やっぱり、負け犬は可愛い!
その声に反応して後ろを振り返ると、負け犬がいました。
「どうかしたの、負け犬?。」
「ああ、まあその呼び名を変えさせるのはもう諦めよう…。
じゃなくて!、美魔さん貴方に大事な話があります!。」
私に話?、一体何だろう。疑問と少しの期待が胸に浮かびます。
「僕は、芽猫 美魔が好きです。付き合ってください!。」
驚きと歓喜が心の中で渦巻く中、そして、
「まだ駄目です!。」
拒否の言葉を伝えました。
「えっ!。」
驚く彼を見ながら、私の心の内を伝えます。
「私が貴方に付けているあだ名は分かりますよね。」
そう負け犬です。
「そんなあだ名を持たれるような男と付き合う程、落ちぶれたつもりはありません。」
だから、
「テストで私に勝って、負け犬を脱却したその時に、また返事をお返しします。」
「それまで、おあずけです。良いですか?。」
「はい!。」
そんな声が赤く染まった空に響きました。
その3ヶ月後、真池田 良狗は無事に負け犬の呼び名を捨てる事に成功しました。
おしまい
お読みいただきありがとうございました!。
ぶっちゃけ、1話と最後をやりたかっただけなので中身スカスカでしたね。