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私がとある合宿場で経験したこと

作者: 智也

実際に体験したことです。脚色等ありません。

これは私が中学3生の夏に体験した本当の話です。

当時バレーボール部に所属しておりキャプテンをしていた私は練習試合のために山の山頂付近にあるとある合宿場に来ていました。2泊3日の日程で参加し、初日は予定通り進みました。2日目も予定は順調に進んでいき、それが起こったのは練習試合も終わり、入浴なども終わって後は寝るだけとなった時です。何かしらの部活動に参加したことがある方はわかってもらえることだと思うのですが、元気のあり余った男子中学生ということもあり、合宿などの泊りの時の夜はたいていみんなで集まって遊んだりすることがうちの部では恒例となっていました。その日も一つの部屋に集まってみんなでトランプなどをして遊んでいました。

夜の9時を過ぎて疲れて眠くなった人も出てきて、眠い人はもうひとつの部屋で寝て、残りはもう少し遊ぼうということになりました。その時は夏で人気もない山頂近くの合宿場でさらに深夜ということもあり、怖心霊などの、いわゆる怪談をすることになりました。私はそういう話が好きだったこともあり主に語り手として様々な話をしていきました。


22時を過ぎたころ、一人の後輩(以降A)が足の痛みを訴え体調を崩してしまったため解散することになりました。私はキャプテンだったこともありAの看病をすることになりAが寝た隣で落ち着くまで看ていることにしました。そしてAが寝て20分ほどたったころ寝ていたAが何かをつぶやき始めました。

A「うぅ・・・何か聞こえる・・・・下駄の音が近づいてくる・・・・・」

私や同じ部屋で過ごしている人は顔を見合わせ確認しましたが誰も聞こえていないらしく、私たちには聞こえない何かがAには聞こえていたようでした。Aはつぶやいた後また寝てしましました。私たちも何か悪い夢を見ているのだろうと特に気にすることなく過ごしました。

そして23時を過ぎたころ、寝ていたAがまた何かをつぶやき始めました。

A「・・・てやる・・ろしてやる・・・・ころしてやるころしてやる殺してやる!!!!!」

そういって部屋のドアに向かってものすごい勢いではいずりだしました。私は何が起こっているかわかりませんでしたがこのままではまずいと思い一人に先生を呼びに行かせ、私自身はAを上から押さえつけようとしました。しかしAは通常では考えられない力でさらにはいずっていこうとしました。当時の私は身長170、体重が70ほど、後輩が身長150~60、体重が50~60でした。それだけの対格差があったのにもかかわらず完全に止めることはできませんでした。私はとっさに「誰も殺さなくていい!」と叫んでいました。すると少ししてからAは止まりました。先生も到着しAも起きた時に確認したのですが、Aは下駄の音が聞こえたことは覚えていたものの「殺してやる」と叫んで床をはいずっていたことは覚えていませんでした。その時は次の日も朝早くから練習があったために就寝することになりました。


次の日、Aはまだ体調が優れなかったため朝練には参加しませんでした。しかし一人の後輩(以降B)が私に近づいてきて言いました。

B「昨日の夜初めて金縛りになりました!」

Bはあの出来事があった当時すでに別室で寝ており、それを聞いた私は何か関係があるのかと気になったことと昨日のこともありBに何があったか聞きました。すると

「昨日金縛りにあって、音がした方を見たら着物を着て昔の人が頭につける傘(菅笠?)みたいなのを付けて下駄をはいた男が部屋の入り口から近づいてきて俺のベットの横からずっとこっちを見てきた」

と言いました。私はその男と体調を崩したAが聞いた下駄の音の人は同じ人だったのではないかと気づきました。

Bはその男を見た後にまた眠ったそうでそのあとについては何もわかりませんでした。

その後は何もなく過ぎていき私たちはその合宿場を去りました。

男に取りつかれたと思われるAは帰ってから近くの寺(神社?)にお払いに行ったそうで、聞いた話によるとAは元々そういったものに取りつかれやすい体質だったそうです。

私はそのあと少ししてから部活を引退してしまいその合宿場に行くこともなくなったのであの合宿場で何があったのか、あの男に何があったのかはもうわかりません。


心霊やそれらの類はそういう怖い話などをすると近づいてくるという話もあるので皆さんも山奥や人気のないところに合宿に行く際は気を付けてください。

短くはありますが読んでいただきありがとうございました。

最後まで駄文を読んでいただきありがとうございました!

私が今までで体験した中で一番やばかった話となります。

文章の最後にも書きましたがそういう場所で会談などをすると霊が寄ってくるという話もありますので皆さんも合宿やキャンプなどの際にはお気を付けください!

何があっても責任は取れませんので!

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