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200文字小説集 vol.2

この一瞬の記念に(200文字小説)

作者: 日下部良介

 屋根を叩く雨音が止んだ。どうやら雪に変わった様だ。



 翌朝、窓辺のきらめきが目覚ましにとって代わる。

 夜中に降り積もった雪が太陽の光を反射させている。


 インスタントの粉末が入ったカップに沸かした湯を注ぐ。

 室内にコーヒーの香りが漂う。



 玄関のドアを開けて外に出る。真っ白な路面にそっと足を踏み出す。数歩歩いて振り返る。等間隔に並ぶ足跡がなぜだか可笑しく思えた。

 スマホを取り出しカメラを起動する。

 この一瞬の記念に。




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― 新着の感想 ―
[一言] 関東は雪模様らしいですね。 雪は音を消していくし、足跡は残す。 何だか映像が浮かぶ短編ですね。すてきです。
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