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第26話 謎解きなんて、何一つ無かった。

どもどもーフワッティーです!

次の話も楽しみだー!

いつも読んでくれてありがとうございます!

その後僕たちは通路を振り向くと、帰り道は雑魚竜で防がれており、元来た道を辿って帰るというアナログな選択肢は消えた。途絶えた。絶望だ!


まぁーそんな事は、転移陣を作ればどうにでもなるのだろうから、どうでもいいのだけど、それよりも今の状況をなんとかしたい……


通路に入ったのはいいのだが、道が閉ざされている……

おそらく……というより、絶対そうだと僕は推測しているのだけど、隠し扉がある事を。


因みにだが部屋の大きさは、縦10メートル横10メートルほどで、すべて石で出来ている。


と、言う事は、叩いて仕舞えばすぐに答えが解る!

クソダンジョンだ……どこのダンジョンもこんな感じなのだろう。そして経験者からすれば、こんなにわかりやすい道はない。


叩くって、何を叩くのかって?そんなの決まっているだろ?壁を、床を、天井を……叩ける所は全て、だ。


そして僕たちは、叩いて、叩いて、叩きまくっていた……


「くそ……どこにあるんだ……隠し扉が……ないだと」


僕は悩み顔で、ぶつくさと呟いていると、彼女はずっと真っ黒な竜の壁を見ていた。


「あそこ……しか、ないよね……

ねぇーエルノーラ……多分だけど……答えは目の前にあるよ……叩いて見てよ、その黒い竜の壁……」


彼女にそう言われると、僕は恐る恐る、少し嫌な顔を、いや、とても嫌な顔をしながら剣でつついてみると、黒い壁は、黒い壁ではなくなり普通の壁になっていた。


「な、なんだよこれ……謎解きも、何もねーな……

来た通路が、次の道になるとかどういう事だよ……

ただの幻覚魔法か?まぁーいいか、下の階層に続く階段も見つかったし」


そして僕達は、下の階層へとゆっくりと、トラップなどがないか、確認しながら下に下に、進んで行った。


「エルノーラ〜この階段すごく長いんだけど……

ちょっと疲れてきちゃったから、ライラくんに乗ってもいい?」


彼女はワザとらしく、階段に座り込み、下から見上げながらあざとく言った。無駄にあざとい……座り込んでいるせいか、彼女の真っ白な柔らかい太ももがよく見える……見える、見える、あと少しでワンピース越しの布が!


そんな風に見ていると、白い目で僕の事を見ながら、血も凍るような冷たい声で、僕に言った。


「死ね、クズ」


こんなに冷たい声で言われると、流石にゾクッときてしまう……神様たちもきっと僕の事を、白い目で見ているのだろう……。


そんな風に見られているかもしれないのに、僕は平然と、今も彼女の太ももを凝視している。そんな僕の事を、どうか許してくれ……。


そしてその後僕は、彼女から放たれた、とても鮮やかなボディーブローにより、口からは鮮血が漏れ出ていた。とても鮮やかに散っている。


「ふぅー痛いなー……痛いじゃないか!」


僕はそう言いながら、口に付いていた血液を拭き取り、プンスカしていた。


キャラ崩壊もいい所だ。


殴った事によってスッキリした彼女は、ライラに跨り、首元の毛をモフモフといじっていた……

ライラは、気持ち良さそうにうなっている、上機嫌みたいだ。


「ライラくんはかわいいなー。

さ〜下まで、競争だよ!エルノーラ!」


そう言うと、彼女は乗りこなしていたのだった……

ライラが、僕以外の人の事を信じたのだ。


そんな光景に、僕は少し嬉しくなりながらも、ライラの事を取られた気分で、少し寂しくなっていた。


そしてそのまま僕たちは、先の見えない階段を全速力で走り続ける事3分……ようやくだ、ようやく2階?

というよりか、明らかにボスの部屋の前だ……


「なっなんだよこの壁画……」


すると彼女も、とても立派な大きな壁画に見惚れて、息をする事を、忘れていたのだった。


「ビュッビューテフォー!」


そして僕達は扉に描かれているものを見てその意味について考えていたのだった。

最後まで読んでくれてありがとうございます!

さてさてあと少しでボスが登場ですねー

ボスの前の小さい竜も充分強敵だったんですけどね……主人公補正ですわ……前座だしいいよね?


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