第25話 僕は俺に、思いは力に。
バトルシーン書くのがやっぱり楽しいわー
ワクワクできるからな!
さーまだまだダンジョンは始まったばっかや
早くボスをめためたにしたいなw
たまに出てくるのだ、僕の中の俺が出てくる時が……。
そして僕はこいつの事が嫌いだ。
こいつは自分の思うようになるまで、破壊と残虐の限りを尽くすから、だから嫌いだ。
そしてこいつの役割は、僕の人格を守る為の安全装置の様なもの……本来は出てきてはいけない、もう一つの人格だ。
そんな人格に、僕は何度も、何度も何度も何度も、助けられた事はあるのだが、本当にエゴイストすぎるから、だから僕はこいつの事が嫌いだ。
そして僕のこの状態の事を、周りの国々供はこんな風に呼んでいる。
「残虐王」「ブラッドマン」「エゴイスト」
因みにだが、最後の一つは、個人的に呼ばれたいだけだ。「呼ばれた事は一度もない!そう呼んでくれ!」
基本的には、残虐王としか呼ばれていない……本当に失礼なやつらだ……まーまだ、エルノーラの一族の中にいる、奴の呼ばれ方よりかはマシだとは思うが……
おっと!この話はまだ、しちゃーいけねー話だな。
気が向いたら番外編でも作って、話すと思うからその時までは秘密だ。
まぁー雑談はこの辺にして、おこうか……俺の目の前の状況は変わらず、ずっと真っ黒だ。
「きりがねーな……
これだけ殺しても、一向に減ってく気配がねーぜ……
しかも血生ぐせーな……」
そう言いながら、俺は真っ黒な竜の波を、切り裂いていく……地面は奴らの黒い液体で、水溜りができていた。
斬られても、斬られても、奴らは、たとえ死んでしまっても、俺の事を止めるつもりだ。
だけど俺には止まることなどは、絶対に許されない。
俺は彼女の為に、今の俺は、彼女の事を救う為にのみ、戦っているのだから。
俺は俺の為に、俺は彼女の為に、彼女と俺の為だけに命を燃やしている。
この歩みは、絶対に止められない。
「今行くから、まってろよ!ウォォォォォォオ!」
僕の頭の中に、彼女の声が。
「俺も好きだ……ずっと一緒にいたい」
彼女との思い出が。
「また一緒に、彼女と星を見るんだ……」
彼女の色んな、表情が流れ込んでくる。
「俺は、俺は……また彼女の笑顔が見たい!」
思いは時に、強大な力に変わり得る。
その人間の唯一無二の、必殺なのだ。
そして俺は、100メートルの波を斬り開き、通路へと逃げ込む事が出来たのだった。
「エルノーラ……お疲れ様……よく頑張ったね!」
彼女は、優しい声で僕に言った。
とても落ち着く、癒されるような声だ……
頑張って、良かったと……そう思っていたのだった。
そして俺の人格が変わり、俺は僕になった。
「はぁー本当に疲れたー……アルマが無事で、本当に良かったよ」
僕がそう言うと、彼女は少し不機嫌な、低い声で僕に言う。
「な、なにが良かったのよ……エルノーラが無茶な事するから……すごく……すごく、すごく、すごく、すぅっーーーーーごく、心配してたんだよ……
不老不死でも、痛みはあるんだから……あんまり無理しないで、、、私の事も、少しは頼ってよ!
それに、私は別に弱くないもん!」
彼女は僕に、そんな感じに文句をぶつけると、何かスッキリしたのか、さっきまで熱くなっていた表情が、柔らかな、優しい表情に戻っていたのだった。
そして自分自身は、さっき彼女を逃した判断は正しいと、そう思っていた。
彼女がいくら弱くないと言っても、不老の人間は死んでしまえば、僕たち不老不死の一族とは違い、コンテニューなど行えないのだ。
まぁーそんな事言っていると、本気で命を懸けて冒険に出ているものにとったら、甘いと、そう言われてしまうのかもしれないのだけど……
でも結局のところ、死んでしまえば元も子もない。
死とは全ての終わりであり、そこから何かが生まれる事などほとんどないのだ。出来るのは神様だけ。
そしてもう一つ言っておくと、僕は、あんな厄災の真ん中に、彼女の事をそのまま置いておくなど、絶対にできない……それは、男として思った事だ。
彼女の事を守りたいと、そんな気持ちから、思っていた。
そして、まだまだ……全然、全く、語りたりないのだが、物語はまだまだ長く続いていくのだから、この辺りで一度終了しようと思う。
さぁー歩みを、物語を、勧めようか。
読んでくれてありがとう!
今日も面白い小説物色のためにツイッターで集めるかー
当たりがそろそろ引きたいかな……




