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氷の溶かし方(1)  作者: あーちゃん
1/1

少女との出会い

初めまして。あーちゃんと申します。

初作品で、(多分)駄作ですが、読んでいって頂けたら幸いです。

雲一つない青空の下、少年が1人とある校舎の屋上で寝そべっていた。


「zzz...」


「...ろ」


「zzz...」


「...きろ」


「zz「起きろっつってんだろ!!!」


「あいた!」


叩かれた頭をさすりつつ少年が目を開けるとそこには見慣れた人の顔が。


「いって~な~謙ちゃん何すんだよ」

「あと三分したら昼休み終わるから呼びに来たってのにお前が起きないのが悪いんだろ。」


と、ため息をつくのは俺の親友、|神崎健次郎≪かんざきけんじろう≫である。


「ったく...俺がいなかったら確実に授業に遅刻するぞお前」


「まあそうだけど...って襟引っ張らなくていいから!自分で歩けるからぁ~!」


といういつも通りの会話をしつつ俺、|倉橋蒼≪くらはしそう≫は謙ちゃんに襟首をつかまれて運ばれていった。





...とまあ。

無事(?)に午後の授業に参加できたのだが。


「な~に言ってるかわかんねぇ...」と頭をかくばかり。


よくよく考えてみれば当たり前のことである。

だって、授業まともに聞いた覚えないもん。


「どこをどう積分したらどうなるって...???」


と、いつも通り頭の中が?に包まれたまま授業が過ぎていった...


帰り道。

昇降口で謙ちゃんを待っていると、いきなり背後から

「お前期末テスト大丈夫なん?」と。


俺は振り返ることなく、

「どこをどう見たら大丈夫に見えるんだよ謙ちゃん。いつもどおり全く頭に入ってきません!」

「威張るなや...分からないところはまた教えてやるよ。」

「Oh!神様健次郎様!」

「ほら帰るぞ。あとちなみにデートの予定とかあるからそんなには時間取れんぞ」

「こーの人気者めー」

「人気者って...というかお前に恋愛とかイメージないわ」

「何を―!」


こうしていつも通りの一日が過ぎていく

俺は、この日々がとても好きだ。


テストやばいな~と思いつつ帰宅。

親はまだ帰ってないので鍵を...と思っていたら鍵が開いていた。


「あれ?」

今朝出るときに戸締りはしっかりしたはず。


「...明るいな。」

そして明かりまでついている。


「あ、空き巣...?」

いやさすがに違うか...と思いながら恐る恐るドアを開けると、リビングからいい匂いが。

不審に思いながらそーっとリビングのドアを開けると中に自分とおそらく同年代だと思われる少女が1人。それもキッチンでどうやら夕飯を作っているようだった。


「?」少女が手を止める。

まずい...気づかれたか

隠れようとも思ったが何故か俺は隠れず逆に堂々とリビングに入った。


「えーっと、どちらさま...ですかね?」


少女はこちらに気づいたようで、微笑みながら言った。

「私の名前は|氷山麗≪ひやまれい≫です。今日からここでお世話になります。よろしくお願いします。」


...なるほど、麗さんね。よろしく。


...ってええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


と、家全体に俺の叫びがこだましたのであった...

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