表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
龍使い  作者: 瀬戸 玉華
26/62

第26話 青白い顔

「まぁ、そんな感じでとにかく大変でな。飛龍に天帝呼びに行かせたんだ」と、あんまり大変じゃなさそうに迅迦が言った。

「天帝も鈴様も血相変えていらして」と言う流迦に「あー、そうだったな」と迅迦が続けた。


バン!と勢いよく扉が開かれた。「瑤!」剣を振う時でさえ、余裕たっぷりでいつも優雅に穏やかにゆったりと歩いているところしか見たことのない男の息を切らしてかけてきた姿に緊迫感はより一層濃くなった。「何があった!」

「わからねぇ!飛龍が俺に瑤がやられたって伝えてきて…」

天帝は弾かれたように飛龍に目を向けた。「飛龍!お前たちがついていながらなぜこうなった!」

飛龍は何も聞こえていないないのか返答はなかった。それどころか、目にも何も映っていないかのように座り込んでピクリとも動かなかった。

「天帝!瑤が…血が…血が止まらないよ!」雷迦の泣きそうな叫びに天帝はハッとし、青ざめた顔の瑤迦に目をやった。

「お前たち、よくやった。変われ」その声に額に汗を滲ませた流迦が尋ねた。「ですが、お一人で?」「朕は天帝ぞ。大丈夫だ」

特魔たちはわかりましたとそれぞれ渋々瑤迦から離れて天帝に場所を譲った。全員肩で息をし、全身汗でぐっしょりだった。ちょうどその時、再び扉が開かれ今度は女性の声が響いた。「天帝!瑤迦は!」

瑤迦が転生する前の出来事。

何が起こったのか?

明らかになります!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ