宇宙文明レベル5以上?
ちなみにであるが、女王のシルフィーヌの宇宙文明レベルであるが、ぱっと見ではあるが、レベルで5以上あるのは確実であった。
マルチバース級という事だけあって、レベルもそれ相当だというのも納得である。ちなみにであるが、地球でも超銀河団のキャル達がいるおかげで地球の宇宙文明レベルは3相当となっている。
「それでだ、何でこうなったのか整理したいと思うのだが」
「いいわね、整理しましょう。何でマルチバースのような世界観が広がったか、私も知りたいね」
ハンビーが帰りの際に話しの論点を説明すると、何故宇宙の女王が発生したのか知りたい様子であった。次元としては、宇宙艦隊とか、銀河系とか、そんな水準をとっくに超えているかと思われた。
「地球と銀河系の融和から、まさか多元型の宇宙にまで広がるとは。世の中は一体どうなっているのかしら」
帰りの船の中で、ハンビーがぼやいていると、キャルはこれは必然的な宇宙のイベントなのかしらと呟くのである。
「女王シルフィーヌ、わかっているかと思いますが、あの場面にいた方々は、地球人ではなく、銀河系の奴らです」
「ザリエフ、わかっている。どうやらこの世界は複雑な線で繋がっているようね」
シルフィーヌはすました顔で、ザリエフが送った映像を見ると、銀河系の下調べをするのであった。
「どうやら地球にもうすぐ帰りつつあるようね。使者の方も大変お疲れでしょう。女王の星に比べたら、まだまだしょぼい地域かもしれないけれど、これでも銀河系との連携による発展を遂げた惑星なのよ」
自立したかと思われた惑星の地球圏であったが、多元型の宇宙が出てきた事により、乗り遅れたかと思ったキャルであるが、超銀河でも知らない世界の登場により、これから不穏な空気が流れようとした。
「ええー、本当にマルチバース級の人材が登場したのですか?」
地球に戻ると、てんやわんやの騒ぎとなったようである。それも当然であった、キャルでさえ知らない世界があると知って、地球人が不安になら無いという方がどうかしているはずである。
「相手の宇宙文明レベルは測定不可よ。もしかすると、本当にレベル5以上はあるのじゃ無いかと思うけれど、そうなると、圧倒的な力を保持していることになるわね」
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