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二つ折りの退職届

初投稿です!ギャグコメ兼弱ラブです!

暖かく見守ってもらえれば幸いです!

是非最後までお楽しみください!


「ねぇあの娘また突っ立ってるよ笑笑」


私にとっての挨拶ともなりかけているこの言葉。

冷たくあしらわれ、直接的な発言はせず

相手のいない影でコソコソと物を言われる毎日。


ここは佐伯家。

日本でわりかし有名な富豪の家系で、超優秀な息子様3人がいらっしゃいます。ご紹介しましょう、

長男の佐伯 憲一様 佐伯グループ本社の専務で、

時期社長でございます。時期社長だからとだいぶ調子に乗られています。

次男の純一様 グループ財団の理事を勤めてらっしゃいます。いつもネチネチ物事を言ってます。ある意味口達者ですね。

三男の慎一様 外資系コンサルのアナリストをしてらっしゃいます。特に何も話しません。ハシビロコウかて

そんな佐伯家にメイドとして勤めています。

私鈴木真美です。よろしくお願いします。


さてそろそろ掃除をしなくては

思い腰を一生懸命にあげて、長くシンとした廊下を歩く途中、私は厨房の話を聞いてしまう。

「アイツさっき純一様の皿拭いてたのみた?」

「見た~ガチ汚~い」

「除菌しとこ~www」

そういって除菌スプレーを手に取り笑いながら純一様の皿を拭き直している。

彼女らはどう言ったつもりでこんなことをしているのだろうと半怒り半困惑で私はその場を去った。


私の向かった先は慎一様の部屋にある花の花瓶の水を変えること。いやマジ時間の無駄

そんなこと言えるはずもなくさっさと仕事を済ます。よし終わった、帰ろう。そう思ったそのとき、部屋のドアノブがガチャと音を立てた。見るとそこには佐伯家3人息子がいた。は?なんで?

私が口にする前に憲一様が言った。

「なんでここいんの?」いやいや、仕事やねん

…違う違う。変換をして

「仕事の一貫で慎一様の部屋にお邪魔させていただきました。では私はこれで。」退散しようとしたとき

あのさ…と憲一様が私を止めた。


「鈴木。お前、自分がなぜここにいられるか分かっているの? ……優秀なメイドが引き立つための『比較対象』だよ。お前みたいな貧相なのが一人混じっているだけで、佐伯家の品格……いや、他のメイドたちの輝きが生まれるんだよ。お前は咲く花の土なんだよ。感謝しろ、お前はそこに立っているだけで役に立っているんだ」

は?

「慎一、お前もそう思うだろ? でもやっぱり土というか泥だな、お前の貧相な見た目は。屋敷がまるで醜く見える。佐伯家の損だ。……鈴木、謝んなくていい。お前の存在自体がミスなんだからな。早く消えてくれないかな」


私は何も言えなかった。言葉がでなかった。

自覚はしていた。私が嫌われていることも、冷たくされる理由も。でもいざ正面で話されると心がどんどんと苦しくなっていく。枯れたはずの涙が目にたまっていく。視界が涙で滲むのを必死に堪え、憲一様の言葉が、頭の中でドロドロと泥水みたく渦を巻く。


泥か…もういいよ、泥でもなんでも


私は、常時構えていたシワ一つもない、二つ折りの退職願を机に付き出した。

「辞めます。今辞めさせていただきます」

「は? 」

驚きで固まる憲一様と、口をパクパクさせている純一様。こちらを伏し目で見ている慎一様。各々がとても面白いが、のんきに反応を見ている場合ではない。振り返りもせず、私の唯一の宝物の通帳を握りしめて、忌々しい屋敷をあとに走り出した。






ご覧いただきありがとうございます!!

急な展開なのですがぜひおっていただけると幸いです!皆様の期待を込めた応援をお待ちしております!

基本的に夜の11~2時の投稿を予定しております。

皆様の星の数々待ってまーす!!!

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