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大空スバル9

ツイッターのタグの使い方も覚えて

スバル以外のホロライブメンバーの動画も見はじめ、

結構な沼にはまり込んだ私。


雑コラの完成後の虚無感はどこへ行ったのやら

おかしな方向へ加速度的にアクセルが掛かり

完全な厄介オタクとして覚醒しつつあった。


そう、厄介なオタクとして調子に乗り始めたのである。


ホロライブメンバーのライブ配信に現れ

コメントをしたり、スバルにクソマロを送り付けたり。


まぁ今となっては恥ずかしい限りの醜態だ。


それに自分でも一通り浮かんだアイディアを

出し切れば沈静化するだろうと勝手に思っていた。


だが、残念ながら現実はそうはならなかった。



百鬼あやめちゃんがポエムを読む企画に

試しに投稿したらよんでもらえたのである。



「マジか・・・!」



あの時の感動は忘れない。


自分の創作物が採用されるという喜びに

クリエイター的な何かに火がともる。


そしてその創作意欲は直前に読まれていた

ポエムとして送られてきたラップだった。



「なるほど・・・!次の時代はラップか!!!」



落ち着け。そんな時代は来ない。


わりかし冷静になった今ならそう突っ込みを

自分に対していれるだろう。


だが、あの時の私はもうブレーキが壊れていた。


っふっわっふっわした得体の知れない文章の羅列を

大量生産し、一人ニヤニヤしながら近所を散策する

完全な不審者になり果てていたのである。



そうしてそんな私に運命のライブ配信が訪れる。



【深夜】スバ友会議【小声雑談】

https://youtu.be/41Ka35m8H6g



スバルの雑談といえば大喜利の代名詞である。


ここぞとばかりに待機しスバルからふられる

お題を待ちわびる。



――――――ふむ。



どうやら今回のお題は「スバ友」というスバルファンの

ファンネームを変える必要があるのでは?


というものだった。


出されたお題に対して思い思いのコメントをあげる

スバ友たち。



私も何かコメントを・・・!



そう思った際に一つのコメントが目に入る「ソバ友」



そのフレーズに私の心は奪われた。

感性のままにコメントを打ち込む。


無論他のファンもソバ友についてとばかりに

きれっきれのセリフや名前を羅列し蕎麦談義は

大成功の様相をていした。


そうしてなんの脈絡もなく発生した蕎麦に

時間を取られると何やらご不満のスバル。


どうやら大喜利ではなくエモい感じ

配信がしたかったという事らしい。



終始蕎麦に埋められたコメントよそに

何とか動画を終えるスバル。


そんなスバルを他所に調子に乗った私が

ソバラップなる狂気に手を染める。



そう何度も言おう、完全に調子に乗っていた。



勝手な自己満足に浸り大空スバルがまだ

成人もしていない一人の女の子であることを

完全に失念していたのである。




覚えた単語

「ソバ友」

「エモい」感動的なって感じの意味


今につながる最後の話


次回 エモい会議

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