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第一生物、発見!!


 ガサガサ、

 ガサガサ、


 異世界で目を覚ました僕は歩き続けた。


 役に立ちそうにない剣だが、草木をかき分ける程度には使える。


 目指すは今夜の寝床となってくれる木だ。

 

 人間と出会えればベストって感じ。



 そういえばさっきから生き物がさっぱりいないんだけど、なんでだろう?


 異世界ものでは森の中の動物が少ないと、そこには食物連鎖の上位に位置する強者が居座っているっていうのが定番だけど。


 「あれ?」


 結構生臭いけど微妙に食欲の出るこの臭い......血かな?


 風上の方から流れてきた臭いをたどると......



 グッチャグッチャ


 一気に獣臭いにおいも流れてきた。

 それも何だかスプラッターな効果音付き。


 これは......お取込み中ってやつ?

 ムービーで捕食シーンが流れるやつだ。

 覗けば戦闘フラグが立つ。


 よし、スルーしよう。

 



 そうして僕は今来た道をこっそり戻っていく......



 バキッ「あ、」

 「グルァッ!」

 そうは問屋が卸さなかった。


 完全に気付かれた。

 

 枝を踏んで音を立ててしまうなんて何たる失敗。

 このまま殺されるのもご免なので、

 頭のスイッチを切り替えて、


 「いよっと。」

 手近な木にしがみついて登り、上へ逃げる。


 

 「グルルルル......」


 ガンッガンッ

 ユッサユッサ


 ゆ~れ~る~


 あきらめ悪く木に突撃してくる何か。

 そのせいで無茶苦茶登りにくい。



 埒があかないので適当な太さの枝に腕をかけて下を見ると、


 「わぁ、ファンタジー。」

 さすが異世界。

 僕の下では、


 名高い伝説の人面虎、マンティコアみたいなのがこっちを見ていた。

 怖い怖い。



 

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