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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

忘れなほらー

お参り

作者: 忘れな草

お参り


 私の身の回りで不可解なことがよく起こるのです。

目の前を黒猫が横切る、靴紐が切れるなんてことはよくあった可愛いものです。


 最近になると横切る黒猫が目玉が腐って足を引きずっていたり、

靴を履くとき靴の紐が切れたと思ったら中から大量の蟲が出てきたりと度を越して縁起が悪いことが起こります。

昨日も買い物でポイントカードを作ったらNOが666番だったりとしたので

厄払いに近所のお寺様にお参りに行くことにしました。


入口のお地蔵さまにお参りをして、お寺様の階段を上り終えるとお寺の庭園に出たのでした。

昼間なら枯山水が美しい庭園なので、 庭園を見てほっとしている私がいました。


寺務所に向かうと住職さんが迎えてくれて

「どういたしましたか?」

「最近不吉なことがよく起こるのです。 厄払いに来ました」

「それは大変ですね、 厄除けのお守りでもおひとついかがですか?」


 悪霊退散と書かれたお守りを勧められたので、購入して神社の明王様にお参りすることにしました。

境内を進み参内の明王様に『最近よく悪いことが起こるのです。 どうかお守りください』とお祈りをしました。


 パリーンと音がしたので何かが壊れたと思い周囲を見渡したのですがなにも壊れたものはありませんでした。

でも何か寒気がしてきたのです。

来た道を戻り


あれ?ここって枯山水じゃなかったかなと思ったのですが庭園には水が張られていました。

しかし、真っ赤な色の水がよく見えるのです。 それも近くの石かと思ったらすべて白骨死体で、

恐怖のあまり逃げようとしたのですが、先ほどお祈りした明王様が血塗れで入口に待ち構えていたのです。


 逃げようとしたのですが、池の中から手が伸びてきて捕まれ私は動くことができませんでした。

そして血塗れの明王様が近づいてきて……。

明王様怪異に敗けてしまいました。

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