life《1》:魔術的数字《666》-ソラトー
――獣の数字《666》
――「全ては厨二病のせいなんだ!!」
神に封印されし悪魔―《ソラト》―は、ゾロアスター教の悪神アンラマンユやソラスともいわれている。
またソラスとは、中世の悪魔学(デーモン学)におけるデーモン、またはダイモーン、または太陽とされており、魔術的な数字は『666』とされている。
ソラト(ゾロアスター教の悪神アンラマンユ、ソラスともいわれている)、つまり邪悪な悪魔は、地球を太陽系、及び宇宙体系から切り離し、自らの砦とするために、人類を誘惑し、堕落させ、獣化し、奴隷化しようと目論んでいる。
ソラトが地球にもたらした最も邪悪なものは、666年の周期で行われ、いままで、333年(666/2)と666年と1332年(666×2)にあったという。
333年には、キリスト教カトリックにおいて、アリウス派とアタナシオス派の論争が起こり、アタナシオス派が勝ち、それが元で、カトリックはローマ帝国のように権威化し、キリスト教は堕落の道を辿っていった。
初期キリスト教において重要な教えである、キリストが太陽霊の使者であるという見解を見失ってまった。
666年には、ゴンデイシャプールにおいて、 人類に、時期尚早な太陽の叡智を3つ授けた。
1つは、遺伝による優生学、2つめは、精神による予防医学、3つめは波動による律動学
これらの世界中への伝播は、ムハンマドのイスラムの教えにより阻止された。
1332年に、聖堂騎士団の撲滅
赤い竜(あかいりゅう、英名:Great red dragon that old serpent, called the Devil, and Satan)は、『ヨハネの黙示録』十二章及び十三章に記される竜である。
英名にある通りエデンの園の蛇の化身であるのと同時に、サタンが竜となった姿であり、サタンの化身とも言える姿である。
そして、赤い竜とはエデンの園で禁断の果実を食べさせるようにそそのかしたサタンであるともされている。
また、赤い竜はローマ帝国の軍団の象徴だともいわれている。
悪魔は人間に直接危害を与えることもあるが、同時に人間を誘惑する存在でもある。
倫理や道徳を神の教えや恵みとするならば、それを邪魔するものが悪魔である。
神の創造の6日目に獣が創造され、人も同じ6日目に創造され獣を支配していることから、支配される獣と同カテゴリとしての人間を指ている。
エホバの証人は、6(人間と獣)は7(神)が象徴する完全さに達しない事を表すとし、さらに6が3回繰り返される事は凶兆を表すとしている。
失敗いて焦げた料理を3回も出せばお客さんはキレる、それと同じ事である。マニアックな性癖がなければ……コ、コゲスキーがいなければ……。
箇条書きで書かれたメモを見て、
「……コ、コゲスキーってなんだよ」
おもわずツッコミを入れてしまう俺がいた。
「お、親父が……厨二病に……」
いや、さすがにないか……悪魔を復活させるとか。
あと……
「悪魔を暗殺しろ……なんてない……か……ないよな?」
叶に対抗してシスターになれ!……はさすがにないか。
メモを一通り読んだ少年は、机の上のランプを消し、その薄暗い部屋を後にした。