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サフラン色の死

アドニスの死を見届け、王都に帰還したルーヴェリアが目撃したのは、既に滅びを迎えたサフラニアだった。

生き残りはたった1人。

この国を滅びへと導くしかなかった哀れで愚かな人間。

そしてその影を踏みにじって出てきたのは、魔王本人だった。


【追記】

次回、最終話となります。

閑静な城壁の外。

いつもなら篝火が灯されている筈のそこに光はない。

人々の営みの音も気配もない。

それが意味するのは、滅びだった。

守ると、誓ったのに。

喪失感で頭がおかしくなりそうだ。

外壁を守っていたのだろう騎士達は、皆地に転がっていた。

体が、頭が城の方を向いている様から鑑みるに、背後から奇襲を受けたのだろう。

自分達が守っていたはずの王都側から。

誰か、誰か一人でも生き残りはいないだろうか。

ウェス・トリステスの外なら、まだ魔族に対抗できる地方があるかもしれない。

生存者が居るのなら、保護してもらえばいい。

城壁に手を当てて、王都全域に索敵の魔術をかけてみる。

誰か、誰か、誰か、誰か。

祈るように生存者を探すが、既に絶命した者達の気配しか…いや、ある。

一人だけ、城の中に一人だけ残っている。

国王だろうか。

この状況下で生き残っているのなら、急いで次元を繋げなくて済む。

魔力は出来るだけ温存したいと思ってのことだった。

一縷の希望を抱いて、城壁内に足を踏み入れた時。

道端に転がっていた死体が、立ち上がった。

ルーヴェリア「…………」

数多の死体達が、縋るようにルーヴェリアの方へ駆け出す。

その中にはクレストの妻と、その子供の姿もあった。

ああ、この光景を見たのが私で良かった。

魔力の温存だとか、考える余裕も無くなった。

ルーヴェリア「今、楽にして差し上げます」

自分が足を踏み入れた西門から、城を挟んで反対側にある東門までの全域を対象に、敵対意思を持つ者全ての位置を把握する。

思い浮かべたのは、あの日の眩い太陽の光。

ルーヴェリア「陰を這う哀しき生命に、安らぎへの導きを」

白い魔力がルーヴェリアの全身から王都内全域に広がる。

それはあまりにも眩し過ぎる光で、けれどとても優しく温かいものだった。

光は苦しみの呻き声をあげる死者達を包み込み、軋む身体を葬り去っていく。

全ての死者が天に召されたことを確認して、玉座の間の扉の前に次元を繋げて転移する。

廊下に残っている死体は操られなかった者達のものだろう。

皆首を斬られて死んでいる。

生者はこの奥に一人だけ。

ゆっくりと、扉を開いた。

ルーヴェリア「…!」

流石に息を呑んだ。

まず目の前に現れたのは裸にされた王妃の骸。の像。

胴体は腰のところで横一文字に真っ二つにされ、上半身側が地に着いている。

胸元と背中に一本ずつ脚がつけられ、上の方に伸ばされている。それは膝から折れ曲がって、同じように上に伸びた腕と共に斬り落とされた王妃の首を支えていた。

手と足で、生首が掲げられている。

その向こうから、国王は光を失った目でその像を見つめていた。

ルーヴェリア「最早帰還報告は必要ありませんね……一体何が起きたのですか」

像を通り過ぎ、国王の前までやってきたルーヴェリアの問いに、彼はぽつりぽつりと、ことの経緯を話し始めた。


騎士団が応戦に出てから暫く後、王都上空に大きなゲートが開いた。

お前に託された短剣で妻が破壊したが、それが過ちであったのだ。

魔術棟の地下から黒い影が伸びて、真っ先に魔導士達が殺された。

上空のゲートは目眩しに過ぎなかった。

妻は魔王に捕えられた。

騒げば殺す、外に連絡をしても殺す。

そう脅された城内の人々は何もできなかった。

そもそも魔導士達が死んでいるので魔力や魔道具を利用して外部に助けを求めることが出来なかった。

魔王は妻を私の前まで連れてきてこう言った。

イレディア「お初にお目にかかる、サフラニア王国の国王よ。我が名は魔王イレディア。余計な話は割愛し本題に入ろう」

国民の命と、お前の妻の命、どちらを選ぶ?

私は選べなかった。

いつも弱くて、頼りない私を支えてくれたのは妻だ。

妻の言葉があったから、私は王として相応しい態度でいられた。

妻は、国民を選べと私に言った。

王妃「民あっての国です。私一人の命と民の命、どちらがより重いかは明白でしょう」

それでも私は選べなかった。

妻が私に追い打ちをかけるのを、魔王はさも愉快そうな顔で見ていたものだ。

王妃「貴方は王なのですよ。外で戦っているアドニスの父であり、この国の父です。どちらかが生きて、民がいれば国は成り立つ。その為ならば私の命は惜しくありません」

どうしてそんなに簡単に、大切な命を捨てられるのか私には理解できなかった。

妻もアドニスの母であり、シーフィの母であり、この国の母なのに。

私はまだ、選べなかった。しかし。

イレディア「早く決めねば両方殺すことになるな」

その一言に、私は折れた。

国王「……民を、助けてくれ」

そう言った瞬間、妻は目の前で首を落とされた。

最後の言葉を遺す時間すら与えられずに。

それだけに留まらず、服を破かれあんな姿にされて。

イレディア「凡愚な王妃と愚鈍な王か、似合いだな」

けたけたと笑う声と共に、城中から悲鳴が聞こえてきた。

使用人や衛兵達が次々と殺されていく音だ。

国王「…!待ってくれ!娘だけは…!」

言わなければ良かった。

言ってしまった後に気がついた。

イレディア「ああそうか、確か居たな。娘が」

悪い笑みを浮かべた魔王がまた問いかける。

国民の命と、娘の命、どちらを選ぶ?

妻だったものの像が視界から離れなくて、娘を見捨てたら同じように殺されるのではないかと思って、私を支えてくれる言葉はもう無くて、懇願する他に選択肢は無かった。

国王「娘を!娘を助けてくれ…!!」

私は、王でいられなかった。

魔王が私の前に水鏡を作り出し、外の様子を見せた。

いつものように暮らしていた民達が、何の罪も犯していない民達が、私の言葉一つで影に切り裂かれて殺されていく様が映っていた。

部屋の中で、家の入り口で、店先で、道端で、男も女も子供も関係なく殺された。

イレディア「良かったな?娘は助かったぞ。息子の方は分からんがな?あぁ……娘ではなく子供は助けてくれと言っていれば、違った結末になっていたやもしれんな……」

喉を鳴らすように笑いながら、魔王は闇の中に消えていった。


そして今に至ると。

つまりアドニスが魔族の相手をしてクレストの元へ駆けつけた時には既に王都は陥落していたということか。

そして成る程、この男は自分の娘がまだ生きていると勘違いをしている。

魔族は約束なんて守らないし嘘つきだ。

王妃を捕らえた時には既に他の魔導士と共に殺していただろう。

だってこの城の中に生きている人間はこの男以外に居なかったのだから。

ルーヴェリア「…アメリオ・ラグラッツ・サフラニア」

男の名を口にしながら、目の前に立つ。

ルーヴェリア「お前はもう王じゃない。多くの罪なき人々を殺めた責を取り、その命を終えろ」

彼女が柄に手をかけるのが見えたと思えば、視界は床の模様で一杯になった。

次いで、広がっていく赤い液体で満たされる。

ここに死体が二つ。

原型を留めていなくても誰なのかわかるように造られた骸の像と、たった今床に転がったばかりの、首。

隣席が空いた玉座には、首のない王だった男の体が鎮座している。

ルーヴェリアはその胸ぐらを掴むと、この国の王妃だった骸の像の方へと放り投げた。

偶然にも、王だった男の腕は像の胴体を絡め取るように引っかかり、彼女を抱き止めるような形で床に倒れ伏す。

ルーヴェリアは血の滴る剣を払うでもなく鞘に納めるでもなくただ、立ち尽くした。

そんな彼女の耳に乾いた雑音が聞こえてくる。

玉座の向こうから人影が出てきた。

ゆっくりとした拍手をしながら、それはルーヴェリアの真横で足を止める。

イレディア「素晴らしい腕前じゃないか」

転がった元国王の首に視線をやれば、骨と骨の合間で綺麗に斬られた切り口は、真っ直ぐで歪みのない、見事な円を描いていた。

ルーヴェリア「…黙れ」

空気に溶けてしまいそうなほど静かな、それでいて重たいものを感じさせる声色だ。

それでも、滲み出る殺気から怒りで我を失いかけているのが手に取るようにわかる。

煽るのはこれくらいでいいだろう。

拍手を止める。

いや、もう少し遊ぼう。

イレディア「お前はこの国の騎士だったな。国が滅びた今、お前は行く宛もあるまい」

何が言いたいと視線で問うてきたルーヴェリアに続ける。

イレディア「降れ」

ルーヴェリア「ほざけ!」

間髪入れず声を張り上げながら剣を横に振るわれた。

体は胴から真っ二つになったが、幻影だったので何の問題もない。

ルーヴェリアの背後に、実体を持った魔王がサーシャと共に降り立つ。

こちらを見やった騎士に問いかけた。

イレディア「どれくらい保つ?」

騎士は即答した。

ルーヴェリア「お前が死ぬまでだ」

両者の剣がぶつかり合って、雷鳴よりも高く鋭い音を響かせた。

お互いに弾けあって距離ができた時、魔王がにやりと笑いながら指先をパチリと鳴らした。

ルーヴェリア「……!!」

どくん、と。

止まっていた筈の心臓が動き出すのを感じる。

同時に、心臓が止まってから数えて約80年分の無茶な行いがルーヴェリアを襲った。

普通の肉体では耐えられない魔力の膨張作用を利用していたこと。

不老不死だからと普通なら死んでしまうような怪我を平然と負ったこと。

長い間利用してきた不老不死が解き放たれた今、それらの過負荷が襲い、体はかつての傷を再現して勝手に裂けていく。

溢れ出ていた魔力は一気に枯渇していった。

魔力が無くなって尚魔術を行使する時、何を犠牲にする?

答えは生命力だ。

生きる為の力まで奪われて、ルーヴェリアは両膝を地につかせた。

体を治す為の力もない。

喘鳴すら血の塊に塞がれて出ない。

体のどこが痛むのか分からない。

全身が裂けるように、内側から破られるように、外側から圧し潰されるように痛い。

サーシャ「…驚いた。解呪なんてどこで覚えたのよ」

イレディア「死霊術師のところに居たことがあってな。その時に色々学んだんだ」


二人の声が遠い。

意識も遠い。

駄目、まだ手放しては駄目。

国は滅んだ、何も守れなかった。

──憎い。

このまま終わるの?

何もかもを奪われたままで?

──憎い。

こんな終わり方があるか。

取り返すことは出来なくても、少しくらい復讐したっていい筈だ。

──憎い。

終わりたくない、まだ終わりたくない。

終わってなるものか。終わらせてたまるか。

──憎い!

私から何もかもを奪ったこの女が憎くて仕方ない。

復讐の機会すら奪う運命が恨めしくて仕方ない。

多くの犠牲を強いても定めを覆せなかったことが悔しくて仕方ない。

──憎い!!!

殺してやる。

一人残らず殺してやる。

こちらからゲートを開いて魔界に赴き全ての魔族を殺してやる。

理不尽に私達を殺した奴らを皆殺しにしてやる!!

……かつての仲間の意思を喰らってでも。


ことりと、項垂れた頭から白銀のヘルムが落ちた。

床に落ちたそれは淡い青色の粒子となって消える。

イレディア「…?」

首を刎ねようとした剣が止まる。

もう生きていない筈のその女騎士が、息を吐くのを感じたから。

首から黒いチョーカーとペンダントが落ち、消える。

穴の空いたチェストプレートが、ガントレットが、その下にいた手袋が、緑色の宝石で飾られたブレスレットが、次々と彼女の体から剥がれ落ちるようにして消えていった。

背後に備わっていた白いマントが、チェストプレートの下にあった青いブローチが消える。

ゆらりと立ち上がった彼女の足先からブーツが消えた。

サーシャ「魔装具の魔力を吸収して…る…?っ…イレディア!!」

声を上げた時には遅かった。

イレディアの胸元に深くルーヴェリアの剣が突き刺さる。

ルーヴェリア「不死の力を削げば殺せると思ったのか……」

人の身には有り余るほどの魔力がルーヴェリアの身体を癒し、彼女に純白の衣服を纏わせた。

彼女が愛用していた白い膝丈のワンピースに、今では少し古びた騎士団のブーツ。

何も飾らないそれが、かつて彼女を支え、慕い、敬い、愛した者達のよく知る姿だったから再現されたのだろう。

ルーヴェリア「お前が相手をする騎士は一人だけだと侮るな…!」

勢い良く腕を振れば、奴の体は胸元から半分横一文字に斬り傷をつけながら吹き飛び、壁に叩きつけられた。

サーシャ「イレディア…っ…!」

半ば悲鳴にも似た声をあげる側近を、奴は片手で制する。

問題ない、と。

イレディア「多少驚きはしたが、この程度で死ぬような体じゃない」

そうだ、魔族には魔核がある。

魔女である自分と違って、魔核が壊されない限り死ぬことはない。

安堵の息を漏らすサーシャにイレディアは言った。

イレディア「手出し無用だ。楽しみを無くしてくれるな?」

凄絶に嗤った魔王の足元から魔力の奔流が迸る。

瓦礫を吹き飛ばす程の強い渦、流石は魔王といったところか。


立ちはだかるは魔族を束ねる魔界の王。

立ち塞がるはかつて栄えた国を支えた騎士。


人と魔王の最後の戦いが始まる。

ある日の▓▓▓▓


魔界下層、西部のとある館から悲鳴が響いた。

真夜中の誰もが眠りに就いているような時間帯であったため、絶叫にも似た声を聴いた者は殆ど居なかっただろう。

ただ、ある日突然、噂だけが溢れ出した。

生ける屍が夜毎血を求め街を彷徨っている、と。


僕が居たのはその館さ。

古くから死霊魔術について研究をしている、西部では少し大きい家柄だった。

目的は、完全な蘇生術を完成させること。

僕はその館の奴隷だったのさ。

家畜の方が多分マシな生活を送っていられただろうね。

僕の他にも奴隷はたくさん居た。

女の人間より男の人間の方が体力があって扱いやすいからってことで、沢山の少年達が拉致監禁されていたんだよね。

中には好きものも居たらしいけど、僕がその対象になることはなかったよ。

毎日毎日冷たい地下牢に詰め込まれて、出されたかと思えば誰かが殺されるのを見せられる。

そうして中途半端な術の実験台にされては、廃棄処分…食糧にされていたわけだ。物理的にね。

最初はすごく怖かった。

家族と引き離されて、その家族がどうなったかも分からなくて、いつ自分が死ぬかも分からなくて。

そして僕は考えた。

どうしたら皆を助けられるのか。

どうしたら皆で逃げ出せるのか。

ずっと色んな計画を立てていたけど、誰も賛同なんかしてくれなかった。

僕がそういうことを企んでると密告した子が居たけど、僕は言ってやったんだ。

それは主様の目をこちらに向けて、その隙に逃げようとしているだけですよって。

そうしたらその子が連れて行かれて実験台にされた。

そんな風に生き延びているうちに、なんか僕だけ長生きしちゃって、主様に気に入られたのか、死霊術のあれこれをよく聞かされるようになった。

まあ年老いていたし、話し相手が欲しかったのかもね。

何せ、家人すら実験台にするような人だったし。

そうして知識をつけていくうちに、僕は考えた。

あれ?自分の意思で操ることが出来るなら、別に蘇生なんてしなくたっていいじゃないかって。

僕は主様の書斎に忍び込んで沢山の知識を一度に頭に叩き込んだ。

そうしてまた、自分が生き延びるために誰かを犠牲にしようとして、間違って主様を殺しちゃったんだよね。

正確には、書斎に忍び込んだことに腹を立てた主様が、酒瓶で僕の頭を殴ろうとしたところに居合わせた女の子が刺し殺しちゃったんだけど。

彼女はこの館唯一の女の子の奴隷だった。

なんでも、気まぐれで拾ってきた人間の女が産んだ子供らしくてさ。

まあ滅多に顔を合わせることは無かったんだけど。

あ、その子の名前はイレディアっていうんだ。

イレディア「お前、特別此奴に気に入られていたようだな」

まあ、うん、と頷く。

イレディア「死霊術の知識はどれくらいある?」

一応、主様だった魔物が持ってる知識は全てと答えた。

イレディア「なら、死霊術で生活しているように見せかけることも出来るな?数日でいい」

それくらいなら出来るが、あれらは血肉を求めて彷徨うゾンビみたいなものなんだけど…。

イレディア「使用人含めこの館に住んでいた奴らは全員殺してある。お前が死霊術を行使したら、さっさと館を出るぞ」

まさか、こんな風にここを出ることになるとは予想だにしなかったよ。

適当な地図を握って、蘇った死体達から逃げ回りながら、なんとか館を出た。

残されていた子供達のことなんて、考えてる余裕は無かった。

イレディア「やっと、出られた、な。危なかった」

「君が、皆殺しに、して、いなければ、こうも、苦労することは、なかったよ」

ぜえはあと上がった息を整える。

「で、これからどこに行くのさ」

イレディア「魔王城だ。私は玉座を目指す」

は??人間の分際で出来ると思ってるの?

と、思ったんだけど…

イレディア「館内の子供達は全員人間界に送り返しておいた。あの館は死霊…いや、食屍鬼が彷徨うだけの廃墟になっていくだろうな。そんな館の近くで暮らしたくはないだろう?」

なんか一人でも行く気満々だし、僕が忘れていた子供達をちゃっかり人間界に戻してやってるし。

同じ奴隷同士、なんだかんだ気が合いそうだったから、飽きるまではついていくことにしたんだよね。

でも旅の目的の理由くらいは聞かなくちゃと思ってさ。そしたら、なんて言ったと思う?

私はこの魔界の在り方そのものを変える。

だって、僕思った。

絶対飽きないだろうなって。

そして彼女の目指す未来には、きっと僕たちみたいな奴隷なんて存在しない平穏な魔界があるんだと思うと、胸が躍った。

他にもついていく理由は沢山あったんだけど、これが一番だったかな。

イレディア「そういえば、名前は?」

そうか、僕は知ってても彼女は無数にいた男の子のうちの一人でしかないから知らないんだ。

ノクス「僕はノクス。宜しくね、イレディア」

そうして、適当に掴んだ地図と睨めっこしながら、上層を目指す旅が始まったんだよなぁ…。

あ、一部は逃避行そのものだったけどね。

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