恋人と別れることを考えているときにやってほしい6つのステップ
「彼氏のこと好きなのかどうかよく分からなくなっちゃって、別れるべきか悩んでるんだけどどうしたらいいんだろ?」
友人ととあるカフェに入ってケーキをつついていた時に、このような相談を受けた。一通り二人でショッピングをして、小腹が空いた夕方のことだった。私は手に持っていたフォークをお皿の淵に置いて、
「わああ、そういうときあるよね。めっちゃわかる」
と大共感。私もちょうど、付き合っていた人と一か月ほど前に別れていて、そのときは彼女と同じような悩みを持っていた。そして、私も別れを決断するまでに色んな友達に相談をしていた。
そこで貰ったアドバイスと、何となく私がやってみたことが案外上手くいった。自分の気持ちを整理して、相手と別れるべきか判断する方法というのは、紹介できそうだ。
ただ、これは私の一意見なので、色んな意見があって当然だと思うし、これを強要するつもりはない。もしも恋人のことが好きかどうかで悩んでいる人や、別れるべきか悩んでいる人がいたら参考程度に聞いてほしい。
まず初めに、恋人のことが好きかどうかよく分からなくなる、というのはよくあることだと思う。それでは、なぜ自分のことなのによく分からないと思うのかというと、それは好きな部分もあるし嫌いな部分も両方あるから、完全には嫌いになれないという状態なのではないだろうか。
だから、よく分からないというとき、相手のことが好きという気持ちが残っているのもたしかだ。それでは、どうするか。
ステップ1 まず、不満に思っていることを相手に話してみる
別れる以前のステップとして、嫌いな部分は見逃さずに直してもらうように言ってみるべきである。例えば、時間にルーズなところが嫌だとか、生活がだらしないのが嫌だとか。
だって、完璧な人はいないと考えれば、嫌な部分というのは誰と付き合っても必ず存在する。だから、こういう部分が嫌いだから別れるというのは、小学生が「イヤイヤ」いうような低レベルのことなのだ。嫌いな部分と向き合ってこそ、その人と真に向き合える。
だからまずは、相手の嫌な部分を直してもらうように言ってみよう。
ステップ2 それでも改善されない、または改善されても相手への気持ちが変わらなかったら別れることを考えてみる
相手に嫌な部分を伝えたところで、それが改善されないということがある。待ち合わせに遅刻してくるのが嫌だから直して、と言っても相手はすぐに遅刻癖を直せないかもしれない。
そうなれば、あなたの相手への不満は解消されない。また、仮に相手が遅刻を直してくれたとしても、好きな気持ちが薄れた状態が変わらないこともある。そうなれば別れるという選択を考えてみよう。
そこでもし、相手が嫌な部分を変えてくれなくても、嫌な部分も含めて可愛いから許せると思えたら、そのときは別れるべきではない。さらに、嫌な部分を改善してくれて、やっぱりこの人が好きだと思ったときも別れないほうがいい。
ステップ3 別れるという選択肢を相手に相談し、一度距離を置いてみる
相手に嫌だと思うことを伝えても、あなたの気持ちが変わらなかったときは、別れたいと思っていることを相手に相談してみよう。ここで大事なのは、あくまでも「相談」の形を取るということである。
「別れたいと思っているのだけど」と提案をしてしまうと、一方的になってしまいおすすめできない。「最近ちょっと○○さんとの将来が見えないんだ」「この先一緒にいるべきかどうか悩んでいる」あたりがいいかもしれない。
相談が終わったら、少し距離を置いて考えたいと話してみよう。おすすめの期間は最低一週間から、最高で二週間ほど。短すぎても意味が無くなってしまうし、長すぎると疎遠になってしまう。
その期間は会わないことはもちろんだが、連絡もできればしないほうがいい。そこをどうするかは必ず距離を置く前に二人で話し合って決めておくようにしよう。
ステップ4 距離を置いている間で、その人が傍にいなくなったらどんな感じか体験してみる
さて、距離を置けと説明してきたが、距離を置くことの最大の効果は、その人がいなくなったらどんな感じかが分かることである。大切な人はいなくなってから初めて気づくともよく言う。
期間の初めは何も連絡がないことを寂しく感じると思う。しかし、時間が経つにつれて気持ちが変化することはよくある。寂しいと思っても、事前に決めた期間を守ることが大切である。
ステップ5 距離を置いてみてやっぱり一緒にいたいと思ったら、別れない。寂しくないと思ったら別れる
さて、距離を置いている期間中は人の気持ちは変わることがあると言った。判断基準にしてほしいのはこの期間が終了したときに自分が相手のことをどう思っているかだ。
やっぱりこの先もこの人と一緒にいたいと思ったとしたら別れないほうがいい。もう一緒にいたくないし寂しいとも何とも思わなかったら、そのときは別れを決断しよう。
ステップ6 相手に連絡をして自分の思いを話し、お別れする
別れ話をするときの手段として、チャットはおすすめしない。できれば電話か、どこか人目の付くカフェがいいと思う。相手や自分の家というのは、揉めることもあることを考えると危険なので避けたほうがいい。
対面をおすすめするのは、自分の思ったことを要約せずに全てを言葉で説明すべきだから。チャットでは、なるべく短く、そして早くまとめることを求められる。
そのとき、案外重要だった思いが省略されてしまうことがある。そういうものもひっくるめて全てを相手にぶつけるべきである。
さて、別れるまでにこんなに工程が多いのかと面倒くさく思う人もいると思う。でも、こういう一つ一つの段階を得たほうが、自分は何が嫌でどうしたいのかという自分の思いに気がつくことができる。何となくもう好きじゃないかもと思って別れるよりは断然いい。
さらに、二人のことを考えると、付き合ったのは二人の合意があってのことだから、別れるときにも二人で時間をかけて話し合うことが必要だと思うのだ。