一瞬で二日酔いは治った!
「さて! こんな村なんてサッサと出ちまおう!!」
「賛成ね!」
「おお━━━っ!!」
「出発準備完了っす!」
「はいですわ!」
皆んな、早くこの村から出たかったのか、とっととリクツネフへ向かって出発したかったらしい。
いやまだ村の外だが・・・
それほど、酒から離れたかったのだろう。
トロも、酒の匂いを嗅ぐだけで、また酔いがぶり返してきそうだ。
それくらいトロにもナディー達にとってもこの村は、まったくもって何の得る事もない価値の無い村だったって訳だ。
ロンデル達に、モデンナの逃げた獣車用の従魔を見付けて連れ戻してもらい、モデンナとも別れを告げ、マウケサ村の冒険者ギルドで村を出る事を報告し、マウケサ村を走早に通過!
昨夜の失態のせいか、皆んなのトロを見る目が少々痛い。
「えっと・・・皆んな! 昨夜は本当にすまなかった!
ちょいと、やり過ぎたようだな・・・(汗)」
「ちょいと? 何言ってんの?!
野営セットにテントに、人様の獣車を吹き飛ばしておいて、何がちょいとなの?!」
「ゔっ! ごめんなさい!!」
「そうですよお~師匠お!
もう二度とあんな師匠は見たくないっすね!」
「ごめんってばあ!」
「確かに、死ぬかと思いましたよ(汗)」
「面目ない・・・」
「もうトロさんは、お酒は禁止ですわね!」
「えっ?! ちょっ・・・(汗)」
「「「「お酒は禁止っ!!」」」」
「!!・・・・・・ふぁい(泣)」
トロは、仲間達から『禁酒命令』がくだされた。
仕方ない事だ。
トロは、反論すること無く受け入れた。
••✼••マウケサ村北詰出口••✼••
「ほお! こちらはまた雰囲気が変わったな!」
「わあ! ホントだ! すごおい!! お花畑だわ!」
「まあ! 素敵ですわあ~~~♪」
「何だこれ? 花?
あ! トロさん! これ全部魔力草ですよ!!」
「「「魔力草?!」」」
そう。かつてイスヤリヤ王国で聞いた事がある。
地球では、『アネモネ』と呼ばれる野花にソックリなその花は、この世界では『魔力草』と呼ばれる花で、花びら、葉、茎、根に至るまで魔力が豊富に含んだ野花である。
魔力の多い場所にしか咲かないと言われているものだ。
と、言うことは、この地域には、大地や空気中にも魔力が多く含んでいるという事。
魔物も魔力を多く持つ強く大きな奴等が湧くのが頷ける。
だが、不思議とこの魔力草からは、『魔力ポーション』は作れないと言われている。
磨り潰しても、煎じても、何をしても魔力が空気拡散してしまうのだそうだ。
人が食べるにはちと苦すぎる。
甘い実を混ぜたとしても苦味と渋味が抜けないんだとか。
しかも魔力草とは採取すると、魔力があっという間に空気拡散してしまう。
なので、どうしても魔力草から魔力を補いたいなら、採取せずに地に咲く魔力草の花びらを直接食べると良いそうだ。
魔力草の中でも、花びらが1番味が薄く食べやすいとのこと。
でもそれは、最終手段として食するしかない。
だが、不可解な事を見付けてしまった!
鑑定していたら、説明の最後の方に、『更に詳しく』と書かれたタブがあり、それをタップしてみると・・・
『実の属性は【光】。解放魔法は【ヒール】』
と、書かれていた。
なんだこれは・・・?
鑑定レベルが高いから見えたモノだと思われるが、一般の冒険者達にはきっと見ることは出来なかっただろう。
モサモサと生い茂る魔力草の中にポツリポツリと、実になったモノが生えていた。
まるで『ネコジャラシ』のような実の中には、小さな魔石が入っており、『解放魔法ヒール』なら、魔法が使えない者でも、手に握り念じながら魔力を込めれば『ヒール』が1度だけ使えるとも説明には書かれていた。
その他の実も鑑定してみたら、『ファイヤーボール』や、『エアカッター』や、『ストーンバレット』なども見付けることができた!
なんなんだコレは・・・
でも・・・
すごい!!
これなら携帯しておけば、ストック型の簡易魔法が使えるのでは?
誰も使っていない所を見ると、まだこの世界の人すら知らないのではないだろうか?
これは、面白い発見だ!
そう、思った。
しかし、これほどにも多くの魔力草が咲いていると、【索敵】のレベルが低いと効かなくなる。
幸いトロ達の【索敵】はレベル5を超えているので平気だが、クレオとエヴァの索敵のレベルは4である。
ちょっと、周囲の魔力量が多すぎて混乱してしまうレベルだ。
「うわぁ・・・頭がクラクラする」
「なんだか気持ちが悪いですわぁ・・・」
「クレオ、エヴァ、お前達は索敵を使わない方が良いみたいだな
下手に使いすぎると、魔力酔いを起こしてしまうぞ?」
「「魔力酔い?」」
魔力酔いとは、魔力の多い場所で、特に魔力を感知する魔法やスキルを使うと、酒に酔ったような感覚になる症状だ。
あまりに濃い魔力に晒されている中で索敵を使うと、感知する魔力が余りにも多すぎて三半規管もやられてしまうのだ。
そして、軽い『混乱状態』へと陥ってしまう。
また、魔法薬精製時にも、よく初心者がなる症状でもある。
すぐに止めたなら平気だが、長時間も外部魔力に浸されると本当に酔ってしまう。
レベルの低い人族が、大気中の魔力量の多いイノセント大陸に近寄らないのも理解出来るというものだ。
逆に、魔法をまったく使わない『魔力の極端に少ない』戦士や剣士なら、案外平気かも知れない。
つまりは、魔法を感知できない職なら平気と思われる。
なのでトロ達のように、魔力の多い人族には、少し辛くなるようである。
確かに、目に見えないスライムに包まれている様な軽い圧迫感を感じる事もある。
だが魔力が多いという事は、それだけ強い魔物も多く湧くという事。
「ぬっ?! 魔物だっ!! 近いぞ!!」
「「「「?!・・・」」」」
ブォオオン・・・ブオオオン・・・
「なんだこの音は?!」
「上っ!! 空です! 師匠お!!」
「はっ?! でっ・・・でかい!!」
「うわあ!!「何アレー?!「きゃああっ!!」
空を飛んでいるのは、ゾウガメほどもある大きさの『コガネムシ』だった!
名前は、『ビッグ・スカラブ・ビートル』という。
並の鉄矢程度では跳ね返す硬い殻を持ち、羽の羽ばたきで超音波攻撃を放つ!
超音波攻撃を受けると、頭や耳の中を圧迫されるように頭が痛くなる場合があり、戦意を失い疲弊してしまいとても厄介である。
ブオオオオオン! ブオオオオオオッ!
「うっ!・・・ぐわああっ! こ、これは・・・」
「うわあああああっ!!」
「いやああっ・・・」
「きやああああっ!」
トロ達は、耳を塞いでビッグ・スカラブ・ビートルの超音波に耐えていた。
頭の芯にまで響くような音と超音波が、トロ達の戦意を失わせてしまう!
「ぐわああああああ・・・くっ、くそう!!」
「ご主人様っ!!」
「おのれ、羽虫共めっ!! くわ━━━っ!!」
ボオオオッ!!(ロプロプのファイヤー・ナパーム!)
「「「「?!・・・」」」」
ドスーン! ドスドスン! ビチビチ・・・
「「「「!・・・」」」」
「ふっ! 他愛のない・・・」
ロプロプのファイヤー・ナパームが炸裂!!
ビッグ・スカラブ・ビートルは、真っ黒焦げになって地面に落ちてしまった!
やはり、昆虫だけに火に弱いようだ。
まだ、完全に倒しきれてはいないが、羽を焼かれてしまえば落ちるしかない。
「ロプロプ、助かったよ!」
「ふふん! 大した事はありませんな!」
「はは 頼もしい奴だ・・・はっ?!」
「なんだ?! まだ、何か居る?!」
「「ええっ?!」」
メキメキメキメキ・・・モコモコモコモコ・・・
「うわあ! 地面からかっ!!」
ドバ━━━ッ!!
「うわあ!「きゃあ!「わいっ!「いやあー!」
突然目の前の地面が盛り上がったと思ったら、インド象ほどの巨大なモグラが顔を出した!
ジャイアント・モールだ!! でかい!!
地球の成獣のモグラは子猫程度の大きさしかないが、ジャイアント・モールは、その何10倍ほどもの大きさだ!
姿は地球のモグラとよく似ていて目がほぼ退化しているが、つぶらな瞳が可愛らしい。
聴覚が発達しており、僅かな音でも拾って襲ってくる奴だ!
また、魔力にも敏感だ。
肉食で特に昆虫種の魔物を好んで食べるが、動物や他の魔物や人は襲わないと言う。
もしかしたら、先程のビッグ・スカラブ・ビートルの『超音波』を感知して出て来たのかも知れない?!
まったく、次から次へと・・・
しかし、ロプロプがビッグ・スカラブ・ビートルを先にやっつけてくれたのは幸いだった。
上と下からの挟み撃ちでは、避けられなかったかも知れない。
ところが・・・
ヒクヒクヒク・・・(鼻をピクピクさせている)
「・・・ん?」
「・・・何か探してますね?」
「もしかして、さっきの虫?」
「ああ~~~・・・」
「なんか・・・可愛い♡」
ピチピチピチピチ・・・(まだ微かに動いている虫)
バタバタバタバタッ!
「うわ!「うお!「きゃあ!「やっ!」
ガブッ! バタバタバタッ! ズボッ!!
「「「「?!・・・・・・(汗)」」」」
なんと!
ジャイアント・モールは、焼け焦げたビッグ・スカラブ・ビートルをガブリ!と咥えると、サッサと土の中へ潜ってしまった!
「・・・なんだっんだ?」
「餌を食べたかったのかな?」
「あはは・・・びっくりした!」
「クスクスクス・・・(笑)」
「ふう~~~・・・」
どうやら、ジャイアント・モールは、元々トロ達を襲う気は無かったようだ。
やはり、ビッグ・スカラブ・ビートルが目当てだったようである。
日本でも、モグラを可愛いと言って飼う人も居るらしいので、この世界のモグラもそんな類か?
トロは飼いたいとは思わないが。
実はこの世界のモグラ(ビッグ・モール)は、魔物ではなく動物である。
それを知らないトロ達だったが、なんとなく、ビッグ・モールは敵では無いと感じた。
「・・・アイツ、美味いのかな?」
「正気ですか師匠?!」
「そうよお! 可哀想よ!」
「うえっ!! 可哀想?!」
「そうですわぁ! あんなに可愛い生き物を食べるなんて!」
「いやいや、ちょっと待て! 本気にするなよ(汗)」
「「「「・・・・・・(睨)」」」」
「・・・ああもお・・・だから、冗談だってば!」
「「「「・・・・・・」」」」
地球人恐ろしい。
毒のある魚でも食べてしまうのだから、特に日本人は食には煩いのだ。
・・・ってか?
冗談はさておき・・・
「さ、行くぞ!」
「「「「はい!!」」」」
と、ちょっとしたトラブル?はあったが、トロ達はまたリクツネフに向かって整地しながら歩きだすのだった。
その後も、巨大な昆虫モンスターが次々と湧いて来たが、ロンデルとロプロプで瞬殺!!
まるで巨大昆虫映画のスターシップ・○ゥルーパーズだ。
トロは昆虫が得意ではないので、終始頭を抱えて震えていた。
情けない事だが、苦手なのだから仕方がない。
あの、硬い殻のテカテカのピカピカのとぅるとぅる感!
覆面ライダーみたいなモコモコな胸なんかは気持ち悪くて堪らない。
巨大なミミズが出た時には、トロは吐いてしまった。
さらに、ビッグ・ストロング・コックローチがエンカウントした時には、トロは卒倒してしまった。
バカデカイ、ゴキブリである。
流石にゴキブリには、失神失禁ありの恐怖でしかない。
「大丈夫ですか? 師匠・・・」
「あ、ああ・・・すまない 情けないなあ~~~
俺、虫がダメなんだよ(汗)
特にゴキブリが・・・(震)」
「「「「ごきぶり?」」」」
「ああ、でっかいクロスケね~~~(汗)
そうよねえ~~~あの黒光りの奴なんて、見るだけで身の毛がよだつわ!」
「やめてえ~~~!!」
ポン!
「「「「あっ!・・・」」」」
トロは、昆虫(巨大ゴキブリ)の気持ち悪さに、また女の子の姿に戻ってしまった。
ナディーの言う、『黒光りの奴』とは、おそらく『ビッグ・ストロング・コックローチ』の事だろう。
つまりは、巨大なゴキブリである。
トロは昔し、小学生の頃に、壁にへばり付いたゴキブリに向かって殺虫剤を吹きかけたら、自分に向かって不気味にもブウウウン!と羽音を立てて飛んで来たのがキッカケで、ゴキブリが大の苦手になってしまったのだ。
それまでゴキブリなんて、飛ぶとは知らなかったのだ。
羽がある虫なので飛ぶのは当たり前である。
ゴキブリとは、地べたを這いずり回る生き物だと思っていたから、飛ぶと知ったその日から、ゴキブリが怖くて仕方がない。
また、あの黒光りのテラテラ感も苦手だ。
「ふふふ トロにも弱点があったのねぇ~~~(笑)」
「あははははっ! 師匠、可愛いっす!」
「わ、笑うなよ~~~(汗)」
「確かに、あのテラテラ感は・・・」
「やめてえ~~~(汗) テラテラ言わないで!!」
「あはははははっ! マジですか!!
トロさんにも、苦手な生き物があったのですねえ!」
「そ、そりゃあ、あるさあ!
あと、ネチネチクネクネしたものも苦手だな・・・」
「「「「ジャイアント・ナメナメ・スラグ?」」」」
「ぐえっ!!・・・気持ちわりゅい~~~(汗)」
「「「「ビッグ・ハンマーヘッド・ワーム」」」」
「いやああああぁぁ~~~やめてぇ~~~!!」
「「「「あははははははははっ!!」」」」
ナディー達の言う『ジャイアント・ナメナメ・スラグ』とは、バカデカいナメクジである。
そして、『ビッグ・ハンマーヘッド・ワーム』とは、バカデカいコウガイビルである。
もう想像しただけで、鳥肌ものだ!
奴等は森の中などのジメジメした場所によく湧く。
過去に1度だけ対戦した事があるが、まだレベルの低い頃だったので、倒す事が出来なかった。
気持ち悪くて・・・(汗)
そんな事があってから、トロは攻撃用に奴らの弱点の『塩』を持つようになった。
がだ、『ビッグ・ハンマーヘッド・ワーム』は、そうはいかない。
下手に剣などで切り裂く攻撃をして分裂させると、どちらも主要機関を再生させて2匹に増えてしまう。
初心者は、他の生き物と同様に考えて、『頭を切り落とす』のだが、それではビッグ・ハンマーヘッド・ワームは死なない。
逆に増えてしまうのだ! まるで『プラナリア』だ。
そればかりか、フグに匹敵する猛毒を吐く。
気持ち悪さも加えて、トロにとっては天敵とも言える。
「ブルブルブルブル! 気持ち悪りゅい~~~(震)」
「「「「あはははははっ!!」」」」
「大丈夫ですよ師匠!
この辺には、奴等は湧きませんから!」
「・・・だよなあ? 絶対? ホントに大丈夫ぅ?」
「大丈夫ですって!」
「ぷぷっ! トロ、可愛い♡」
「「クスクスクスクス・・・(笑)」」
気持ち悪さと恐怖で震えるトロは、何かに怯える少女にしか見えない。
ずっと、ワイサの後ろに身を隠しながらガタガタ震えていた。
今のトロ見て、実は50過ぎのオッサンだとは誰が思うだろうか?
仲間の他には、今の少女の姿をしているトロが、本当は50過ぎのオッサンだとは誰1人として信じる者は居ないだろう。
「ごめんね? トロ・・・
まさか、こんなに怖がるとは思わなかったの(焦)」
「いや・・・(汗)」
「すみません・・・師匠」
「うむ いいんだ・・・気にするな」
「ごめんなさい・・・」
「申し訳ありません・・・」
「いいって! 気にするなよ!
今後、奴等とやり合う事もあるかも知れないから、本当なら克服したいものだが、こればっかりは生理的に・・・無理っ(汗)」
「「「「・・・(汗)」」」」
誰にでも、苦手なものがあるものだ。
ま、今は仲間達やロンデル達が居る。
いざとなれば、上手くやっつけてくれるだろう。
だがこの後、トロにとって、どうにもならない奴が現れたのだ!!
ピコン!
「おっ! 魔物?! いや、動物の反応があるぞ!」
「「「「動物?!」」」」
「ああ、だがまだエンカウントした事の無い奴だから、データに無い!
ただ、『猫型の動物』らしいのだが・・・猫型?!」
「「「「?!・・・」」」」
バタバタバタバタッ!!
「師匠!?「トロ?!「トロさん!「なに?!」
トロは、当然反応のあった方へ向かって走り出した!
そしてそこには・・・
「おおおおおおおおお~~~~~~!!」
「「「「?!・・・」」」」
「ごろろにゃあ~~~ん!」
「かっ・・・かわいい!! しかも、三毛猫?!」
「「「「ミケネコ?!」」」」
エンカウントしたのは、ビッグ・フォレスト・キャットだった!
しかも! 動物なので人を襲わない種類であり、その中での特に人に懐くと言われる『猫型の動物』だったのだ!
しかも! 地球の大型犬よりも、メインクーンよりもデカイ!!
しかもしかも! 三毛猫である!!
トロが愛してやまない、三毛猫である!!
しつこいようだが、トロは三毛猫と黒猫が大好きなのである!
トロが、ロンデルを愛しているのも、ま、そう言う訳である。
「おおお~~~チッチッチッチッチッ!
ミケちゃあ~~~ん! おいでおいでぇ~~~♡」
「みゃあ~~~ん?」
ゴロゴロゴロゴロ・・・
「おおっ! 腹を見せたぞ! おおおお~~~!」
「「「「・・・・・・(汗)」」」」
トロは、地べたにひっくり返って腹を見せる巨大三毛猫の腹と顎をナデナデする。
巨大三毛猫も、ゴロゴロと喉を鳴らして嬉しそうだ。
『いかん!・・・この子、欲しい!!』
そう思った。
そして気が付いたら、自分でも知らぬ間にビッグ・フォレスト・キャットをテイムしていた。
しかも、名前は工夫もなく『ミケ』である。
先程、適当に呼んだ名前が登録されてしまったようだった。
「あれ・・・???」
「し・・・師匠? まさか・・・」
「ねえトロ? もしかして、もしかしてだけど・・・」
「・・・そうですよね? これって・・・」
「うん! 間違いないですわぁ!」
「あはは・・・やっぱり?」
「「「「うんうん!」」」」
はい!
ビッグ・フォレスト・キャットをテイムしちゃいましたぁ━━━っ!!
しかも、名前は『ミケ』でぇ━━━っす!
しっかりと、『従魔』の欄に入ってま━━━っす!
■===========■
・⋯━☞STATUS☜━⋯・
■===========■
名前 トロ
性別 女
年齢 54
種族 人族
職業 種生成術師/賢者/テイマー
・⋯━━☆★☆━━⋯・
状態
【健康】
・⋯━━☆★☆━━⋯・
LV 546
HP 546
MP 646
STR 309
ATK 247
DEF 131
DEX 136
INT 464
MAT 58
SPD 70
LUK 116
EXP 9874453
・⋯━━☆★☆━━⋯・
習得魔法
【ヒールLv7】【ハイ・ヒールLv4】【種生成Lv8】【ファイヤー・ボールLv6】【ウォーター・ボールLv5】【エアー・カッターLv5】【アース・ニードルLv5】【アース・ウォールLv5】【テレポーテーションLv6】【全ステータス強化魔法Lv6】【全ステータス弱化魔法Lv6】【光魔法Lv6(ライト)(ライト・セイバー)】【状態異常回復魔法Lv5】【浄化魔法Lv7】【付与魔法Lv7】【変身Lv8】【誘導ファイヤー・ボールLv6】【超冷却Lv4】【スーパー・インパクトLv4】【パーフェクト・バリアLv5】【いただきます】【奴隷解除魔法Lv4】【掘削&整地魔法Lv6】【運搬魔法Lv5】【彫刻魔法Lv5】【土木整地魔法Lv6】
・⋯━━☆★☆━━⋯・
習得スキル
【ステータス】【鑑定Lv7】【異空間収納∞】【剣術Lv7】
【熱耐性Lv6】【冷耐性Lv5】【物理耐性Lv5】【魔法耐性Lv5】
【テイムLv6】【索敵Lv7】【恐怖耐性Lv6】【麻痺耐性Lv5】
【呪い耐性Lv5】【魅了耐性Lv6】【混乱耐性Lv5】
【隷属耐性Lv5】【石化耐性Lv5】【即死耐性Lv6】
【幻覚耐性Lv5】【洗脳耐性Lv5】【毒耐性Lv6】
【獲物自動解体Lv7】【限界突破Lv6】【茨の縛りLv5】
【御用だ!Lv6】【鋼の鎖の楔縛りLv6】【不意打ち回避Lv5】
【防音結界Lv5】【隠匿Lv5】【隠密Lv5】【錬金術Lv7】
【魔導インターネットLv6】【索敵Lv8】【眠りLv4】
・⋯━━☆★☆━━⋯・
称号
【召喚巻き込まれ異世界人】【賢者】【ロンデルの主人】
【色女】【ワイサの師匠】【賢者テイマー】
【パーティー名『トロと愉快な仲間達!』リーダー】
【ドラゴン・スレイヤー】【魔法土木工事作業主任者】
・⋯━━☆★☆━━⋯・
資格
【普通自動車】【原動機付自転車】【サファイア級冒険者】
・⋯━━☆★☆━━⋯・
従魔
●ロンデル
【ワイルド・フォレスト・キャット】
●ロプロプ
【ファイヤー・ナパーム・ワイバーン】
●ロキシー
【エルダー・ロック・ゴーレム】
●ミケ
【ビッグ・フォレスト・キャット】
■===========■
「やあ~~~ん! トロずる~~~い!
ずるういぃいぃいぃ~~~!」
「そんな事を言われたって・・・(困)」
だって、仕方ないじゃないか?
無意識な内にテイムしちゃったんだから。
とにかく、ミケのステータスを見てみた。
■===========■
・⋯━☞STATUS☜━⋯・
■===========■
名前 ミケ
性別 雌
年齢 31
種族 獣族 (ビッグ・フォレスト・キャット)
・⋯━━☆★☆━━⋯・
状態
【健康】
・⋯━━☆★☆━━⋯・
LV 388
HP 534
MP 613
STR 513
ATK 587
DEF 414
DEX 423
INT 412
MAT 408
SPD 470
LUK 98
EXP 4500730
・⋯━━☆★☆━━⋯・
習得魔法
【全ステータス強化魔法Lv5】【幻術魔法Lv5】【統率Lv3】
・⋯━━☆★☆━━⋯・
習得スキル
【威嚇Lv4】【ひっかきLv5】【噛み付きLv4】【体当たりLv3】
【猫パンチLv5】【猫キックLv5】【変化Lv2】
【言語識字理解Lv2】【索敵Lv2】【思念伝達Lv2】【隠密Lv5】
【ライドLv1】【暗視Lv5】【胴体感知Lv5】【ダッシュLv4】
【猫すり足Lv4】【魅了Lv4】【猫かぶりLv5】
・⋯━━☆★☆━━⋯・
称号
【賢者トロの従魔】【キマイラ・スレイヤー】
・⋯━━☆★☆━━⋯・
■===========■
流石に、凄かった!
見た目は愛くるしいニャンコなのに、やはりワイルドだねえ。
しかし、キャットと名が付くだけあって、ロンデルに似たステータスだ。
『スキル』に、【ライドLv1】ってあるが、なんだろう?
『称号』に、【キマイラ・スレイヤー】ってのがあるが、もしかして、あのキマイラを倒したのか?!
TSUEEEEEEEE~~~!!
トロ達はまだ、キマイラと戦った事はないが、とにかく頭と胴体と尻尾からの連続的な攻撃がヤバいと聞いた事がある。
ヤギの胴体にライオンの頭があり蛇の尻尾という不気味な姿をしており、素早く蛇の毒攻撃で弱らせ、ヤギの蹴りでダメージを与え、ライオンの噛みつきでとどめを刺すという、たった1体で連携の取れた連続攻撃で、標的にされた者は手足も出せずに命を奪われるという厄介な魔物である。
そんなキマイラを倒した?!
どれだけ強いんだミケちゃんよお!!
もう1つ気になるのが、『ライド』である。
おそらくは『ライディング』の意味だとは思われるので、もしかしたら背中に乗せてくれるのかも知れない。
もしそれができたなら、移動がとても楽だし便利だ。
でも、今のミケのサイズでは、仲間が全員乗るのは無理かも?
【変化スキル】を持っているので、『巨大化』ができるのなら乗れるかも知れない。
それを考えると、ワクワクしてきた。
一応ロンデル達と同様に、【言語識字理解スキル】と、【思念伝達スキル】を持っている。
まだレベルは2だから、ミケの話す言葉にはたどたどしさがあるが、意思疎通ができない訳ではない。
ミケには、今後が楽しみだ!
モフモフ発見!
そしてテイム!!
ビッグ・フォレスト・キャットのミケが新しく仲間入りだ!




