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鬱というもの

作者: フォートレス001

 実は、私は鬱病持ちです。毎日抗鬱剤と睡眠薬を服用しながらなんとか生きております。

 では、鬱の症状とはどんなものか?

「もう死んでしまいたい。」という感情をイメージする人が多いと思いますが、そうではありません。逆に、

「死んじゃだめだ、死んじゃだめだ、死んじゃだめだ!」

そう自分に言い聞かせる事に疲れ果て、

「もう死んでもいいよ。」

と、誰かに言ってもらいたい。そんな感情です。

 私の場合、強烈な自殺願望があるわけではありません。ただ、起きている間中、不安感が体の周りに纏わりつく霧のように離れないのです。何が不安なのか、自分でもわからない。とても漠然としていて、どうすれば払拭できるのかわからない。そして不安だから眠れない。不安を忘れようとして何かに集中する(ゲームとか読書とかこの執筆とか)。集中しているうちに朝が来る...。そんな毎日の繰り返しです。芥川龍之介の言った「漠とした不安」というのはこの事なんだろうなぁと、身を以て実感しているわけです。

 何がきっかけでこうなったのか?

 自己分析をしてみても、何が決定的な要因なのかは判然としません。元々そういう傾向があったのかも知れません(少なくとも、楽天的な性格では無い)。或いは、若い頃の仕事の影響かも知れません(20代の時にはシステムエンジニアをしておりまして、深夜の業務は当たり前、早朝呼び出しも当たり前、27時間ぶっ通しの時もある、といった無茶苦茶な勤務形態でありました)。気が付いたら、生きている事に息切れを感じているような状態になっておりました。

 一度、自殺を試みた事もありますが、痛いわ苦しいわで断念しました(楽な死に方なんか無いぜっ!やめといた方が良いぜっ!)。その直後くらいに東日本大震災があり、皮肉な事に、それを切っ掛けにちょっと症状が軽くなりました。停電と断水が長期間続く中、近隣の人達の安全確認、各家庭への水配り等を手伝っているうちに、「ああ、自分はまだ生きてて良いんだ」と感じる事が出来たんです(それ以前は、「自分は生きてて良いんだろうか」と自問する毎日でした)。その後、心療内科を受診して、薬を処方してもらって現在に至るわけです。

 因みに、そんな私に周りはどう接しているのかと言いますと、普通に接してくれています(殆どの人は、私が鬱だと知りませんし、元々交友関係が広くないというのもありますが)。そして、それが一番有難いのです。

 書いているうちに、何が言いたいのか自分でも分からなく成ってきましたので、今回はこの辺で終わりにします。なんだか取り留めの無い事を書いてしまってごめんなさいm(__)m


乱文、拙文でごめんなさい。同じ鬱病持ちの人達の励みになればなぁ、と思って書き始めたのですが、単に自分の状況を書き連ねただけの内容になってしまいました。因みに、自殺を唆すようなコメントは絶対しないでくださいね(お願い-人-)。

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