LPGTQといじめ
金閣寺をもやしてしまうほど混乱している。
私はLGPTQかもしれない事で。
女といわれている人達といると楽だ。しかし女といわれている姿の人達が女だとは限らない。私はバカなので調べてみたらタイでは性別が十八あるらしい、よんでみたがややこしくて
よくわからなかった。因みに私は性欲がほぼない。するとさらにややこしくなる。男女関係なくキスされたりする。余計に混乱する。初めてのキスは物心ついた時叔母に突然された。小学生になると男子に突然された。小学生になると毎日登校の時女の子が何人か迎えに来て登校、校門で女の子達に囲まれて教室に行き女の子に囲まれて会話していた。違和感は無かった。
私は転校した。
環境は激変した。男の子達から先生まで全員にいじめをうけた。何故かはわからない。いじめにあっているとクラス全体がまとまり女の子にも無視された。何時も一人でいた。
中学生になった。三つの小学校が一つの中学になるマンモス中学で二千人ほどいた。
私の母方は北海道出身らしくはっきりはしないがロシア系アイヌが先祖かもしれないと祖父や祖母が言っていた。だからなのか私の
肌は北欧の人のように青白く透き通るような色をしていて眼の色素も薄く髪の色も黒ではない。体格も中学生にしては大きく大人と変わらないくらいの身長で入学した。 その中学には毎月沢山の外国からの転校生も入ってきていて私へのいじめは自然に減った。理由はわからない。
中学に入り皆んな恋愛やセックスに興味津々。何人かのおませな女の子がセックスをしたとか何人としたとか話題は異性に
セックスの話題でもちきりに。
そんな中私に突然セックスししようよと言う女の子が。綺麗顔をした手足の長い大人っぽい子が。私には性欲がほぼない。男の子、女の子の姿だがまだ?
皆んな自分が何者かわかっている感じはしない、性欲と好奇心で行動している。特に性別は曖昧な感じがする。自分は特に曖昧で男か女か中性か性別すらない気がする。子供だからと思い中学生まできてしまいはっきりさせないといけない焦りが。そこにセックスしようと言う女の子が現れる。好奇心はある。しかも綺麗な女の子、しかし心がおどらない、この子が好きじゃないからかな?少し考えると言って考えたらめんどくさくなり止めておくと伝えた。
皆んながそんなに興味のあるセックスについて調べてみた。とりあえずAVを見てみた。グロいグロテスクである。気持ち悪くなる。穴がグロいそこに何故かわからないがちんこを入
れたり出したり。女はカエルのようなカッコで股をひらく、違和感がある。私だけがおかしいのか?。
相変わらず女の子達と一緒に何時もいる。すると女な子達が私のちんこがデカイという。みたいみたいという。何故みたいのかが理解できない。しかし皆んなうるさいのでみせた。ビール瓶みたい、馬みたい。こんなの入らないよ。と女の子達が騒ぎあっという間に校内に広がる。男達も次々と見に来て大騒ぎになる。するとまた男達から何故かいじめにあうようになる。
ちんこに過剰に反応する事に何故か解らず男心も女心も理解できなかった。
私は他人を好きになった事がない。女友達らしき人達は沢山いるが男からは物心ついた時には無視されていたのでほぼ男と会話した事がない。見た目も中性的で街で男からはナンパされるような場面によくあう。
思春期真っ只中混乱して調べてみた。LGPTQのトランスジェンダーの中にXジェンダーというのがあり中性、無性の人達を呼ぶと書いてありこれなのかな?と不安になる。
そんな時同級生の家でパーティーがひらかれた男女百人くらい集まり酒を呑みながら音楽をかけて踊り騒ぐ、酔った勢いでキスしたり裸になり乱行パーティーになり目の前でセックスが行われた。Xジェンダーなのか?と悩んでいた私の前で次々と乱行パーティーは激しくなり皆んな次々とセックスしていた。私はいい機会だと思い皆んなを観察していた。どうやら相手は誰でもよいみたいでそこに愛情や恋愛らしきものはないようなただただセックスがしたい経験したいだけのようにみえた。皆んな裸になり百人からの男女が爆音の中酒の勢いで裸同士腰を振っている。もはやどちらが男か女なのかもわからない状況だ。私にも女の子達が裸で酔ってせまってくる。キスされ服を脱がせようと次々と女の子が襲ってくる。ゾンビのようだ。皆んな全裸だ。裸になると男も女も大差ない。やはりグロい。そこに男女差は無い。とりあえず避難。ゾンビ達から逃げながら身の安全のとれる場所をみつけ更に冷静にゾンビ達の乱行パーティーを観察する。女の子は穴に出し入れされ大声をあげている。男は真顔だ。なにか滑稽だ。これはなんなのだ?男女百人からの裸やセックスを冷静に観察したが理解できなかった。ただなんとなく感じたのはそこに愛情はないような気がした。と感じた私も愛とか恋愛とか友情とか理解はしていない。彼等が正常私が異常なのか?。蜘蛛の糸のような気持ちの糸が切れそうになりパーティー会場から外に出て考えるのを止めてとりあえず全力で走り思考を停止させた。
次の日乱行パーティーでゾンビになっていた男女は何事も無かったように学校きて過ごしていた。それをみてまた私は私が異常なのかと不安になる。Xジェンダーなのかな?そもそもXジェンダーってなんなのかも理解できなかった。
Xジェンダーとは?中性、両性、無性、不定性。LGPTQ?違いは?。難しい事理屈っぽい事が色々書いてある。見た目の違いにこだわる人、見た目は気にせず精神的にこだわる人、性の対象にこだわる人、なんだか小難しい事か書いてある。
女の子の中で過ごしていた私は女の子の姿はしているがやんちゃな人、男っぽい人、色々な人を観察してきたが見た目は関係ない感じがした。ある意味みんなLGPTQトランスジェンダーなのではないのか?。男でも女でも化粧もすれば変わらず、気持ちの関係なく整形すれば皆んな見た目は変わらない。男っぽい女もいれば女っぽい男もいる。そもそもLGPTQなんてものはあるのか疑問である。
話は少しづれるが私の親は育児放棄していた。幼稚園の入学式も一人で行った記憶がある。
歳の離れた兄がいて毎日親と兄から虐待をうけていた。だから家にはいたくなく小さな時から女友達の家でご飯を食べさせてもらっていた。
中学に入っても変わらず育児放棄や虐待は続いていた。
そんな時中学の理科の二十代の綺麗な顔をした女性の姿をした先生の家でよくご飯を食べさせてもらっていた。大学をでたての人で中学校の近くに住んでいた。先生というより女友達という感じで学校でも男子からアイドルのように人気がある人。
先生の家で何時ものようにご飯を食べさせてもらっていると
先生から突然キスされた。抱きつかれ押し倒された。皆んなのアイドルの優しい先生が突然ゾンビのように変わった。冷静に断り先生の家から避難した。次の日学校に行くと何時もと変わらず優しい先生だった。が暫くすると結婚すると突然学校からいなくなった。
中三になり家の近くに新しく中学ができて転校する。また新しい人間関係をつくらないといけない。またいじめにあう場面だ。今度の中学は新設校で人数が前の中学よりかなり少ない、いじめにあう可能性はかなり高かった。人数が少ない分いじめにあう確率も上がる。学校に行きたくないが家で虐待にあっているので家にもひきこもれず仕方なく通う。新設校なので全員が初顔合わせ、先生も各地から集められていて当然
初顔合わせ。皆んなピリピリしている。ここで転校した事のない人にはわからないであろう。子供にとって転校とは日本から外国にうつり孤立無援で全く環境も法律も何もかも違う文化に溶け込まないといけない生きるか死ぬかを分ける闘いがある。人格形成が百八十度変わる。ビリーミリガンのように人格を何十人にもしないと耐えられない程キツイ。因みに私も何度も自殺を考えた事がある。それはLGPTQ?だとか性別は関係ない。
それ程転校というのはキツイという上での新しい学校の入学式、開戦である。
どんな感じかというと関ヶ原の合戦のど真ん中にぽつんと放り出される感じだ。
新設校なので皆んなそんな感じでの入学式だろうか?新設校は初めてなのでわからない。とぼとぼと一人で新設校へ向かう。居場所のない私は行くか死ぬしか無かった。
校門辺りで新一年生の親らしき人達やその他一年生二年生三年生でごった返してる。
イメージでいうとライオンの群れの中に身体に肉を巻きつけて入る感じだ。男も女も関係ない。緊張する。
多分ライオンの群れを抜けて教室に行き教室から体育館へ行ったのだろう
気づくと入学式が始まった。
周りがざわめいている。もう目をつけられたのか?とびくびくしているとどうやら私では無い。皆んなの視線を追うと一点に集中している。二年生の女の子に。そこには透き通るような透明感、長い黒髪、長い手足、芸能人より綺麗な顔、十頭身の小さな顔、細いのに巨乳と制服の上からわかる、全身から輝くようなオーラを身に纏った女の子の姿をした人がいた。親御さん達もざわめいていた。
男女問わず見とれていた。
そのざわめきが私に向いた悪意ではない事に安堵した。
少し私は落ち着き世の中には姿完璧にみえる人もいるんだな
と感心した。
しかし私はそんな事よりこの関ヶ原の合戦初日をどう生き残るか?はたして居場所は確保できるか?その事で頭がいっぱいであった。
Xジェンダーかもしれない愛情も友情も感じた事もない異常かもしれない私はこれから先どうなるのか不安であった。
入学式が終わり教室に戻ると
もういくつかの群れができていてざわついていた。目立たぬように一人でライオン達を刺激しないように無になり気配を消す。見た目も中性的でおとなしそうにみえる私はいじめの対象になりやすい事を自覚していた。気が遠くなるような長く感じる時間とも闘いながら透明になれと念じた。
担任が来た中年のおじさんだまずいな、担任が男だと必ずいじめにあってきた。男性の姿の人には必ず嫌われ体罰を受けてきた記憶がありしかも神経質な感じの人が担任に。運も悪い。幸先悪い。前の学校にも中年で独身で実家暮らしの男性の姿をした絶対権力をもった先生に目をつけられ親とうまくいっていない?なんとなく気分が悪い?などのストレスで殴られたり蹴られたり意味なくされた。先生とは狭いコミュニティの中での絶対権力者なのだ。しかも三年生の担任は内申という絶対の権力をもつ人生を左右する力を持つ。気持ち次第で生徒の人生を左右する。
諦めた。物心ついた時に身についた事で諦めるか死ぬかの二者選択を常に選ばねばならない環境に育った。
だからなのか欲というものが無い。日々家では親や兄から虐待され一番身近な人から与えられたものがないからなのか?理由はわからない。食欲すらない。他の欲など発生するわけがない。
諦めるか死ぬか?自殺しようとした事は何度もある。しかし欲以上に強い本能というものなのか自殺しようとするとそれ以上の恐怖に襲われる。あと一歩
が踏み切れない。だから自然に身についた技である。諦める。
諦めると楽である。自然の摂理にのるだけだからだ。川の流れに身を任せ。生きるだけ。
そこに性別など存在しない。贅沢な欲である。LGPTQとか関係ない。
ただし生きていく上で食欲性欲睡眠欲の三代欲求より愛が何なのか知りたかった。愛が何かわかるような環境には居なかった。
其処が欠落している自覚はあった。親からも愛されていないのだ赤ちゃんの時から。わかるはずもない。
それには愛を学習する必要がある。愛が何なのか?。
担任が中年の男性の姿であることで虐められるのは決定したが諦めた。
この目の前の時間をやり過ごす事に全力で集中する。とりあえず入学式は終わり後は目立たぬように透明人間に。なんとかその時を過ごし、初日が終わる。川の流れのように時間は必ず流れる。家には帰れない、居場所を探さないと。とりあえず一番安全で身を隠せ時間を過ごせる場所は図書室又は図書館がいい。誰もいない上に本が沢山ある。本は時を食べてくれる。図書室図書館は私にとって聖域であった。
私は物心ついたときには居場所がなく毎日図書館に通い時を食べてもらっていた。手当たり次第何でも読み漁る、そんな時LGPTQも知ったのだ。しかし愛についての本も沢山読んだが根本的な所が欠落している私には愛が何なのかわからなかった。辞書をひいてもかけがえのないものだとか理屈っぽい事が書いてあり曖昧で更に混乱した。
私がAIのように賢ければ学べるのだろうか?はたしてAIは愛について理解しているのだろうか?AIにも愛はあるのだろうか?。AIにも性別はあるのか?AI同士愛し合うのか?。
愛について本で調べれば調べるほど色々な解釈があり色々な
事が書いてあり色々なストーリーがあり色々な意見があり混乱した。
愛について正解など真理などあるのだろうか?。
などなど調べていると本が時を食べてくれる。
日が暮れ図書室をでなければいけない。ライオン達がいないかびくびくしながら外へ。
なんとか無事に校門まででると人影が。この頃には前の学校女の子がストーカー化していてそれも悩みだった。ストーカーかな?ライオン?かな?あれ?さっき入学式で皆んなから注目されていた二年生の凄いオーラを持つ綺麗な女の姿をした女の子がいた。長い髪がキラキラしていて本当に光っているように夕日に映えて天使のような感じを受けた。
まだ帰りたくない何故なら家にも居場所はないから。更にお金もないので何処かで時間を過ごしたい。とりあえず居場所が欲しかった私はその天使に話しかけてみた。天使の両親は共稼ぎで妹の食事を毎日作る為にスーパーに買い出しに行くとの事。暇つぶしについて行っていいか?と聞くといいと言う。それから二人で近くのスーパーへ。スーパーに入り私がカートを押して食品売り場を二人で廻る。天使はもう熟年の主婦のように値段を見ながら安くて良い物を選んでいるようだった。さくさくと天使は買い物をする。すごいなぁと感心しながらついて歩く。買い物は直ぐに終わる。凄い重さだ。家まで食料持つよと提案すると悪いからと言われたが私は兎に角自分の家には帰りたくないので無理を言って天使の家まで食料を持たせてもらった。
かなり時を稼げた。天使に感謝しながらとぼとぼ嫌々と自分の家に帰った。
次の日学校へ向かうと途中で天使と偶然?出会う。お礼を言われる。何故かわからない。とりあえず私もお礼を言う。時間を潰させてもらったお礼を。二人並んで世間話をしながら登校。校門近くからライオン達の群れが天使に注目していた。男女問わず。良くも悪くも大変だろうなと思った。
前の学校に芸能人の凄く目立つ女友達がいた。女優さんとしてよくテレビドラマに出ていた。その子の気持ちが全く理解できなかった。テレビや映画に出れば目立つ、目立てば自由は無くなる。自由と引き換えにしてまで目立ちたいのか?出る杭は打たれる社会。芸能人になる人の気持ちが全く理解できなかった。現にその芸能人の女友達は学校で女の子から無視されていた上近所の学校の男や先輩達から後輩まで便所のように扱われていた。家に毎日ファンが訪れ家族にも自由がなく、アンチも沢山当然いていじめにあっていた。
天使も同じようにならなければ良いけどなと思った。
さて他人に構ってる暇は無い新設校でのポジションはどうなるのか一言でも流れは変わる。
教室に行くと不思議な現象を目にした。皆んなピリピリと警戒している。全員が虚取っている。自分の席に座り周りを冷静に観察していると男女関係なく皆んな緊張している。
私は転校と中学の三校が合併してマンモス校になるなどの食物連鎖を経験している。
どうやら新設校というのはまだ食物連鎖のピラミッドができていないようだ。うまくピラミッド型ができていないどころかどうやら学校全体、先生同士のピラミッドもできていないようなかんじである。職員室も同じような気がする。しかも私達は三年生で新設校、受験がある。なんだかんだいいながらまだまだ学歴社会、皆んなより良い学校へ行かねばという気持ちもあり皆んなピリついていて食物連鎖のピラミッドをつくろうとすら考えてないのかもしれない。
先生に向けて皆んなより良い自己アピールをして内申を良く評価してもらいたいのでは?仲間だのなんだのいいつつ最終的には自分の事しか考えていない気がする。仲間より内申なのだ。友情愛情ってなんなのだろうか?儚いものだなと感じた。
うちの家庭は育児放棄に虐待はあるが世間体を凄く気にする
プライドは高い家庭である。
皆んな高学歴である。私にも強制的に高学歴をしいるだろう。世間体を気にして。
私は家を早く出て居場所が欲しいと考えているが社会には私の居場所はあるのかは疑問である。今の社会LGPTQの居場所はあるのだろうか?
家に学校にさえないのに。
学校は社会の縮図らしいその最低単位の家庭にすら居場所がないのに。
とりあえず今日の事だけ考えよう。未来の事なぞ考えていても明日が来るかもわからない。
担任がきて朝礼一日は長い。
休み時間は図書室で時間を食べてもらいながら一欠片の愛について考えていた。本というものや物事には裏表があり正解はわからない。国や時代でも正解は違うみたいだ。
愛についても時代や国でも違うのかもしれない。とにかく経験を何でもして自分でな学び感じる事が良い気がする。
私は他人どころか自分さえ愛してはいない気がする、何故なら愛が根本的にわからないから。
そうだ昨日知り合いになった天使に聞いてみてはどうか?今のところこの学校に知り合いは天使しかいないし。と二年生の教室に行くと天使は編み物をしていた。驚いた、編み物って年寄りがするイメージがあったので珍しい子だなと改めて思いながら話しかけた。一斉に注目を浴びる。どうやら男女問わず天使は注目のまとだが誰も話しかけていなかったようだ。目立つのはまずい。こそっと耳元で少し聴きたい事があるので一緒に帰ろうというと天使のように微笑み頷いた。
授業が全て終わり二年生の教室に行くと待っていてくれた。
二人でまたスーパーに買い物に行き天使の家に上げてもらう。天使は家族の食事の支度をする。
落ちいたところで愛について聞いてみた。
わからないという天使。
少し会話をしていて天使は私となんとなく似ている気がした。LGPTQなのかな?と。親から育児放棄をされているみたいだ。早く家を出たい自立したいというのも似ていた。高校には行かないと決めているらしい。美容師の学校に行き早く手に職をつけて働きたいと言う。すごいなと思った。もう心は自立している。
愛とか恋とか言う前に生きる為の選択をもう天使はしていた。家事をして妹の面倒をみながら。感心した。
私は全く自立していないなと反省して見習わないとなと思いながら天使の家を出た。
帰りながら感じた。天使からもっとまなばければと。
人間の格が他の今まで出会った人達と違うなと。
どうしたら天使から学べるかな?。初めて他人を尊敬した。もっと会話もしたいし一緒にいたいと思った。明日天使に言ってみようと思い初めての感覚にわくわくした。
わくわくと同時に天使になんて言っていいのかわからなかった。初めての感覚なのだ。本で読む愛だの恋だの友情だの仲間だのとは違う気がした。
歴史小説も好きでよく読んでいたが弟子入り家臣にという感じか?何か違う気がする。
なんて言うのが適切なのかわからなかった。
今までの選択肢は死ぬか諦めるかの二択で諦めるを選んできた。初めての悩み事である。川の流れのように身を任せて生きてきたので初めての葛藤である。次の日はすぐに珍しく来た。まだ答えはない。学校に行きながら授業中にも考えたが答えは出なかった。授業も珍しく早く終わった感じがした。時を食べてくれる本の中にいるように。答えが出ないままに学校が終わり焦りつつ天使にとりあえず会う決心をして天使の教室に行くと二年生はもう居なかった。何故か少しホッとした。
スーパーかな?と私はスーパーに向かう、天使は居ない。何故かホッとする。これではまるでストーカーだなと悩む。答えはまだ無い。とりあえず天使の家に向かう。インターホンを鳴らすと天使がいた。何故かわからないが心臓がばくばくと音をたて緊張した。天使が玄関に出てきて微笑む。何故か石のように固まる私。頭が真っ白になる。何故かはわからない。
少し外で話せないかと言う。
天使は頷きついてくる。
並んで歩く。
無心で切り出す。俺と仲良くしてくれないかと。これが精一杯だ。
天使は少し間を置きはいと頷く。
気が動転して本当かどうか確かめる。天使は微笑み頷く。
ありがとう。感謝なのか何だかわからないが嬉しい。
初めてのなんだかわからない感情に襲われる。また頭が真っ白に。ありがとう。
そこからまた無言で天使の家に送り別れた。
頭は真っ白であった。諦めの人生を送ってきた初めての欲なのか?自分の今の気持ちが理解出来ずにいた。人間の感情を初めて感じたフランケンシュタインだ。兎に角胸がいっぱいで全力で何故か走りたくなり走った。乱行パーティーの帰り全力で走った時とは違う気がした。走れば走る程嬉しさは増して何処までも走れそうだった。
次の日天使と会う前何故かとても緊張した。初めての感覚感情に戸惑う。受け身で話を聞くのが得意である。今までの女友達は積極的であり肉食系でよく話す人が多かった。
諦めて生きてきた私は常に受け身でいた。
天使はどんな人柄なのかわからない。どんな人なのか知りたい。しかしどう接したら良いのかわからない。
放課後まで悩む。
天使の教室まで迎えに行く。
注目が集まる。
一緒に帰る。スーパーに行き
天使の家に送る。天使は大人しい人で聞き上手みたいで自分から話さない。緊張はしていないみたいだが。私は何を話していいのかわからない。お互いに余り話さないで終わる。
帰り悩む。仲良くしてくれとお願いして私が無言と言うのは失礼だよなと。しかしどうしたら良いのかわからない。自発的に行動したのは初めてなのだ。
そんな日々を何日か過ごした。何故こんなに緊張するのかわからなかった。諦める人生を生きてきた私はかなり図々しい。鈍感でないと生きてこれなかったのだ。しかたなく今まで生きてきたから。
そんなある日三年生の同級生の男の姿を人達に囲みにあう。
天使と付き合っているのか?と。まずいパターンだ。今までもこの手の誤解で一斉にいじめにあってきた。はたからみると仲良く見えるのかもしれない。ましてや入学式でどよめきがおきるほど綺麗な人、天使なのだ。妬み嫉みは当然のように集まる。しくじった。私はかなり目立った行動をみづからしたようだ。目立てば潰される。何時ものパターンだ。
付き合ってはない。しかし今回は自分から天使に仲良くして欲しいとお願いした。友達の定義もわからない。今までの女友達とは違う。黙っていると男の姿をした集団から殴られた。天使に近づくなと。この人達はどうやら天使の事が異性として好き?なようだ。
ここで一言間違えるとまた一斉にいじめが始まる。
どうやらかなりもう同級生の男の姿をした集団に嫌われたようだ。何時ものパターンだ。
とりあえずもう天使に近づくなと脅され一応囲みは解かれた。
初めて芽生えた私の欲?尊敬する人と接触してはいけない。何時もなら諦めて終わるのだが
今回はどうしたら良いのか悩んだ。天使に相談するか?いや迷惑がかかりそうだ。前の学校の芸能人のように便所にされる恐れもある。護らないと。
これも初めて芽生えた感情だった。自分が生きてくるのが精一杯だった私に芽生えた二つ目のなんだか理解できない感情だった。
どうしたら天使を護れる?。
悩んだが答えは出ずその日は天使を迎えに行かず会わずに帰った。次の日も答えは出ずに学校に行くと元暴走族という用務員に呼び出された。嫌な予感がした。用務員にいきなりど突かれた。天使に近づくなと。天使の噂はもう既に外部の族関係までまわっている。便所になる。芸能人の女友達も族に輪姦されたと言っていた。
もう既に天使は狙われているようだ。
護らないと。
一刻を争う事態だ。
私の力ではどうにもならない。しかし護らねば便所だ。
今まで諦めて生きてきて何も考えた事の無い私は今まで図書室図書館で読んだ本にヒントを探した。
どうやら暴走族の世界は上下関係が厳しく上の言う事、頭の言う事OBの権力は絶対的力があると。
そういえば私の実家の近所に巨大な連合の頭をしていたOBが結婚して住んでいるという話を聞いた事がある。
私は急いでその巨大な連合のOBの頭の家に会いに行った。インターホンを押すと大人の女性らしき人が出てきた。
話を聞いてほしいと、旦那さんにとりついでください。と顔面蒼白で頼む。と奥さんらしき人が家に上げてくれた。
奥にいくと巨大な連合の元頭でOBを未だに仕切っていると言われている極道みたいな男の姿の人がいた。
顔面蒼白のまま頭が真っ白になり土下座しながら天使を護ってくださいと事情を話した。
しばらく間があり、わかった。仲間に全員伝えておくと。
ありがとうございますと土下座を続けた。そこから記憶がとびあたまが真っ白のまま気づくと時はかなり喰われて夜になってどこだかわからない車道で座り込んでいた。
これで護れるのか?
次の日学校に行くと用務員の元暴走族と言う人にまた呼び出された。用務員室に入ると昨日とは別人のように和やかに話しかけてきた。上から連絡もらったと。近辺現役族、ヤンキーの仲間にも伝わったと。
ありがとうございます。
と御礼をいい用務員室を出てホッとした。天使は安全だと。
天使の顔が無性にみたくなり天使の教室に。教室には入らずに覗くと天使は編み物をしていた。よかった本当によかった。
他人に対してこんな気持ちになったのは初めてだ。なんだろう?と考えながら自分の教室に戻った。
私の今までの選択肢は二択で
死ぬか諦めるのみであった。新たな選択肢で今回動いた。
なんだか胸がもやもやする。
理解不能である。
なんとなく天使に会うのがきまずく一人聖域である図書室に帰りこもり脳科学や心理学の本を読むがやはり何なのかは解らなかった。
一人家路につく。
私は小さな時から先生に協調性無し、集団行動ができないと
烙印を押されていた。何故かはわからないが絶対権力者に烙印をおされたら自分ではわからないがそうなのだろう。
確かにいじめにはよくあう。 先生や男の姿の人から。脳科学のメンサの会員である先生の本にもいじめは無くならないと書いてあった。人間は脆弱故に集団、群れで行動すると、だから異分子がいると排除すると書いてあった。
物心ついた時シャンソンを歌う性別のわからない人や美容家といわれる女装をした人が綺麗だなとか美に対する意識が他人とは違うような気がしていた。
見た目で判断するというより心が美しい人を綺麗だなと感じた。天使は見た目も美しいが中身が凄く美しいと感じる。
そこに性別はない気がする。
モナリザは黄金比で描かれているらしい。だから脳が美しいと感じるらしい。しかし私が思うに見た目が黄金比とは別に中身が黄金比でないと美しいと私は感じないのではないかと。
LGPTQとか関係は無い。
天使は美しく感じる。中身も外見も。性別は関係ない。
天使と出会ってから天使の事はかり考えているせいか時が経つのが早い。人生長い暇つぶしと考えている私にはいい事だ。
天使が時を食べてくれる。
次の日学校に行くと校門で天使が待っていた。凄く嬉しいが凄く緊張した。私は基本諦めて生きてきた。何故か天使の顔をみて緊張した。理由はわからない。
おはようと挨拶をお互いするとお互いに無言で歩き何も話さずお互いの教室に別れた。
何故だろう他の女の姿の人達とは普通に会話できるのに。
と自分の教室に入ると私に視線が集まった。
嫌な予感がする。と案の定その日から一斉に男女全員から無視された。
まあいい。天使の安全は確保したし。いや?まてよ天使は大丈夫なのかな?いじめとか無視にあってないかな?と物凄い不安に襲われた。
私のせいでいじめにあったら申し訳ないでは済まない。
前の学校で私にかかわり同性の女の子の姿をした人達にリンチされたりいじめや無視にあったりがあった。そのいじめを指揮していた女の姿のこは現在進行形でストーカーになっていた。天使がストーカー達に何かされるかもしれない。
兎に角天使の事で頭がいっぱいになり放課後聞かねばと思った。
あっという間に放課後になる。天使の教室に急ぐ。居た。
中に入ると注目が集まる。
細心の注意をはらわねば。
一緒に帰る。いじめや嫌なことは今ないか?と質問する。無いと答えが直ぐに返ってくる。皆んなとは仲良くしてもらっているか?と聞くと仲良くさせてもらってますと。
ホッとする。
家まで送り届けて帰宅する。
と私の家の前に人いる。ストーカーの女の姿をしたボスだ。
いじめの中心人物であるボスが言う。彼女できたの?。
思考が停止する。
天使を護らねばこの人達はなにをするかわからない。
正確に仲良くはしてもらっている尊敬する人だと言っても納得するとは思えない。
冷静に言葉を選ばねば。
いないよ。
するとボスは笑顔になり正直に言ってくれてありがとうと微笑む。あきらかに天使とは違う微笑みで。ぞっとした。
またねとボスは帰った。
天使に私のせいで迷惑をかけるわけにはいかない。
私が諦めれば。
天使に近づくのを止めようと決めた。
それが天使をストーカー達から護る事になる。
木偶として生きてきた私は天使のおかげで何かが変わったのかもしれない。
天使に出会えた事に生きていて良かったと思った。
次の日から天使を避けた。
顔をあわさないようにした。
すると体育の授業中校庭の真ん中で高飛びをしていると授業中だというのに天使が校舎から出てきて真っ直ぐに私に向かって歩いてくる。びっくりした。
校舎から校庭は丸見えだ。こんな場面を見られたら全校生徒に判る。当然その噂はストーカー達のボスにも伝わるだろう。
何を考えてるのか木偶の私には解らなかった。
しかし天使は一人近づいてくる。私は慌てて顔を伏せて同級生の中に隠れた。すると三年の体育教師が天使に駆け寄り怒鳴った。天使と体育教師は暫くもめていて天使は校舎に連れて行かれた。
心配だったがホッとした。私と接触すれば天使はいじめにあう。木偶なりに天使を護っている気でいた。
親兄から愛を注がれていないどころか虐待されていると自分の子供にも同じ事をしてしまう説があるが中三になって愛がなんだかわからないのは重症だなと思った。天使から学ぼうと思ったが天使を巻き込むわけにはいかない。諦めよう。
その後も避け続けた。
三年のだったので進路を考える事で。
突然兄が私に男子校に行けと言い出す。しかもトップレベルの男子校に。命令は絶対だ。私に自由はない。親と兄の世間体とプライドの為に。諦めた。
私は木偶なのだ。
自立して親兄弟と縁を切りたいと天使と出会って覚えたが天使のような具体的な考え方を学んでいない。逆らえば何をされるかわからない。
私の家では私は物音一つたてては殴られる勿論テレビも音楽も禁止。小さな時から。うちの親も兄も沢山の蔵書があり私は家にいる時は正座で小説を一日一冊読まされその本を要約する事を毎日強制させられていた。兄から。何故かと言うと兄の勉強の邪魔にならないように。
幸か不幸かそのお陰で読解能力が自然に身に付き勉強でも教科書を読解する能力がついていた。暇つぶしに授業も聴いていたので先生の性格も読解できた。テストとは先生が作った意図を読み取ることそしてどういう答えを出すと先生が納得するかの心理戦である。それが小さな時から本を一日一冊読み要約して兄に毎日提出する事で自然に身についていた。
傾向と対策である。
受験も同じである。
しかしLGPTQなのかもしれない私に男子校へ行けとは。地獄である。兄に何の意図があるのか理解できなかった。しかし決定である。
兄が選んだ学校を受験するしか選択肢は無かった。
図書館に逃げ込む。
身体障害者の恋愛とセックスと差別の本があった。その中にLGPTQや性同一性障害についても含まれていた。
LGPT Qというものがありクエスチョンという意味らしい。
マイノリティー社会的少数派について色々書いてあった。
マイノリティーは差別にあうらしい。自由はないらしい。
それはいじめではないのか?
そもそも男子校女子校共学特別支援学校と分かれている事自体がおかしくはないのか?。
差別ではないのか?
少なくとも平等ではないと言っているようなものではないだろうか。平等なら分ける必要は無いのだから。
LGPT Qは何処に行けば良いのか?。性別、見た目とはなんだろう?。おしべだのめしべだの理屈はどうでも良い。
浅い言葉で説明してほしい。
浅い言葉とは三歳児でも百歳の人でも誰でも理解できる言葉で。それが言葉ではないだろうか?。
聞く力が誰もが無い気がする。誰もがポジティブとネガティブな考えを両方ともある。最近ポジティブな考え方が流行っているみたいだがネガティブな考え方も大事だと思う。ネガティブな人は疎外されがちだという風潮があるが皆んなが皆んなポジティブで自己主張したら成長は止まる気がする。自分はまだまだ未熟だという学ぶ姿勢はネガティブな心に生まれる気がする。それが聞く力を鍛えて変わるのだと。
十五年虐げられ諦める力を得た私はひと一倍ネガティヴかもしれない。だからこそ聞きたい。LGPT Qはどうしたらいいのか?聞く力はある気がするので。何故差別するのか?。
他人と違う事は悪い事なのかと。
幼稚園小学校中学校と過ごしてきて感じたのは工場のラインにのって同じ製品を作って組み立てられているイメージで少しでも傷があったり他と違うなと判断されるとはじかれてしまう。不良品として。型は決まっているので同じものが出来上がる。多分高校大学も同じ気がする。そして出来上がった同じ型の製品が社会人サラリーマンとして完成品となる。
学校は社会の縮図と呼ばれているのでそこからはじかれた製品は社会からもはじかれる。
そんなイメージだ。
聖域である図書館が閉まる。
帰りたく無い。
家にも学校にも社会にも居場所がない。ひきこもり誰とも接触しないで生きれたらな。
ととぼとぼに家路につくと兄が玄関で仁王立ちをしていていきなり一本背負いをされアスファルトに頭から落とされる。遅いと一言。
兄は幼稚園から塾に通わされ小学校には文武両道と沢山の格闘技をしながら成績も常に一番で学校でも中心人物らしく神童と呼ばれ親の愛情?を一身に受け順風満帆で育ち受験も全て首席で合格して関わる人全員から好かれ人望があり友達は何人いるかわからない程社交的今トップクラスの大学に通っていて弟の私から見ても非の打ち所がない完璧な男の理想?の人生を送っていて挫折など一度もしたことの無い完璧な型の人間である。工場でてづくりで丹念に沢山の人達が関わり作り上げたフェラーリみたいな人である。
型として最高傑作である。誰もが一生に一度は乗ってみたいと言われるような。走れば羨望の眼差しで皆んなが眺めるような。
私のような流れ作業のラインから初めから弾かれてしまう異質な型の人間とは真逆の人間である。
プライドも高く高潔な兄からすると弟なので排除するわけにもいかず世間体もあり恥ずかしく情けなくみえるのかもしれない
故に兄に将来不利益を与えると考えてか急にトップクラスの男子校にいけと言い出したのかもしれない。
今現在工場のラインからはじかれて廃棄されるだろう不良品が身内にいては困るのだろう。
よく虐待やいじめのニュースがあるが逃げてとか連絡してとか相談してとか載っているが一時は逃れてもその後は誰も責任をおうシステムがない虐待やいじめをしている人は直ぐに戻ってくるし消えて無くなるわけではない。より陰湿になり更に虐待いじめは酷くなる。シェルターや児童福祉施設が一生面倒見てくれるわけでは無い。結局はは自己責任でなんとかするしかない。二十四時間三百六十五日死ぬまで自費でボディーガードでも雇わない限り身の危険は無くならないし全校生徒から無視にされたら身体は護れるかもしれないが心はもたない。
社会が弱肉強食であるのだからその縮図である学校も家庭も
そうなる。強者弱者が存在するのだから平等ではない。
誰もいない無人島で自給自足で生きる事が出来ない限りいじめや虐待から逃れるには自分が強者になるしかない。
最低限の単位で家庭に居場所があるなら引きこもるしかない。部屋という無人島に。
しかし私には最低限の家庭単位でいじめ虐待がある。
そうなると自殺するか相手を消すしかない。それもよく聞く事件だ。
居場所はきっとみつかるとかメディアで言っている人いじめ虐待経験者や専門家は弱者から強者になったから言えるのだ。
故に頭からアスファルトに叩きつけられいつ死んでもおかしくない状態である私は強者である兄の言う通りにしないとより一層酷い目にあうと諦めるしかなかった。
何故か男の姿をした人に嫌われる。見た目の線が細いので後ろ姿で女の子に間違われるからか?女っぽく見えるからか?なよなよ感じるのか?前にぷりぷ
りおしり振って歩いてるとクラスの男の姿した人達に囲まれ掃除用具で殴られた記憶もある。
見た目が青白く弱々しく見えるからか?病弱に見えるからか?髪も目も黒ではないからか?話し方が女っぽいのか?仕草が変なのか?女の子と一緒に居るからか?原因はわからない。男の姿をしている人と話が合わないのは確かだ。脳科学の本によると男と女は脳自体が違うとも書いてある。私の脳は女型なのか?。女の子の姿をした人達といる方が落ち着くのは確かである。だから今まで男友達は出来たことはない。
友達の定義は各自違うと思うが私は一緒にいて楽な人落ち着く人用もないのにあう人かなと思う。
自分から行動に移して友達になってもらったのは天使一人である。今まで女友達と思っていた人達は相手からの行動での事である。何故なら一番楽なのは一人でいる時だから。
自分の事もよくわからないのに相手を理解する事など不可能だと思う。
相手をよく知ろうとコミニケーションを取る為には沢山の質問をして相手の情報を知る作業をしなければいけない。
所謂共感力を鍛える事で直感力が鍛えられあいての心理を読むことができる。
女の子の姿をした人達は兎に角話題が沢山ありころころと話が変わる一日中話しても疲れない程話す能力が高い人が多い。
私はそれを聴いていればいいだけなので楽だ。
しかしそれを私は他人にできない。何故なら他人に興味がないから。
私は常に自殺か諦めかを選択するような生き方をしてきたので未来とか将来とか考えた事がない。いつも誰かにいじめや虐待で殺されるような場面があるので明日の事など考えても予定通りにはいかないから。先日のように兄に頭からアスファルトに叩きつけられる毎日。打ち所が悪ければ死ぬ。
ギリギリのところにいるので次に何をしなければならないか?なんて考えてもそうならない。今だけを生きているので精一杯だから。
故に他人に興味をもつような期待はしない。
親にすら愛された事がないのだから。
そんな私は男子校に行かなければならない。
よりいっそうキツイ事が待ち受けている。
しかもトップランクという条件付き。
これから次何をすべきか。
受験勉強。まったりと授業を聴いている場合ではなくなった。聖域である図書館図書室で時を食べてもらう事もできなくなる。ゆういつの時飛ばしだったのに。
敦盛が人間五十年と歌を歌った。これからは人生百年時代だという。誰か私を殺してくれと今すぐと願った。
そんな数日を過ごしていた。
学校でも家でもいじめ虐待は続いていたある日屋上で同級生の男の子の姿をしていた人達からプロレスの技をかけられていた。彼らにとっては遊びなのかストレス解消くらいな感覚なのだろう。バックドロップなどなどされ腰がピキっと鳴ったりした。
その遊びに飽きた彼らがなにげなく屋上から落ちたらどうなるか?という話題に変わった。
飛んでみろと私は皆んなに言われた。四階建ての屋上から。
金網を越えて淵に立たされた。飛べと皆んなが一斉に騒ぐ。彼等にとっては遊びなのだ。群衆心理も働き彼はは飛ばない私に怒りだす。
足が何故かぷるぷるする。
本能なのか?身体が震える。
へたりこみそうになる。
周りの皆んなはテンションがより高くなり興奮状態である。怒号が飛ぶ。三二一で飛べと。
カエルのおしりに爆竹をさして爆発させたらどうなるのか?とんぼやセミの羽や脚を千切ったらどうなるのか?そんな感覚なのだろう。
追い込まれた私は飛ぶしか無かった。怒号に従い三二一とカウントに従い飛んだ。
一瞬背筋にヒヤッとするが直ぐに地面にぶつかる。記憶が少し飛ぶ。一斉に屋上から声が聞こえるが何を言ってるのかわからない。興奮してるのだろう。
意識ははっきりしてるどころかスッキリしている。直ぐに立ち上がる。と手首足首に激痛が走る。また座る。折れたか?。一応手足の指は動くがみるみるうちに手首足首がしびれて腫れだした。まずいなと思った。男の姿をした屋上の子や先生に見つかる。いやそれより親や兄にバレたらヒステリックにより虐待される。とりあえず隠さねばと思い立って歩き校舎の中に入った。
幼児期から親兄周りからいじめや虐待にあってきたので骨折?など日時茶飯事である。物事ついた時には親兄から殴られる蹴られる毎日。武道全般をしていた兄は毎日目が合う度に道場で習ってきた技を私で試した。歳の差がかなりあるので大人の体格と園児から。その度に死を感じた。怪我が世間にバレることは世間体が悪いと親は特にヒステリックで声を出すのも更に虐待をエスカレートさせるので痛いと言うのも禁句であった。医者などに行く事は無く過ごしてきた。小学校にあがり図書館に通うようになると地域のやんちゃな中学生やら高校生にも何故か目をつけられ囲まれては殴られていたので毎日生傷がたえなかった。怪我には慣れている。
屋上から飛ばされ手首足首が折れたのかもしれず腫れまくった手足を隠して過ごした。その時学んだのは屋上から飛んでも死ねないと言う事。死ぬにはもっと高い所を選ばないといけないなと言う事である。
それからというと高い橋やビルをみると登ってみてはここからなら死ねるのかなと考えながら高い所をみると登って考えていた。下手に生き残り寝たきりにでもなれば自殺すらできなくなる。寝たきりで意識があるのは更に地獄だろうなと考えていた。何故なら時がたつのが遅すぎて苦痛だろう。図書室や図書館で本が時を食べてくれる事もできなくなる。一発即死できるように死なないと更に苦痛は増す。そう思いながら高い所をよくみに行き探した。
私には居場所はない。ギリギリの所で死ぬか諦めるを選択する。死ぬ準備はしておかないと。自殺して生き残る事は許されない。寝たきりの人の記事など読むと地獄だなと自殺すら自分でできないと書いてあった。
自殺を考えた事のある人達の記事や本にはたった一言の他人
の言動からとか靴を隠された陰口を言われた自分の顔のホクロが気になるなどなど他人からすればそんなささいなと思うような事て皆んな自殺を考えたと書いてあった。本人にしかわからないのだ。
LGPTQの人達もよくメディアで活躍しているが暴露されて自殺する人もいる。
皆んな実はギリギリの所に居るのかもしれない。
それほど死は身近にある。
その日は突然来た。
何時もの毎日を過ごし家で本を読み要約していると突然字を書くてが震えだした。字が波打つ。頭の中でまとめていた文章が混乱する。急に立ち上がりぐるぐると部屋の中を歩く。死ぬ死ぬ死ぬ死ぬという言葉で頭の中を死が巡る。身体中が震えて頭が真っ白になり兎に角見つけておいた自殺予定の高い場所に行かなければとぐるぐると部屋の中を廻っていた。あの場所が呼んでいる。無意識のうちに部屋を出た。自分で何をしているのかわからない。
と突然電話が鳴る。無意識の中で電話をとる。誰かが何かを話している。聴いているがよくわからない意識がない。プープープープーという音に気づく。
意識が戻る。と電話を耳にあてて冷たい汗が全身から出ている。プープープープーとまだ鳴っている。私は今何をしていたのか?よく理解できなかった。
廊下で立っているのに気づく。部屋で要約をしていたはずなのに。何故廊下に居るのかもわからなかった。電話を握り締めながら。誰からか電話がかかってきたのか?しかし電話は切れている。身体の震えは止まっていた。部屋に戻り原稿用紙を見ると読めない字でぐちゃぐちゃに何かが書いてあった。
何が起こったのか?。
確実なのはあの電話が無ければ私は自殺していたという事は理解できた。
あの電話は誰だったのか?。
本当に鳴ったのか?。
誰かが長い事話していた気がする。内容はわからない。
時計を見ると意識が戻るまでかなり時間が経っていた。長い間電話で話した気がした。
急に身体震えだした。
何かわからないが死ぬのが凄く怖くなった。
今まで感じた事のない恐怖を感じた。身体の全部の細胞が死ぬのを嫌がっていた。
今まで死ぬのは怖くなかった。いやむしろ早く死にたいと思ってきた。死んだ方が楽だと考えていた。自然の摂理として生きている生物は必ず死ぬのだから産まれて直ぐに亡くなる人もいれば百年の以上生きる人もいる。病気や事故で亡くなる人もいる。だから自殺するのもありだと考えていた。
しかしいざ死線が見えると物凄い恐怖に襲われる事を本能で感じた。
私は鈍感で鈍く図々しくふてぶてしいし愛が無い十五年いじめ虐待を耐えた故に強いと自分で思ってきた。
だから自分の人生が終わるのは自分で決められると勝手に解釈していたようだ。
誰もが花粉症になるらしい。
ある日突然コップの水がいっぱいになれば。その時は誰にもわからない。
寿命というものも誰にもわからない。コップの水が溢れた時が寿命だ。
私の寿命のコップはどうやらもうギリギリいっぱいの所まで来ているように感じた。
いつ溢れてもおかしくない、
と本能が感じたのかもしれない。だから感じた事のない本当の恐怖に襲われたような気がした。自分で死を選べない恐怖。今また意識が飛んで今死ぬかもしれない恐怖。
今学校や家でいじめや虐待にあえばコップの水が溢れる。
この状態の人に他人や評論家、カウンセラーは逃げろとか連絡してくれとかなんとかなる的な情報をだしてくる。
私はなんとかなるなんて軽々しく言えない。
そうならないうちに手を打たなければ目に耳にした時は遅い。だから自殺は無くならない。学校でも社会でも。
これからもっともっと増え続けるだろう。
本で読んだ事がある一度飛んだ人デッドラインを超えた人はその場助かっても必ずまた繰り返すと。もう戻ってはこれない。監禁拘束でもしなければ。
私は今デッドラインの真上に立っている運良くあの電話のおかげで飛ばなかった。
全身の細胞が死ぬのを拒否している。死にたくないと。
死ぬ覚悟がないのだ。
コップの水を減らす事が出来ればデッドラインから下がれる。これ以上いじめ虐待を受けない為には?。
このコップは誰にでもある。
どんなささいな事でコップの水は溢れるか誰にもわからない。何気ない一言で水がいきなり溢れる人もいるだろう。
部屋にひきこもり誰とも接触しなければいじめ虐待には受けない。が私にはその引きこもる家や部屋も安全ではないのだ。
家出してもいずれかは家族に戻され更に酷い虐待にあうだろう。一生誰かが面倒見てくれるわけではない。シェルターや児童福祉センターも。養護施設から里子というルートもある。しかし私の家は家族は表向き何の異常もない家庭と判断されるだろう。親も兄も世間体を一番に考える人達だ。プライドも異常に高い。警察に私が飛び込んで訴えたところでいずれかは帰ってくる、その時の事を考えると家族など初めからいない方が良かったと思う。
前に調べたが私の道はどれもなかった記憶がある。八方塞がりだと。
日本の映画でも他人が肩よせあい犯罪をしながらニセの家族をつくり結果はバラバラになり不幸になったというストーリーがあった。
私は集団行動できない。協調性もない。と烙印を昔から押されてる上に性別がはっきりしない自覚もあるLGPTQののQという状態だ。弱いものは群れなければ生きていけない自然の摂理から外れている。
学校だけでいえばいじめている人達は群れだ。下手するとクラス全部全校生徒プラス先生を排除する事は不可能である。よその学校に自分が移っても多対一という構図は変わらない。
少し話しはずれるがニュースで事件を起こした人についてインタビューを受けている人達がいる。あれも凄く危険だ。何故ならその人はいずれ刑務所から出てくる死刑でない限り更に事件を起こした人の身内もいる。恨まれたら何をされるか理解できているのか?。危機管理が出来ていない。
話を戻す。学校を辞めたからといって必ず社会には出なくてはいけない。社会のほうが更に弱肉強食である。 カーストが出来上がっている。
その末端から一人でスタートする方が学校という狭い世界より弱いものは生きていけない。
結論は弱者は強者になるしか道は無い。更に強者になり群れをつくらないと。人は一人では生きられない。
今私のコップの水はギリギリいっぱい表面張力で溢れてはいない。次やる事はこの水をへらさないとまた記憶がとぶだろう。出来る事を考えた。
いじめ虐待をする人達を全て殺し刑務所に入る。強者の発想だ。私の生命力では今はできない。ホームレスになる。これも前に調べたがやはりホームレスにもホームレスになれる適性もありホームレス社会に溶け込めないと。縄張りがありルールがある。ホームレスの中で生きるのも社会と同じらしい。群れ社会なのだ。
反社会に入る。反社会の世界こそ弱肉強食で強くないと生き抜けない。
考えがまとまる前に水はこぼれるかもしれない。
とその時恐怖にまた襲われて外に無意識に出た。いきなり私は全力で走っていた。どこまでもどこまでも。無意識に走り続けた。身体が限界以上走ったのだろう意識が朦朧としながら倒れこみもう一歩も歩けないどころか心臓が異常な速さで動き息も出来ない。吐き気と痙攣がする。胃袋には何も入っていない。意識が戻ってきた。指一本動かないが息が整ってくる。
大の字に転がっていた。
身体が少し動くようになり意識もはっきりしてくる。
上半身を起こし周りを見回すがどこだかわからないがかなりの時間全力で走ったようだった。どうやら飛んではいない。
身体中の細胞が生きているのがわかる。心の中は無であった。脳から何か出たのか頭もスッキリしていた。
生きている実感があった。
少し水が減ったのか興奮状態のようになっていた。
ランラーズハイというやつかもしれない。気持ちが良かった。心は限界でも体は生きたいみたいだった。
座り込んだままどうしたら水を減らせるのか考えるくらいに冷静になれていた。
周りを変えるのは無理である。自分が変わるしかない。他人の考え方はその人のそれまでの環境でできている。それを変える事はできない。いじめ虐待は無くならないなぜならそれは自然の摂理だから。自分だけはなんとか生き抜く為に皆んな他人を犠牲にするしかない。
世の中は平等ではない。
私はカーストの最下層に今居る。
水はかなり減ったようだ。
帰らないと親や兄から更にキツイ虐待を受ける。と何処にいるかわからないがそれは感じたのでなんとかしなければと考えながら歩く。
無意識で走った後水が減った気がした。これを調べてみよう。と思いついた時知っている道に出た。早くかえらないとまずいとまた全力で走り家に帰った。家に帰るとやはりキツイ虐待が待っていたが水は溢れなかった。
次の日調べてみた。
要約すると走ると脳から色々なものが出るようだかはっきりした事はまちまちだった。論文や資料というものは過去と現在では違ったり良いという論文と悪いという論文がありはっきりしない。昔は運動中水は飲まないとあるが今は頻繁にとらないといけないとか。ピッチャーの肩は冷やしたほうが良いとか温めたほうが良いとか。うさぎ跳びは良いとか悪いとか。体脂肪のBMIなども昔保険会社が保険を売る為に大学教授に金で書かせたとか。はっきりしない。
しかし私は経験した事を最優先に信じる事にしている。
確かに水がいっぱいでギリギリだったのが無意識で走り限界を超えた時水の量が減ったようだ。何故なら今生きて次の日を迎えた。とりあえず私には今走るのが良いみたいだ。
毎日走ってみようと決めた。
死ぬか諦めるか二択で生きてきたが初めての欲であるのかもしれない。あの電話で死ぬ恐怖を記憶したから。死にたくはないという。
それから毎日走った
全力で走る。初めは短い距離しか走れなかった。毎日距離を伸ばして走った。暇さえあれば走った。動けなくなるまで。
その間のいじめ虐待は続いた。夜中家をそっと抜け出して走った。
水は減ったかもしれないが環境は変わらなかった。
トップクラスの男子校に入らねばならない。
落ちたらどんな目にあうかわからないので従うしかなかった。
誰かが助けてくれるとか周りが変わるなど時間が解決してくれるような事を言う人がいるがそんな事は絶対に無い。より悪くなる事はあっても。希望など持たない方が良い。期待してそうならなかった時更にキツくなる。歳をとればとるほど。
しかし周りのせいにしても周りは変わらない。
自分が変わり抵抗できる力をつけないといけない。
LGPTQであるかもしれない人は沢山いる。迫害を受けているだろう。世界的にも問題になっているくらいだ。いじめや虐待されてる人達も沢山いる。
沢山見てきた。可愛い女の子の姿をしているだけで他所の中学高校生に集団レイプをされ自殺した子もいた。誰もが次の日が来るとは限らない。誰も紙一重の所にいる。明日は自分がいじめ虐待を受けるかもしれない。
だからマイノリティーは強く変わるかマイノリティーから脱するかしかない。虐められる側からいじめる方に。
私はまだLGPTQと暴露されていない。ならば男子校に行き見た目は男子なので男子のようになるのが楽なのかもと諦めて目立つのは止めないと暴露されればよけいに迫害を受ける。
自分は弱い。しかし群れる才能が無い。最近よく医者や学者が色々な病名や症状に名前を付けてマイノリティーを病気扱いをする。それによってお金がより動くからだろう。しかし本人達は烙印を押されれば社会からはみ出す。より苦しむのだ。
普通という言葉がある。厄介な言葉だ。辞書を引いても曖昧な事が書いてある。
何故なら時代、国、タイミング、その他色々な事を考えると普通はその時々で変わる。
歴史小説が好きで読むが例えば他人を沢山殺す事が英雄な時代もあれば人殺しは悪いと言われる時代もある。
普通という言葉自体が変化するのだ。普通で無いと判断されると迫害される。皆んな普通をブランディングしているのだ。
何故なら生きていく活動がしやすく有利に働くから。
今はまだLGPTQという生き方は普通とは言えない。
性別先進国のタイでもそうかもしれない。
生まれてきた時代タイミングの問題かもしれない。
などと現実逃避しても世の中は変わらない。なら自分が変わるしかないのだ。
美容大国韓国など整形を親がすすめるらしい。化粧も整形も変わらない。ブランディングだ。より他人よりということ。
アメリカなどでは筋トレもブランディングである。
私はある大人と呼ばれる人に他人と自分を比べるなと助言された事がある。頭にクエスチョンが出た。皆んな違うのだから比べるのが社会であり自然の摂理である。
私は夜中走る事とより水を減らす為に調べた。字を何でもよいので十分ほど頭に浮かぶ事を毎日書くと嫌な事が薄れると心理学系の本にあった。
それから毎日頭に浮かぶ字を書くことにした。
誰も助けてはくれないのだから。
ある大物著名人が自己プロデュースという本を書いていてメディアでも言った言葉に才能がある人でも努力しないと駄目だと言っていた。才能が五で努力が五ならかけて二十五の結果が出ると。才能が五で努力一なら五だと。更に違う著名人はそれにタイミングと時代が関係すると言っていた。
私は気合努力根性という言葉が嫌いだ。何故なら運と才能をもった人には勝てないから。
もし性同一性障害に産まれたなら気合努力根性でどうにかなるのか?身体障害者に産まれたら?。パラリンピックを見て超人的身体障害者を見て一般の身体障害者は絶望するのではないだろうか?。それも運と才能であり皆んなが皆んな超人的精神を持っている訳ではない。
私のように精神的弱者もいるのだ。著名人は強者だから言えるセリフだと思う。
走り書く。を繰り返して水が溢れるのを防いだ。
死刑囚の本を読んだことがある。大量殺人などなどをした人の多数の人にどうしてそんな事をしたのか聞くと必ず周りのせいにするらしい。
私は少なくても殺すくらいなら殺される方を選ぶ。いじめ虐待するくらいならされているのを選ぶ。少なくとも関わりたくない。しかし止める勇気はない。傍観者として第三者になるのが弱者として精一杯だ。
だから私の周りの傍観者を恨む事はない。しかし被害者からみたり感じるのは傍観者も加害者に感じる。クラス全体で無視とか学校全体がいじめを放置するから被害者は傍観者も恨むだろう。よく自殺した親が学校や教育委員会を訴える気持ちもわかる。私も何処かに怒りをぶつけないと遺されたものの怒り悲しみは一生消えないと思う。しかしいじめに気づけなかった人全員が加害者なのである。
いじめ虐待は連鎖している。
誰もが被害者で加害者である。自分で自分を否定すれば自傷行為をするし。今流行りの自己肯定すれば他人をきづつける。今の世の中自己肯定が流行っているが。バランスの問題なのかもしれない。
なぜこんなややこしい事を考えるのか。
LGPTQも同じだと思うから。誰もがLGPTQであり明日は誰も感じるかもしれない。
心には男も女もいて男の時と女の時がありバランスをとっている。男七割女三割とか女八割男二割などなど。産まれたばかりの時自覚していないだろう性別など。狼に育てられた子は狼に。みたいなものではないだろうか。性別は皆んな微妙なものだと感じる。性格みたいなものだと理解すれば皆んな十人十色で違うのと同じ事だと思う。
だとすると今私はQ、ちょうど真ん中のバランスにあるから自分の気持ちがわからないのかもしれない。男子校に行く事でそのバランスはまた変わるかもしれないと自分で自分を鼓舞した。生死の分かれ目になると自然に自分を鼓舞するのかもしれない。自分自身と常に闘っているのだ。
砂漠のど真ん中焼けるような日差しの中を裸裸足で歩いている時に性別など関係ない。
とりあえず生きる為に一歩ずつ何処かに向いて歩いている。
人間本当にキツイ時は何故か笑う。泣くくらいならまだまだ映画をみてなくくらいのキツさである。人ごとである。
そんな十五歳を過ごしていた。
ある日他所の中学の不良という群れが私の中学に囲みをかけてきた。新設校なので不良らしい不良はいない。校舎から皆んなが外に出れなくなる。
その時私も校舎から他所の中学の不良を見ながら思った。自由なんだなと。不良の髪、服、乗り物にも大金がかかるだろうし。不良をブランディングするにはかなり才能がいると思う。
まず自分の学校で群れをつくる才能先輩やOBに取り入る才能。喧嘩が強いとかは意味が無い。より人間関係が広く、愛されなければいけないし。他人に好かれないと不良はできない。
学校からははみ出すかもしれないが社会にでればその才能はより生かされる。大きな群れをつくる才能があるのだから。
素晴らしい才能だなと眺めていた。しかし更に大きな群れである警察のパトカーが来て急いで小さな群れの中学生の不良は帰った。弱肉強食だなと改めて確認する場面であった。人数も武器も圧倒的に警察の方が多い。食物連鎖を想像した。
ふと思った。学校に毎日警官がいるといじめはかなりなくなるのでは無いかと。国家権力に武器をもつ警官は力関係でいえば学校最強であろう。逮捕権を持っている。生徒間であろうと生徒先生間であろうと先生父兄間であろうと。ダイレクトに圧力をかけられる。少なくとも見えるいじめは無くなる気がした。無視などの精神的ないじめには対処できないが。暴力、脅迫、暴言などなど法律でかなり対処できる。セクハラパワハラストーカーなども。かなりの抑止力になるなと。カメラを付けるより余程効果があると。教育委員会とか生徒と関わりがないのでその予算を警察に回した方が少なくてもいじめはすくなくるのになと窓越しに
警官を見ながら感じた。
皆んな受験受験という中突然中途半端な時期に転校生が入ってきた。内申点の関係もありピリピリしていた。
その転校生は見た目190センチ近い身長肩幅が広く胸板が厚くガッチリした体型だが手足は物凄く長く股下一メートル以上ありそうなモデル体型で顔は小さく10頭身どこから見ても綺麗な顔をした見た目完璧な男の姿をしていた。私は皆んなの反応を観察していた。その人は有名な私立に幼稚舎から通っていて小中とその私立にいたらしい。そのままエスカレーターで大学までいける有名な一流私立から。しかも駅前にビルを所有していて親は大きな建設会社の社長だというサラブレッドだ。趣味は音楽で家にスタジオがあり楽器は全て揃っていてなんでもひけるそうだ。頭も良く偏差値80はあるらしく運動神経もよく何でもスポーツをこなす。
非の打ち所がない人だった。
なんで有名私立を辞めたかは謎であったがあっとゆうまにクラスの中心になり。皆んなを家に招待したり楽器をプレゼントしたりでバンドをクラスの男の子と組んで体育館でコンサートをしたり。体育祭では応援団長をしたりで学校でも中心にあっという間になった。明るく爽やかで社交的でいい人。
誰も彼をいじめる人はいなかった。
私の経験上転校生や目立つ人は多少はいじめにあうと思っていたがいじめる方の人も人を見て選んでいる事がわかった。
出る杭は打たれるというが完全にずば抜けて出て仕舞えば打たれない事を学んだ。
中途半端がいけないなと。
あと社会と同じく資本力がある人はいじめにあいずらいのも学んだ。仲間になった方が得だというのは色々な力が必要だという事も。それもなにもかも持って生まれた才能と運なんだと。
そういう人に取り入る才能も私には無い。
転校生は私には近づいて来なかった。
というよりいじめる側にまわった。私以外の人達を家に招待したり私以外の人にプレゼントを渡したり彼を中心にして学校全体が纏まり私は蚊帳の外に追い出された。
しかし多分彼はいい人そうなので無意識のうちに群れが出来上がり私は自然に孤立した感じだ。強いものに従うのも自然の摂理だが私はそれすらできない。群れるのが苦痛なのだ。
何故かはわからない。
私もこんな事を十五年も繰り返しているので頭では理解している。弱者である認識もある。傾向と対策としてどうすればいいのかはわかる。
弱いもの同士の群れをつくるか強いものに従いその群れにいれてもらうか。どうしたらよいのかは理屈ではわかっている。
自分に価値を付けてブランディングして周りに認めてもらう。そして同じ価値観をもつように偽装して群れに入ればよいのもわかる。それができなければ弾かれてしまうのも頭では理解している。
しかし苦痛なのだ。
やらないのではなくてできない。側から見れば聞けばいい訳にしかならないだろう事もわかってはいる。損得勘定ではないのだ。それを他人は怠けているとかサボって入るとか意思が弱いからとかいうかもしれないが。
ある親が転勤族で数ヶ月数年で転校を繰り返している子から聞いた事がある。慣れれば偽装してコミニケーション能力高くなるし直ぐに群れに入りコントロールしてすぐに虐める側になれると。
しかしできない人もいる事をわかってほしい。
皆んなが皆んな同じではないのだから。
勉強や運動ができない人がいるのと同じで。
それが私がLGPTQかもしれない事とは別にして。
社会にはLGPTQでも立派に適応している人は沢山いる。
LGPTQの群れをつくったりそれを逆に武器に武装して。
しかしそれはLGPTQの中でも強者なのだと感じる。
普通を装い武装して無理して社会に溶け込みバレたり暴露され自殺する人もいるという事を。その人達は武装する才能と努力をする才能がある。
それすらない人もいる。
マイノリティーの中でも更にマイノリティーはいる。
少しずれるが自己啓発本やセミナーやハウトゥ本を読んでできる人は初めから才能がある人で更に運がついてきて結果タイミングよくうまくいく場合もあると感じた。才能がない人には無駄である。
参考書と同じである。勉強の才能がない人が読んでも無駄なのと。
コミニケーション能力の高い基準は相手を真似る能力という人がいる。沢山話題を持っている人ではないと。海外で言語の違う国に行き直ぐに誰とでも打ち解け合う人は身振り手振り表情などなどを相手から感じ取り真似する事から始まるからだと。喋る能力が高い訳ではないと。ようは相手を知ろうという努力をする才能がある人がコミニケーション能力が高いと判断されるらしい。
周りを見て観察していると皆んな自己主張が強く相手の話は聞かない人が多い気がする。
声が大きく自分の意思を相手にぶつけて相手を黙らさせる人の意見は通りやすいがそう言う人はコミニケーション能力が低いそうだ。
自然の摂理からいうと相手のいう事など聞いていては弾かれてしまうし排除されてしまう。自我を押し通すわがままがより強い人が他人を押しのけ生き残るのではないだろうか。
闘争とかと同じではないのかと感じた。
力なきマイノリティーは淘汰される。
更に受験を控えている。
絶対権力である先生に嫌われると進学できない。
生徒間で潰し合いが始まる。
正に弱肉強食である。
そんなハードな毎日を過ごすうちにまた水はぎりぎりの所まできていた。走る書くでは減らない。いじめ虐待差別を耐えながらの受験勉強である。
兄の決めた男子校に落ちたら世間体とプライド高い私の親兄はよりヒステリックに虐待するだろう。他の人とは違う恐怖と闘いながら毎日過ごしていた。
行きたくもない学校の為に。
愛だの恋だの性別など考える事も出来ず。食事さえ与えられず、当然お金など親から貰った事もなく何の武器も持たずの受験である。家でも学校でも殴る蹴るをされながら。
時間は刻々と迫ってくる。
精神的にかなり追い詰められていた。
過去経験の無いプレッシャーが自分にかかっていた。
責めて勉強だけでもさせてくれと。小さな頃から拒食症になり現在進行形である。
眠る体力すらなかった。
そんな中一人の同級生の人が推薦で六大学付属高校に無試験で決まった。水面下で皆んな動いているのがわかり余計に焦った。
水は表面張力でゆらゆらしている。また恐怖がいつくるかわからない状態で毎日を過ごした。
まるで身体中に巻きつけた時原爆が爆発するのをまつような状態の精神状態である。
時計の音できがふれる。
流石に今度は電話はならないだろう。
受験日は来た。
いじめ虐待食べてない寝てない勉強もしてない。体調も精神も最悪の朝雪が降っていた。
当然コートなど持っていない。かなり積もっていて歩くに歩けない。当然交通機関もめちゃくちゃだった。
遅刻して会場に。
そこから記憶が定かで無い。
気づくと受験は終わっていた。更に大雪になりどうやって家路に着いたか記憶にない。
それから結果が出るまでが更に体調は悪くなる。
その期間も記憶がない。
絶望していたのかさえわからない。
結果発表の日。
受かるはずは無いが受かっても男子校で地獄。
ドキドキもしなかった。たんたんと発表を見に行く。
身体中に時原爆を巻いたまま。
会場に入りごった返している掲示板に自分の番号があるか一応確認した。たんたんと。
私の番号があるのを見つけた。
膝から崩れ落ちへたり込んだ。嬉しいとかとは違う。
生き延びたという感覚なのかしばらく放心して立てなかった。身体に力が入らなかった。時間はわからないがかなり時間がたって人混みがなくなった。
合格者用の封筒を配布している人に声をかけられる。
無意識に何か会話したのだろう合格者用の封筒を渡された。
吐き気がしてトイレに行く。
吐くものは胃にない。
少し落ち着きトイレの鏡をみると髪の色が白くなっていた。
青白い顔痩けた頬に白髪どうみても老人である。
鏡などほぼみないので久しぶりに自分の顔をみてあまりに暗い顔に驚いた。死人てこんな顔してそうだなと。
家族は誰も今日が発表とは知らないだろう。私に興味がないので。試験がいつだったのかもしらないだろう。
とりあえず中学校に報告した。
次にする事が思いつかない。
今日は生き抜ける事はできたみたいだ。
家に帰ると誰も居なかった。
ホッとした。
私は親や兄から褒められた事もない。褒めるというのは他人が何にこだわりをもっているかみつける作業だそうだ。
違いをみつけ感じる。
コミニケーションの第一歩らしい。仲良くなりたいとか近づきたいとか色々な事の第一歩。
褒めると人はのび喜ぶらしい。
私は褒めるという事を親から学んでいない。
感心がないのだ。
兄からなんとなく聞いた事がある。私は望んでできた子ではないらしい。兄は私の目から見ても親から溺愛されている。理想な子供として作り上げた芸術品のような扱いだ。
親は女の子が欲しく授かったらしいが流れてしまい家族は嘆き悲しんだらしい。
そして年月がたち偶然にできてしまい産むはめになったのが私らしい。いらない子として。
その頃には兄は神童の道を駆け上がっていて親から身内はみんなつきっきりで塾に習い事英才教育をしていたらしい。
兄の頭は凄く綺麗な卵型をしている。赤ちゃんの時一時も目を離さず頭の位置を変えて頭の形を整えたと身内が言っていた。二十四時間つきっきりで抱いていたとも聞いた。
私の頭は絶壁である。誰も感心がなく寝たままだったからと身内が言っていた。親に抱かれた記憶が無い。
親からもはっきりと聞いた事がある。抱いた事が無いと。いらない子だと。
兄が一人っ子では可哀想かもしれないので一応産んだみたいだ。兄のオモチャとして。
なので兄は私をオモチャがわりに小さな時から扱ってきた。
ストレスのはけ口として。
確かにあれだけ溺愛され期待されると鬱陶しいだろう。ストレスもたまる、それを私に吐き出す。一挙手一投足やることなすこと気に入らないと物事ついたときには毎日家族に虐待されていた。喋り方歩き方表情ありとあらゆる事で殴られる蹴られた。流行語など使うと記憶が無くなるまで殴られた。
何時も正座をしていなければいけなかった。動いているのさえ目障りだと。
兄は肉しか食べないらしい。
私は母親の作った食べ物を食べた事がないのでよくわからない。家族と食事をした事がないのだ。
兄は何でも手にしていた。野球サッカー武道の用具、自転車、単車、車。おこづかい、欲しいもの全て。
貧しい世の中で皆んなが物がなく自由がない平等な時代なら我慢という観念はないだろう。
皆んなが何でもかんでも小さい時から手にできる今、何も手にしていない私は目の前にある林檎さえ食べる自由はない。
幼児教育について調べた事がある。三つ子の魂百までというのはかなりあるらしい。
その間に色々な教育をすると多才になるらしい。
兄が良い例だ。
私はその間いらない子として放置されていた。抱かれてもいない。
家族写真というものがうちにも沢山ある。特に兄の写真や記録が沢山ある。赤ちゃんから今までの全ての記録が残っている。因みに私の写真や記録は一枚も無い。親が学校に来た記憶すらない。
十五歳というと自分がわかってくる年頃である。まずいなと自分自身で感じる。
社会不適合者と。
兄が何故突然トップクラスの男子校を指定したのか。
私がLGPTQと薄々気づいているのかもしれない。
兄は一流の大学に今通っている。このまま一流企業に就職するだろう。今まで首席できた人だしプライドも異常に高い。
自分の就職の身辺調査の時、弟がLGPTQだと影響するかもしれないと考えたのかもしれない。完璧主義な人だし。
結婚の事とかも視野にいれているのかもしれない。
今のうちなら矯正できると考えたのかもしれない。
エゴの塊のような人なので一抹の不安を感じているのかもしれない。
でない限り私の事に興味などない人なはずである。親も同様である。
合格は一応して少し考える余裕ができた。するとそこに家族が帰ってきた。三人で何処かに行っていたみたいだ。
直ぐに報告しないと殴られるといそいで部屋から出てリビングへ行くと三人いた。
合格しました。と伝える。
三人顔を見合わせて当たり前
だという顔だ。
兄が口を開く。入学したら直ぐに柔道部に入れと。
母親が口を開く。大学は防衛大学から自衛隊に入りなさい。
父親は無言の圧力をかけてきた。
私の人生は今発表された。
親と兄に決定された。
即答しないと殴られる。返事ははいしか許されていない。
はい。と言って直ぐに部屋に戻る。
柔道部、防衛大学、自衛隊。
今回運良く?。合格した男子校の校風が質実剛健であり硬派を売りにした行事が沢山ある学校である。その更に硬派な柔道部に入れと。
防衛大学は士官学校であり士官を創り上げる為にある学校で寮生活であり学生ではあるが学生自衛官でもある。
そして自衛隊。
社会人として最も精神的にも肉体的にも屈強な人でないと務まらない世界である。
まさに日本で最強の群れである。
漢の中の漢にという人生を今言い渡された。
LGPTQかもしれない私に。
実際シェアハウスに住めと言われても無理だと言い切れる。社会適応能力は無い。
社会の最小単位である家族にすら虐待にあっている。次の単位である学校ではいじめにあい続けている。生徒は勿論先生からも。
これから一生続く事が決定した。より辛い一生が。
自由は無い。
つかれた。
蜘蛛の糸のように細い細い物がふぁっと自然に切れた気がした。
兄が突然部屋に入ってきた。
大手銀行に就職が決まり直ぐに一人暮らしをすると。言ったような気がする。つまりは兄に迷惑な事をしたらただではおかない。といった脅しを言っていたような気がする。
うつらうつらしながら正座をして聞いていたのではっきりとはわからないが。
虚ろな目をしていた事に腹をたて顔面に膝蹴りをくらう。
倒れたと散々腹を蹴られる。
正座し直す。
わかったかと言われはいと大きな声でこたえる。
兄が部屋を出て行く。
今日親と兄で部屋を決めてきたみたいであった。近日引っ越すような事を言っていたような気がする。
何も考える事ができない。
走る力も書く力も無い。
生きる力というより死ぬ力さえ残っていない。
昔武士が切腹していた時代、腹を十字に自ら割いて最後自分で系動脈を刀で突くか介錯してもらい首をおとしてもらっていた。自決するというのにも物凄いエネルギーがいるのだと思う。
私にはもう自決する力も無い。
そんな状態で数日たった、多分学校にも通っていた気がする。虚ろな状態で。
数日後学校から帰ると兄の部屋が空になっていた。
家には誰も居なかった。
虚無の状態で家を出て無意識にホームセンターに向かう。
何かを買い物して家に帰る。
ガンガンガンガン。
自分の部屋の中のドアに大きく頑丈な鍵を三つ付けた。
もう外からは開かない。
ひきこもり一日目が始まった。