第29話 竜の名は、ファフニール
どもども!
そろそろ評価されたいのだけど……
みなさん厳しすぎやしませんかねw
毎日アップしてるんだけどな〜
「人間じゃ勝てない……そんなわけ無いだろ
勝てないんだったら、地上を制している種族は、別の種族になるんじゃないのか?」
すると漆黒の竜は、大きな声で、小馬鹿にしながら笑っている。
「何を言いだすか、人間よ……制しているのが人間だと?
あまり冗談のきつい事は、言わんでくれるか?
笑いすぎて死んでしまうわ笑」
するとエルノーラも、漆黒の竜を小馬鹿にする様に言い返した。
「事実だよこれは!
だって地上には、俺たち人間の方が多いんだぜ?」
漆黒の竜はギロッと、俺の事を睨みながら言った。
「何を言うか、若造が!
魔族はお前達人間の事を、その気になればいつでも滅ぼせるのだぞ?
力の差がある事は、知っているであろう?」
そう言われると、俺は高らかに笑いながら跳躍して漆黒の竜を蹴り飛ばすと、そのまま苦しそうな声を上げて、地面に体をめり込ませていた。
「これでも、人間が弱いと言いきれるのかよ?
あぁん?
俺たち人間は魔族にだって、劣ってねーんだよ!」
強がりに、彼はそう言って見せていたのだが、漆黒の竜は、苦しそうな声を上げていただけであって、エルノーラの強烈な一撃でも、傷一つ負ってはいなかったのだ。
それにひきかえ、俺の足は、今の全力の蹴りによって血塗れになっている。
人が魔族に勝てないと言われると、なんとなく納得してしまうだろう、攻撃を仕掛けた方が傷を負うなど、どう考えても相手よりも、劣っている証拠になってしまうのだから。
だけど、そんな事は俺にとっちゃ、何の問題にもならない。なんでかって?
そんな事、聞かなくてもわかるだろ?
不老不死なのだから、傷はすぐに回復する。
痛みに対しても慣れているのだから、何の問題にもならないのだ。
これが、不老不死の一族の強みである。
そしてこれが、この戦い方こそが、本来の俺の戦い方だ、僕ではない、俺のだ。
そしてもう一撃、強烈蹴りを漆黒の竜の翼にぶちかました。
「くっ!人間の分際で、我に楯突くと言うのか?
この我に!ファフニール!」
漆黒の竜ファフニールは、両翼をバサバサと羽ばたかせて、先程の蹴りが全く効いていない事を、アピールしていた。
そして、空中からそのまま、エルノーラに向かって全速力でダイブしてき、自身の鋭く尖った、研がれた刃の様な爪で、彼を貫いたのだった。
「グッアッハァ!
チッ、チクショウ……なかなか、痛え事しやがるじゃーねか……トカゲのくせして」
するとファフニールは、冷たく、凍るような声で一言だけ言った。
「戯れ言など、もうよいわ……散るがいい、人間」
そして僕の身体は、バラバラに引き裂かれ、真っ赤な水溜りがブワァーっと、地面いっぱいに、広がっていったのだった。
最後まで読んでくださり、あざます!
サー評価されたいです!そろそろ




