第37話 人魚は人を欺き、食らう
どもどもーこっちもちゃんとかいてるかんね!
新作の優しい魔王様もみてね!
なかなか勇者様がヤベーやつだからw
こっちのブクマもどんどん増えねーかな
感想もたくさん増えるといいのにー
そして彼女の真下までいくと、そのまま引きずり込んだのだった。
「キャァ! エルノーラ何かに引きずり込まれちゃう」
僕はきっちり彼女の事を見ていたため、引きずりこまれた瞬間に、一瞬で、まさに瞬間移動と言っても過言ではない、速度で彼女を引きずりあげると、一緒に青色の髪をした美しい人魚が、釣れたのだった。
「はっ?はぁぁぁぁぁあ!?
おいお前! 彼女から離れろ! 何が目的なんだよ!」
そう言われると青い髪の人魚は、ニヤァーッとしてから僕に言う。
「あ、な、た、の、か、ら、だ、よ
サー私たちに食べさせなさい!」
このガキは何を言っているのだと、僕は思いながら胸を見下ろす、というよりか、下を見下ろしていた。
本当にガキである……。
「おい、お前何歳だよ?」
青い人魚の女の子は小さな胸を張って、片手を胸に当て誇らしげに言う。
「10歳よ!私は10歳!イヒィィイ!
って!そんな事はどうでもいいから、さっさと食べさせなさい! アリシアは、お腹がペコペコなのよ!」
やばいガキだなーと思いながらも、話せば割と通じそうだなと、僕は安心していた。
「食べさせるって、体のどこを食べるんだよ……
まータダでは食わせないけどね」
すると青い髪の人魚、アリシアがニィーっと尖った牙を見せて、僕の首元をじーっとみている。
まるで獲物でも、狩るような、そんな目をしながら僕の首元を見てくる、かわいい10歳の女の子。
「どうやったら、食べさせてくれる?
何が望みだよ、人間!
どうせ私達の血が欲しいんだろ?」
そう言われると、僕はコクリと頷き、約束したのだった。
「食わせてやる代わりに、代金としてお前達の血を差し出せよ?」
僕がそう言うと、人魚はとてもニコニコと笑っている。
そんな子供の人魚に、少し恐怖心を抱きながらも、僕はゆっくりと彼女に、いや彼女達に体を差し出した。
すると次の瞬間、大きく口を開けて頭を一口で食べられるほどに、ものすごく強い力で押さえつけられ、身動きは取れない状況だった。
僕は食べられそうになった時、こんな事をおもっていた。
彼女が助かる為には、しょうがない事だと……
本当は痛いのは嫌いだけど、彼女の為に頑張ろうと
そう思っていたが。
次の瞬間ライラが、青い髪の人魚、アリシアの事を、タックルして吹っ飛ばすと、ライラが僕に初めて、話しかけたのだった。
「ダメだよ?ご主人!人魚の一族になんて騙されちゃ!コイツら絶対約束なんて守らないよ?」
僕は、初めてライラが話した事に、少し感動しながら、マヌケな顔をして、溜息をする。
「そういうことかー……って事は……というよりあちらさんもやる気みたいだなー」
そう言いながら、人魚の湖を見ると、大きな湖が全て埋まるほどの人魚の群れが、絶望が、始まりを告げたのだった。
「気づかれちゃったのなら、しょうがないよね!
イヒィィイィィィィイイ!
ぶち殺してでも、食い散らかしてやるわ!」
青い髪の人魚、アリシアがそう言うと、赤い髪の人魚が水に濡れた髪を、ぎゅっと絞りながら話す。
「あらあら、汚い言葉遣いなこと!
でも、わたくしもあなたと同じ意見ですわよ」
そう言いながら僕たちの事を、彼女らは少女とは到底思えない、狂気の笑みで見てくる。
そんな視線に、恐怖を感じながらも、僕は彼女の為にこの手を汚す事にきめた。
とりあえずはやく、ブクマ1000件とかいってみてーw




