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激痛海戦げーむ  作者: よほら・うがや
チュートリアル
1/2

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「ケイタ、おまえ確か、軍艦好きだったよな?」

「突然、どうした?」

「おまえ、アニメの戦艦ものの話を、よくしてただろ?」

「あ、あー。戦艦好きっというよりは、ドンパチ好きなんだけど」

「戦艦でドンパチ?」

「むかし、向こうからやってきた戦艦群を、魚雷を撃って沈めていくゲームがあってなー。それが好きだったんだ。もちろん、撃つのも好きだぜ」

「それなら、おまえにうってつけのゲームがある」

「どんな?」

「ログインしたら、からだごと軍艦に擬態するんだ。もちろん、感覚だけだけど、な」

「へえー。おもしろそうじゃん」

「ただな、ちょっと変わってるんだ。痛みを伴うらしいんだが」

「痛みを伴う?」

「うん。撃たれて軍艦が壊れるだろ?そのときに、痛みの感覚があるってさ」

「へえー」

「それで沈められるときは、完全破壊だろ?そのときは、とんでもない激痛が走るという噂だ。もちろん、からだには何の害もないんだが」


なんともおかしなゲームが、あったもんだ。

しかし、おれは強く興味をひかれた。

「いっちょ、やってみるか!」

痛みとか、激痛とかが気になるが、海戦ゲームとくれば、やりたくてたまらない。


そして、おれは、そのゲームをPCにダウンロードした。

注意書きと準備事項に、こうあった。

<相当の痛みを伴うゲームなので、じゅうぶん覚悟してログインしてください>

<ゲーム用の特殊服があります。プリントアウトしてください。広げると、服の大きさになります。肩幅、腰回り、足の長さなどをだいたいでけっこうですから記入し、サイズ合わせしてからプリントアウトしてください。着用に際しては、全裸になってください>


服をプリントアウトした。広げると、なるほど、レインコートみたいな感じに広がった。

生地が、超薄い。

服を脱いで、すっ裸になった。

着用するとその瞬間、生地がフィットして、自分のカラダのようになった。

「よし、これで準備オッケー」

おれは、さっそくログインした。


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