第24話 黒波の厄災
ちょっと1話が長くなりそうだったので、きりました!
完全にバトル物に切り替わってきましたw
1話からみるとこの変わりようw
そして僕は、たかだか、ただの、雑魚竜のくせにと思いながら、ゆっくりと体を起こし、服についた砂を払って辺りを見渡たして言った。
「厄災レベルかよ……無理ゲーだろこんなの!」
何と、天井に張り付いていた竜の数は、縦に1キロもある通路を、全て真っ黒に染めてしまっていたのだ。
まるで目の前は、真っ黒な海だ……だがしかし、残りは100メートルほど、このプニプニとキレやすい雑魚どもならいけるだろうと、僕はザクザクと目の前にいる雑魚竜を、切り刻んでいく。
彼らも何やら悲しみの怒号をあげ、僕だけに向かって音をぶつけてきた。
「オォォォォオォォォォォォオオォォォォオ!」
地面が割れてしまうほどの、音の力にぼくは目眩を起こし、お腹が軽く陥没していた。
「ガハッ!……チッこういうことかよ……
数の暴力とは……本当に卑怯だぜ!」
僕は血を吐き、大きすぎる、衝撃波の様な音のせいで、三半規管がやられてしまい、バランス感覚を失って意識が朦朧としている。
「結構……まず……い……なぁ。
雑魚のくせして……まぁー人間だってそうだよな……
群れて、行動して……足並み乱した奴は……イジメるもんな……意識が、やばいな」
そんな事を話すヨユーがあるなら、戦えよと神様達は言うかもしれないが、生憎だが、今の僕は、膝をついて意識を保つのが、精一杯なのだ。
そして、奴らもモンスターだ、英語にすると、Monster……その存在故に、僕が回復するまで、大人しく待たずに襲いかかってくる。
「キィエエエエ!キィエエ!」
なんとも気色悪い鳴き声だ。僕はこんな雑魚どもに、貪られてしまうのかと、少しばかり興奮していた。
みなぎってきていた。たぎっている!
まぁーそんなこんな、無駄な事を考えているうちに、僕はバランス感覚を取り戻し、ニタァ〜ット、狂気の表情を浮かべながら、雑魚竜へと、突っ込んでいった。
因みにだが、僕の心のバランスは、この絶望的な状況のせいで崩れきっている。
ついでにもう一つ、三半規管を復活させた時間は、わずか3秒だ。たったの3秒……さすがは不老不死だ。
そしてその3秒の間に、雑魚竜どもは、僕の目の前に詰め寄ってきている。気色悪い鳴き声で……
「ちっ……おめーら気色わりーんだよ!
死ねヤァァァア!オォォオラァア、オラァ、オラァ、オラァ、オラァ、オラァ、オラァ」
僕は、僕らしくない、そう、とても僕らしくない、俺らしい声で……奴らをぐちゃぐちゃに切り刻んでいった。
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