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一、始まり

注意:この小説は初心者が書いた駄文です。


三人称だか一人称だか分からない混じったような文になることもしばしば。

その他もろもろ、「まあ仕方ねぇな、見てやるよ」という寛大なお心を持っている方はどうぞこのまま下へスクロールしお読みください。


ちなみに、恋姫原作をやった事があるだけで三国志自体は余り詳しくないので許してください。


※最後若干おかしかったのと、字を入れてなかったので修正

 (まだ孫策江東支配してないし)

「………………」


フラフラと森を歩く男。

その身体は傷だらけで、服も赤黒く変色し、ただのボロ着ぬと化している。

今にも倒れそうになりながらも、その体を前へ前へと進めていく。


「………………」


だがそれも長くは続かない。

いつかはその体は地に伏し、男はその命を散らすだろう。

それでも彼は前へと進む。


「………ぃ……」


そんな彼の耳に小さな声が届く。

周りの木々の葉音にまぎれ、ともすれば聞き間違えてもおかしくはないその声を彼は捉えた。

彼の聞いたその声は悲鳴だった。


「主……我はまた暫く戻れぬやもしれませぬ……お許しください」


その言葉とともに、声のした方角へと駆け出す。

先程までの今にも倒れそうで、屍のような彼はもういない。

口を歪め、楽しそうに笑う。

そこにいたのは目にはっきりとした殺意を持った、ただの鬼であった。








次に彼が目を覚ましたのは見知らぬ豪奢な寝床の上だった。

体の傷には手当されており、包帯が巻かれていた。


「……む」


ふと懐を探るが、そこには彼が使っていたモノがない。

当然、今の今まで眠っていたのだからないのは当たり前なのだが、それにはまだ気付かない。


「……ああ」


少し気の抜けたような声を出すと、そのまま起こしていた上半身を布団の上へと沈ませる。

また失くしたか、と呟くと目を閉じただ時間が過ぎるのを待つ。

いつの間にか再び彼は夢の中へと落ちていった。



数刻ほど経ったろうか。

ふと目を覚ました彼の目に映ったのは美女。

さらしを巻き、上着を羽織っただけという子供には目の毒の様な格好をしている。

そんな彼女は彼が目を覚ましたことに気付いたのか気さくに声をかける。


「おー、目ぇ覚ましたんか。

えらい怪我しとったから心配やったけど、体の調子はどうや?」


「……動けない事を除けば、概ね快調だ」


「アッハッハ!そんな風に言えるんなら問題ないな!」


豪快に笑い、その豊満な胸を揺らす彼女を見ながら、ふと、彼は思う。

ふむ、そういえば我はなぜこんな場所で寝ているのだろうか。

一番始めに思いそうなその疑問の答えなど、気を失っていた彼にわかるはずもなく、分からないならばそれでいいと思い直し傍で佇む女へと声をかける。


「……我はなぜこんな場所にいるのだ?」


「ん?なんや覚えてへんのかいな?」


「……恥ずかしながら」


ポリポリと頭を掻きながら、上半身を少しずつ起こしていく。

おっと、と彼女はそれを手伝い、向かい合う形になったところでまた話を再開する。


「まあ、その様子やとここがどこかも分かってへんみたいやな。

ここは洛陽の都。

そんでアンタはこの都から少し離れた森にいた賊と戦って、そのあと倒れたらしいんよ。

私らが駆けつけた時にはもう賊は全滅。

それでウチらがアンタを回収して、この洛陽まで戻って看病しとったわけや」


「そう……か……」


「ああ、そうや。

そういえば名乗ってへんかったな。ウチは張遼、字は文遠。アンタは?」


「我は……太史慈。字は子義。とあるお方に仕える、ただの浮浪者だ」

太史慈:


弓を使わせれば百発百中という弓の名手であるとされている。

その他にも、手戟なども扱い、武芸全般に秀でていたとされる。

その逸話は、孫策と共に山賊を討伐した際に罵声を飛ばした敵兵の掌を矢で縫いつけたものや、単騎で城を突破し騎射で賊を次々射落とし、劉備に援軍を求めたなどがある。


その反面なぜか武功や扱いがパッとせず、合肥や赤壁などでも余り活躍はしていない。というより、正史では赤壁の戦い前に死亡。演義では合肥の戦いの際、“張遼”と戦い、その時の矢傷が元で死亡しているからだと思う。ちなみに、他の作品でも張遼絡みで死亡していたりする。


……あれ、俺もしかして天敵と出逢わせちゃった?

まあ、そんなこんなで唯一やったことのある某無双ゲーで好きだったこの方が主人公です。

言っておきますが、もう完全に誰これお前ナニコレ状態な太史慈さんになります。

だって情報少ない上、死んじゃうんですもん。赤壁前に。

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