雌猫は告白されたい
学校の放課後。
今日は新しい友達が出来ました。
結局あの人のあだ名は一匹狼に決定です。まあ、私が友達になったので一匹では無くなったわけだけどね!。
そんな事を考えながら校門まで歩いていると、前に白鳥先輩が歩いているのが見えました。
男の人と手を繋いで。
もしかしてそういう人なんですかね?。
とりあえず話しかけてみましょうか。
「こんにちは、白鳥先輩。突然ですが、そちらの方はどなたか教えてもらってよろしいでしょうか?。」
「んっああ、美魔さんでしたか、そうですね、この方は黒居さんといって私の彼氏です。」
「三年の黒居 氷馬です。どうぞよろしく。えっと貴方は美魔さんでいいんでしょうか?。」
やっぱり彼氏さんでしたか、そんな感じはしてましたけど。
あだ名は黒豹と黒馬どっちがいいですかね?。
「はい!。芽猫 美魔です。二年で一応貴方の後輩にあたりますね。それでいつ頃付き合ってたんですか?。」
「そうねぇ、大体貴方と同じ二年の半ばくらいかしらね。」
「そうですか…。それではお手数おかけしました。お先に失礼いたします。」
私と同じくらいね。私もそろそろ、誰か相手ができるといいな。
そんな事を考えながら歩いていると、
「少しいいかな、美魔さん?。」
後ろから声をかけられました。