第54話 疑念
年内最後の投稿です!
今年は応援ありがとうございました!
来年も引き続き投稿していきますので、よろしくお願いいたします。
瑤迦は飛龍と二人になったところで、気になっていたことを尋ねてみた。
「飛龍、私が転生したこと、知っていたのは何人だ?」
その質問に飛龍は不審がって聞き返した。
「……どういうことだ?」
「私はやられてからのことがわからない。でも、信ちゃんは私が転生してたことを知らなかった感じだった。天帝が自分の近衛にまで隠していた思わなかった」
「そうだ。知っていたのは、天帝、皇后、特魔、俺たちだけだ。他の者には言わないように天帝からも念を押された」
飛龍の答えに、瑤迦は諦めたようなため息をこぼした。飛龍は探るように聞いてみた。
「瑤?何かあるのか」
「天帝が、迅と雷に不審人物の洗い出しを頼んでいたな」
「ああ、それは前の戦の時と同じ理由だ。天人の何人かが我龍山に連れて行かれた…というか、自分の意思で行ってるんだろうが。兵力にされるだけなんだがな。その手引きをしてる奴がいるだろうから探せと以前から天帝は言ってたが」
その答えに瑤迦は納得しなかったのか、さらに尋ねた。
「それだけか?」
心当たりがないらしい飛龍はてんで分からないといった様子だった。
「どう言うことだ?」
飛龍の質問に瑤迦はクスッと笑って質問で聞き返した。
「人界で、私が襲われたのは何故だろうな?」
年内最後の投稿が不穏な回になってしまいました笑
そして、来年は辰年!(計算していたわけではないので、今日改めて驚きました笑)
まっすぐで、プライドの高い龍たちを来年もよろしくお願いいたします!
良いお年を!
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