表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
龍使い  作者: 瀬戸 玉華
32/59

第32話 暴走

「うまくいくでしょうか…」流迦が心配そうに呟いた。「今更言っても仕方ねぇ。天帝を信じるしかないな。これしか方法がねぇのも確かだろ」炎迦は気丈に振る舞っているように流迦には見えたが、声も手も僅かに震えていた。そうですね…と言って少し俯いた流迦を見て炎迦は明るく笑って言った。「そんな心配すんなって!あの人に任せてたら大丈夫だよ!なっ?」流迦は炎迦の顔を見ると安心したように少しだけ微笑んだ。二人の緊張が少しほぐれた瞬間、天門内の空間が歪んだのを感じて、二人は弾かれたように天門を睨みつけた。「炎、何か…」「ああ、来るぞ!」炎迦がそう言った瞬間、天門から熱風が吹きつけた。二人はすんでのところで結界を張ったため熱風を受けることはなかったが、何かが燃える音に後ろを振り返ると、鳳凰山麓の木が燃えていた。しかも、火が回るのが早い。「流…!マズイぞ!消せるか?」「当然です!」そう言って流迦は空に向かって手を上げた。「雨を降らせます」その言葉通り、一気に黒雲が立ち込め、一帯が夕暮れのように暗くなった。そして、次の瞬間、滝のような雨が降り出した。しばらくすると、火の勢いは弱まったが、完全には鎮火できそうにはなかった。「マズイな…流、これじゃ完全には消せねぇぞ」「少し離れます」「おい!どこいくんだ!」「火よりも高いところに」「危ねぇだろ」「大丈夫です」流迦はにっこり笑って火の中へ走っていった。

なんと!外ではこんなに大変なことになっていたのですね!

二人はこの暴走を抑えることができるのか?


感想、評価いただけるととっても嬉しいです!処女作なもので様子が掴めていないもので…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ