1/1
大好きなあなた。そして優しくて私の味方をしてくれる君。
これは、私、馨と2人の親友同士の大地と和希の3人の少し複雑で切ない恋物語である…。
「ねぇー一緒にカラオケ行かない?」
と、私は大地にLINEをした。中2の文化祭の準備で仲良くなった私と大地は毎日LINEをするようになっていた。私はいつも明るい大地に少しずつ惹かれていた。
「おう!! あ、和希誘ってもいい?」
(まあ、2人よりも3人の方が楽しくなるだろう。)そう思った私は3人で行くことを大地に伝えた。
カラオケ前日…。
私は、なんの服を着ていこうかと悩んでいた。お母さんから
「早く決めちゃいなさいよ、友達と遊びに行くだけでしょ?なんでもいいじゃない。」
そう言われたが、(大地に変だって思われたくない)そんな気持ちが強くお母さんを部屋から追い出してまた服を選び始めた。
カラオケ当日…。
楽しみだったからかいつもより1時間も早く目が覚めた。前日に決めた服を着て髪を整えて、カラオケへと向かった。