第19話 「とある屋敷での出来事」
••✼••トスター伯爵邸謁見の間••✼••
「ご主人様 トロ様御一行をお連れしました」
「ご苦労 下がってよいぞ」
「はい では・・・」
「・・・」
さてさて、ここはどうするのが正解なんだ?
跪くのが良いのか?
腰を90°に曲げて、お辞儀をすればいいのか?
それとも、カーテシーをすればいいのか?
まったく分からん!!
しかし、無駄に広い空間だな。
だだっ広い空間に、ポツンとトスター伯爵が御立派な椅子に座っている。
俺達を見る目や物腰からして、平民を見下し傲慢で金に汚いクズな奴とは思えない。
見たところ平静を装ってはいるが、鑑定の結果、状態には、【健康】の他に、【怯え】と、【警戒】が表示されていた。
なるほど・・・
俺達にビビってるのか。
だったら俺達も、貴族の存在しない国から来たという設定を崩さずに、いつも通りに振る舞う方が吉かも知れない。
だが、取り敢えずは、礼儀を弁えている風を装っておこうか。
「ええーと・・・俺はトロで、コッチの黒髪黒目の東方肌がロンデル、そしてコッチの赤髪茶目の南方肌がロプロプです」
「うむ 確かに可憐だ」
「は? どうかされましたか?」
「うむうむ 貴族を前にして気を使わなくても良い
私から呼び寄せたのだから 普段通りにしてくれたまえ」
ああ、そうですか。
では、遠慮なくなく!
「はあ・・・そうですか では!
俺は、貴族などの身分制度の無い国から来ましたので、貴族へ対しての礼儀というものを知りません
なので、そう言って頂けると助かります」
「ふむ なるほど・・・
聞いた通りの娘だな はっはっは」
「・・・」
はぁ・・・何はともあれ、やれやれだな。
下手に礼儀を重んじてボロでも出た時に、俺なんかよりもロンデルとロプロプがどう出るかが心配たった。
これならまあ、良しとしようか。
だがしかし、俺は少々の事なら我慢するが、もしもロンデルやロプロプに危害を加えようものなら、俺は全力で対抗させてもらう。
正直俺は、この世界の人間ではないので、この世界がどうなろうとも知ったこっちゃない。
成り行きで必要ならば、魔王にだってなってやる。
ただ、降りかかる火の粉は払うまでだ。
「では、俺を呼び出した訳を聞かせて貰えますか?」
「ふむ 案外、せっかちなんだな?」
「・・・」
なんなんだコイツ?
呼び寄せたんだから、それなりに理由があるんだろ?
だったら、さっさと言え!ってなもんだ。
貴族だからって、偉そうにするなよ。
用があるなら、自分から来いってんだ。
そう思って、カチン!と来たからか、トロの感情がロンデルとロプロプに伝わり、敵意を剥き出しにした!
「「グルルルルルル・・・」」
「んっ?!」
「・・・」
俺は、あえてロンデルとロプロプを制さなかった。
これは、もしも俺達に危害を加えようものなら、何時でも食って掛かるぞ!という意思表示だ。
そんな俺の意思が、トスター伯爵にも伝わったのか・・・
「ふっ まあ、そんなに警戒しないでくれ
私は其方らに、何もする気は無い
ただ、頼みがあってな・・・」
「!・・・頼み・・・ですか?」
また、面倒な事を押し付けられたりはしないだろうか?
しかし、怯えと警戒しているのに、まだ平静を装っていられるとは、流石は腐っても貴族ってことか。
まさか貴族だからと、あのエッセン男爵の様に、俺を無理やり嫁にするなどと言わないだろうな?
また、そんな気持ちが、ロンデルとロプロプに伝わったのか・・・
「貴様! 我がご主人様を娶るなどと、ふざけた事を言うつもりではあるまいな?」
「む?」
「もし! アロマの雌の愚弟のように、ご主人様を困らせるような事をするつもりなら食ってやるぞ!」
「いやいや、待ちたまえ!
私は、確かにトロ嬢を気に入っている
だが、彼の者のように、トロ嬢を無理やり取り込むような卑賎なことはしない
どうか安心して、怒りを沈めてくれないかね?」
「ロンデル! ロプロプ!」
「「は! ご主人様!!」」
「ふっ・・・助かる」
「・・・」
俺はここで初めて、ロンデルとロプロプを制した。
どうやらトスター伯爵は、本気でロンデルとロプロプを軽んじては無いようだ。
それと、俺を気に入っているとハッキリと言った。
もしかしたら、俺を取り込みたいという気持ちがあるのは本当のようだな。
どんなに優遇されても、どんなに大事にされても、野郎の嫁になるつもりは無いがな。
「それより、俺に頼みとは?」
「ああ、では本題に入ろう
実はこのトスター領内には、トスター・ダンジョンと呼ばれる、この大陸一のダンジョンがある
そのダンジョンの20階層の大空間に、エルダー・ロック・ゴーレムが出没するようになったのだが、そのゴーレムのために、更に深い階層へ行けなくなってしまったのだ」
「トスター・ダンジョン・・・」
「ゴーレムか・・・相性の悪い」
「むぬぬ・・・」
トロは、ロンデルとロプロプの反応に驚いた。
まさか、ロンデルとロプロプがゴーレムが苦手とは。
そうなのだ。
ゴーレムは、ロンデルとロプロプにとっては、とても相性の悪い相手だ。
ロンデルの爪や牙は効かないし、ロプロプの爪も炎も効かない。
しかも、ゴーレムは胸の中にある核になる「魔石」を破壊しないかぎり、または、魔石の魔力がある限り、何度でも再生するのだ。
ただのゴーレムなら、ロンデルとロプロプにでも倒せる。
だが、エルダー・ロック・ゴーレムは規格外だ。
ロンデルとロプロプは、難しい表情をしていた。
そんなロンデルとロプロプを見てトロは、これは厳しいかも?と察した。
だが、トロにはある程度のラノベの知識がある。
ゴーレム相手には、テンプレな対処法があるのだ。
それは、「疲労破壊」によるものだ。
どんな強固な金属や鉱物でも、高温と低温を繰り返す事によって、脆く崩れやすくなるのだ。
「うん! 俺達なら、なんとかなるでしょう!」
「それは真か?!」
「はい 3日!」
「?!・・・3日?」
「ええ、3日あれば、そのゴーレムを倒す準備が整うでしよう!」
「ほほお! それは頼もしい!!
では、其方達に、トスター・ダンジョン20階層に居ると言われる、『エルダー・ロック・ゴーレム』の討伐を依頼したい!」
「任せてください!」
こうしてトロ達は、トスター・ダンジョンの、エルダー・ロック・ゴーレムを討伐するための準備を行う事になった。
場所は、何処でも良かったので、トスター伯爵の屋敷の一部屋を借りることになった。
••✼••トスター伯爵邸の一室••✼••
「ふむ なかなかの部屋ですな!」
「落ち着かない・・・」
「あはは! まあ、いいじゃん!
とにかく必要な物を作るから、お前達は適当に時間を潰しててくれ!」
「「・・・・・・」」
「ん? とうした?」
「適当に時間を潰せと言われても・・・」
「そうですな・・・」
「そうか・・・確かに、ここには何も無いよな」
ここはトスター伯爵家の一室。
特別な用がなければ、部屋から出る事もできない。
必要な物があれば、執事に言えば良いとは言われたが、俺には「種生成」魔法があるので、何でも作れるはず。
とは言え、ここから出られないのは難儀だ。
でもまあ、3日間だけ我慢すれば、また自由になれる。
きっと、ゴーレム対策も俺の作戦で対応できるはず。
用意するものは、長くても1日で十分。
後の2日は、ドーン!と睡眠をとろう!
ここんとこ、毎晩のように、ロンデルとロプロプに食われていたから、まともに眠った事がなかった。
今夜は、久しぶりに、ゆっくり休めるぞ。
新しく作ったモノは・・・
【鋼の鎖の楔縛りのスキルを覚える豆の種】
鋼の鎖で相手を縛り上げ、楔で大地や壁に縫い付ける。
【超冷却のスキルを覚える豆の種】
水属性系の魔法で、-150度で超冷却する。
【スーパー・インパクトのスキルを覚える豆の種】
土属性系の魔法で硬い岩石を生み出し、重力系の魔法で対象に高速でぶつける。
「こんなものかな・・・」
「もう、いいんですか?」
「そうだな・・・あとは、育てて煮て食べるだけだ」
「じゃあ、早くしてください!」
「はやく! はやく!」
「あん? 何をそんなに急ぐんだ?
あ! まさかお前達、また俺を食うつもりか?!」
「当たり前です!「勿論ですぞ!」
「ばかぁ!! たまには休ませろ!!
お前達は、俺を食う事しか考えてないのか!!」
「当たり前じゃないですか!!」
「当然でしょう!!」
「んばっ?! なんなんだよ、まったく・・・
どうあっても、俺を食うつもりかよ(困)
まてまて! 先ずはコレを育てて食べてからだ!」
「「・・・・・・」」
しかし、素直すぎるのもタチが悪いな・・・(汗)
そう言うと、ロンデルとロプロプは大人しく待っていた。
こうしていると、素直で可愛らしいのだが・・・
俺は、それぞれの豆をプランターで育て、収穫すると20粒ずつ浄化して塩ゆでにして食べた。
今後必ず必要になると思われるスキル、【隠匿】も追加。
それにより、トロのステータスには・・・
■===========■
・⋯━☞STATUS☜━⋯・
■===========■
名前 トロ
性別 女
年齢 54
種族 人族
職業 種生成術師/賢者
・⋯━━☆★☆━━⋯・
状態
【健康】
・⋯━━☆★☆━━⋯・
LV 308
HP 488
MP 403
STR 320
ATK 322
DEF 316
DEX 311
INT 357
MAT 357
SPD 312
LUK 312
EXP 2646285
・⋯━━☆★☆━━⋯・
習得魔法
【ヒールLv4】【ハイ・ヒールLv1】【種生成Lv5】【ファイヤー・ボールLv5】【ウォーター・ボールLv4】【エアー・カッターLv4】【アース・ニードルLv4】【アース・ウォールLv4】【テレポーテーションLv3】【全ステータス強化魔法Lv3】【全ステータス弱化魔法Lv3】【光魔法Lv5(ライト)(ライト・セイバー)】【状態異常回復魔法Lv4】【浄化魔法Lv6】【付与魔法Lv5】【変身Lv6】【誘導ファイヤー・ボールLv5】【超冷却Lv4】【スーパー・インパクトLv4】
・⋯━━☆★☆━━⋯・
習得スキル
【ステータス】【鑑定Lv4】【異空間収納∞】【剣術Lv4】【熱耐性Lv6】【冷耐性Lv5】【物理耐性Lv5】【魔法耐性Lv5】【テイムLv4】【索敵Lv5】【恐怖耐性Lv4】【麻痺耐性Lv3】【呪い耐性Lv3】【魅了耐性Lv4】【混乱耐性Lv3】【隷属耐性Lv3】【石化耐性Lv3】【即死耐性Lv3】【幻覚耐性Lv3】【洗脳耐性Lv3】【毒耐性Lv3】【獲物自動解体Lv6】【限界突破Lv3】【茨の縛りLv1】【御用だ!Lv1】【鋼の鎖の楔縛りLv4】【隠匿Lv4】
・⋯━━☆★☆━━⋯・
称号
【召喚巻き込まれ異世界人】【賢者】【ロンデルの主人】【色女】【ワイサの師匠】
・⋯━━☆★☆━━⋯・
資格
【普通自動車】【原動機付自転車】
・⋯━━☆★☆━━⋯・
従魔
●ロンデル
【ワイルド・フォレスト・キャット】
●ロプロプ
【ファイヤー・ナパーム・ワイバーン】
■===========■
【鋼の鎖の楔縛りLv4】
【超冷却Lv4】
【スーパー・インパクトLv4】
が、追加された。
「うむ! 問題なさそうだな!」
「もういいですか?! もういいですか?!」
「さあ! ご主人様!! いざ!!」
「待て待てぇ!! 一応言っておくぞ!!
これから行う行為は、好きでするんじゃないぞ!
あくまでも、レベルアップのためなんだからな!!」
「「んふふふふふふ・・・」」
「な、なんだよその目は?」
「「いただきま━━━すっ!!」」
「おわっ! ちょっと待て! 心の準備がぁ!!」
「はいはい! 脱いで脱いで!」
ポンポンポンポーン!
トロは、あっという間にロンデルとロプロプに丸裸にされてしまった!
「だ、だからちょっと待てって!!
先ずは、十分に睡眠をとってだなぁ・・・(汗)」
「そんなもの必要ありません!」
「ですな! 必要ありませんな!」
「いやいやいや! お前達は魔獣だからバカみたいにスタミナがあるだろうが、俺は身体は人間のか弱い女の子だぞ!
しかも頭の中は54歳のオッサンだぞ!!
少しは、労わってくれぇ!!
それにここは、他所の人ん家だぞ!」
「知ったこっちゃありません!!」
「問答無用━━━!!」
ポンポン!!
ロンデルとロプロプは、人間の男に変身した!
そして、トロに迫る!!
既に、ロンデルとロプロプの下半身の分身は、ギンギンに熅り立っていた!
「ぎゃああああ━━━━━━!!
壊れちゃうぅうぅうぅ~~~!
頼むから優しくしてぇ━━━━━!!」
トロは、ロンデルとロプロプに、2日間も休み無しの、ぶっ通しで食われ続けましたとさ。
・⋯━☞2日目の昼☜━⋯・
「ゔゔゔゔゔゔ~~~(汗)」
「うむ 流石に少し疲れましたね」
「はっ! この程度で情けないですなロンデル殿!
私は、もう1日は行けますぞ!」
「私だって!・・・ん?」
「ゔゔゔゔゔゔ~~~・・・
夜になっても、朝になっても、
また夜になっても、また朝になっても・・・
何度も何度も、俺をハメ殺しする気かよお前達・・・
犯られているき、ほとんど記憶が無いな・・・」
「ご主人様! はやくステータスを確認してください!」
「ふぇえぇえぇ~~~ん!
ちょっと待ってくれよぉ~~~ん(汗)
せめて余韻が引くまで待ってくれってえ!」
「「はやくはやく!!」」
「チッ! あああ━━━もおっ!!
まったく、せっかちなケダモノ共め!」
「「せっかちなケダモノですがなにか?」」
「もういいってえ! わかったから・・・
あ~~~も~~~ステータス!」
フォン!
■===========■
・⋯━☞STATUS☜━⋯・
■===========■
名前 トロ
性別 女
年齢 54
種族 人族
職業 種生成術師/賢者
・⋯━━☆★☆━━⋯・
状態
【健康】
・⋯━━☆★☆━━⋯・
LV 324
HP 124/324
MP 424
STR 20
ATK 30
DEF 30
DEX 54
INT 96
MAT 36
SPD 54
LUK 90
EXP 2973195
・⋯━━☆★☆━━⋯・
習得魔法
【ヒールLv5】【ハイ・ヒールLv2】【種生成Lv6】【ファイヤー・ボールLv5】【ウォーター・ボールLv4】【エアー・カッターLv4】【アース・ニードルLv4】【アース・ウォールLv4】【テレポーテーションLv4】【全ステータス強化魔法Lv4】【全ステータス弱化魔法Lv4】【光魔法Lv5(ライト)(ライト・セイバー)】【状態異常回復魔法Lv4】【浄化魔法Lv6】【付与魔法Lv5】【変身Lv6】【誘導ファイヤー・ボールLv5】【超冷却Lv4】【スーパー・インパクトLv4】
・⋯━━☆★☆━━⋯・
習得スキル
【ステータス】【鑑定Lv5】【異空間収納∞】【剣術Lv5】【熱耐性Lv6】【冷耐性Lv5】【物理耐性Lv5】【魔法耐性Lv5】【テイムLv5】【索敵Lv6】【恐怖耐性Lv5】【麻痺耐性Lv4】【呪い耐性Lv4】【魅了耐性Lv5】【混乱耐性Lv4】【隷属耐性Lv4】【石化耐性Lv4】【即死耐性Lv5】【幻覚耐性Lv4】【洗脳耐性Lv4】【毒耐性Lv5】【獲物自動解体Lv6】【限界突破Lv3】【茨の縛りLv2】【御用だ!Lv2】【鋼の鎖の楔縛りLv4】【隠匿Lv4】
・⋯━━☆★☆━━⋯・
称号
【召喚巻き込まれ異世界人】【賢者】【ロンデルの主人】【色女】【ワイサの師匠】
・⋯━━☆★☆━━⋯・
資格
【普通自動車】【原動機付自転車】
・⋯━━☆★☆━━⋯・
従魔
●ロンデル
【ワイルド・フォレスト・キャット】
●ロプロプ
【ファイヤー・ナパーム・ワイバーン】
■===========■
■===========■
・⋯━☞STATUS☜━⋯・
■===========■
名前 ロンデル
性別 雌
年齢 18
種族 獣族
・⋯━━☆★☆━━⋯・
状態
【健康】
・⋯━━☆★☆━━⋯・
LV 398
HP 398
MP 498
STR 403
ATK 403
DEF 403
DEX 403
INT 403
MAT 403
SPD 403
LUK 99
EXP 4772006
・⋯━━☆★☆━━⋯・
習得魔法
【全ステータス強化魔法Lv4】
・⋯━━☆★☆━━⋯・
習得スキル
【威嚇Lv5】【ひっかきLv8】【噛み付きLv6】【体当たりLv5】【猫パンチLv5】【猫キックLv5】【変化Lv6】【茨の縛りLv5】【御用だ!Lv5】【地図Lv5】【言語識字理解Lv5】【索敵Lv4】【思念伝達Lv4】
・⋯━━☆★☆━━⋯・
称号
【賢者トロの従魔】
・⋯━━☆★☆━━⋯・
■===========■
■===========■
・⋯━☞STATUS☜━⋯・
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名前 ロプロプ
性別 雌
年齢 38
種族 獣族
・⋯━━☆★☆━━⋯・
状態
【健康】
・⋯━━☆★☆━━⋯・
LV 401
HP 401
MP 501
STR 406
ATK 406
DEF 406
DEX 406
INT 406
MAT 406
SPD 406
LUK 100
EXP 4855143
・⋯━━☆★☆━━⋯・
習得魔法
【ファイヤー・ナパームLv3】
・⋯━━☆★☆━━⋯・
習得スキル
【威圧Lv5】【ひっかきLv8】【鷲掴みLv5】【羽ばたきLv4】【噛みちぎりLv5】【変化Lv6】【茨の縛りLv5】【御用だ!Lv5】【地図Lv4】【言語識字理解Lv5】【索敵Lv4】【思念伝達Lv4】
・⋯━━☆★☆━━⋯・
称号
【賢者トロの従魔】【アクアマリン級冒険者】
・⋯━━☆★☆━━⋯・
■===========■
めちゃくちゃレベルが上がっていた!
いきなり16も!!
他に、【即死耐性】が2も上がったのは、「過負荷の原則」なのだろうか?
なんだかもう、俺達狩りをするよりも、交尾でだけでレベ上げしてない?
それより、HPが半分以上減ってた!!
それくらい、身体に負担があるって事ぉ?!
ヤバくね???
もしかして、交尾という行為は、それくらい危険な行為だとか?!
あと思い当たるのは、急激なレベルアップは、身体に負担がかかるとかって、異世界系漫画でも描かれていたっけな!
いやいや、連続的に2日間だったから、急激とは言えないのか?
だとしたらやっぱり、交尾という行為自体が、ヤバい行為なんだ!
ってか、訳が分からない事考えてる俺?!
まるで魂を抜かれた廃人みたいで、思考が定まらない(汗)
「ほらぁ! 俺のHPが半分以上も減っているじゃないかあ━━━!!
お前達、ちょっとハリキリ過ぎじゃね???
マジで俺の身体が持たねえってばっっっ!!」
「そうは言っても、交尾は一度始まってしまうと、自分の意思とは裏腹に、種族繁栄の為の本能的な性的美的苦痛的な・・・」
「ああ━━━もお! うるさい! うるさあい!
何言ってるか、わかんない!!
わざと難しい言葉を使って俺を惑わせるな!!
なんでもいいけど、特に下半身の関節がバラバラになったみたいに、力が入んねぇんだよ!
とにかくそれを、なんとかしてくれ!!」
「では、第2ラウンド始めますか?」
「それは良いですなっ!!」
「ちがぁ━━━━━━うっ!!!」
コイツら、化け物だ!!
ってか、ハナっから無茶だったんだ。
だって、相手は人間なんかよりも遥かに頑丈で屈強な魔獣だし!
コッチは脆弱な生身の人間なのに、相手は人間に変身しているとは言え魔獣で2人だし!
男の場合、そんなに行為は良いもなのか?
疲れというものを知らないのか?
だからと言って、男としてコイツらを相手にする気なんてさらさらないし。
初めての行為が女だったからか、もう女じゃないと行為なんてする気にもなれにいし。
そもそも、人間の男となった俺がコイツらのように、際限なく行為を続ける自信もない。
だとしたら俺は、男としての行為でレベルアップなんて望めそうにもない。
男としての「筆卸し」は、もう望めない?
いや、もう考えられないな。
やっぱ、男はなしだな・・・
2時間後、ようやく少し動けるようになった。
ハイ・ヒールもレベル2になっていたので、体力も回復できた。
なんとかなりそうだな。
と思ったら、突然強烈な便意に襲われ、慌ててトイレに駆け込んだ。
何をやってんだ俺・・・
・⋯━☞そして翌朝☜━⋯・
••✼••謁見の間••✼••
「では、行ってきます!」
「うむ では、頼んだよ」
「任せてください!」
こうしてトロ達は、エルダー・ロック・ゴーレム討伐に向かったのだった。
必要なモノも用意でき、レベルアップもできて、準備は万端?
ちょいと、行為の余韻のせいで、まだ身体がフワフワするが、なんとかなりそうなトロ。
そして、頬をピッカピカにして、超元気そうなロンデルとロプロプ。
魔獣の生命力?性命力?には敵わないと思ったトロだった。




