表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
太陽と月  作者: 高槻博
118/123

飼い主の雨宮さんと飼われ主の彼女

僕らは夜の10時には家に帰れるように打ち上げを切り上げ、解散していた。一応進学校という名を掲げるだけあって、根は真面目な生徒が多く、寄り道をする生徒はほとんどいなさそうだ。


「太陽くんーー!打ち上げ楽しかった!?どうだったーー!?二次会にカラオケいっちゃう?!」


明らかにハメを外している彼女によって、数秒前に考えていた自分の思考は瞬殺された。そして僕はそんな彼女を見て、大きなため息をついた。


「なんだそのため息は!運気が逃げてくよ!!疲れちゃったのかー!」


たしかに、今日はたいして動いてもいないのに身体中に疲労が溜まってるのを感じたが、先ほどの大きなため息はそれによるものではない。


「いや、君を見ていて、打ち上げだったりそういう時にハメを外しすぎてやらかしちゃいそうだなと思ったら自然とため息が出てきただけだよ。」


「それは心配いらんよ!!なぜならー!」


彼女が大きな声を上げて話続けると雨宮さんが彼女の後ろに現れ、耳がもげそうなくらい引っ張っていた。


「騒ぎすぎ。ご近所の迷惑を考えなよ。恥ずかしい。」


注意されながらも得意げな彼女の顔を見て、ハメを外し過ぎてしまいそうな時は雨宮さんが止めてくれるから大丈夫だと思っていることが感じとれた。しかし、なぜ彼女が得意げな顔をできるかは疑問であった。


「心配だったけどなんだかんだ馴染めてたようで何よりだね。」


彼女を黙らせている雨宮さんが僕に言ってきた。


「どうやら派手に転んだことが良かったみたいだね。話題性は十分だったよ。」


「どうやら女の子にもモテモテだったし、日向くんにもモテ期到来かなー?」


「僕はモテ期なんてきたって嬉しくないことはわかるでしょ。」


「まぁそうだね笑」


雨宮さんとそんな話をしているといつの間にか放たれた彼女はまた別のクラスメイトのところに向かっていた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ