第2話 憧れ
まだまだ序盤ですわな〜
定期更新すると思うんで神作品になるんでよろしくです笑笑
そしてそんな日常を、僕は毎日退屈に、少し飽き飽きしながら暮らしている。
何か変化は無いだろうかなど、いい出会いはないかな?なんて事を考えながら、僕は毎日を生きている。
そして毎日生きて、生きる意味を探しているのだ。
「本当に退屈だなー」
そんな事を僕は、椅子に座って、机の上にだらんと伏せながら、ため息混じりに呟いていると、彼女はくすくすと笑いながら、僕の方へと歩み寄ってきた。
「フフフ……何言ってるの?エルノーラ」
僕は怠そうに、めんどくさそうに答える。
「退屈だって言ってるんだよ、毎日毎日同じ事の繰り返しだ……いい加減飽きてきたよ」
彼がそう言うと、彼女は決まってこんなことを言ってくる。
「飽きたなんて言わないの……
死にたくない人だって沢山いるんだよ?
私だってエルノーラとずっと一緒にいたいんだよ?」
彼女は優しく微笑みながら、そう言ってくるが、そう言われてしまった時、僕の表情は少し元気をなくし、悲しげな表情になりながら、こんな事を思っている。
「無責任な奴め」
彼女は旅立ってしまうのに、僕はずっと変わらず死なずにずっと、ずっと……生きていくからだ。
こうしてせっかく作り上げた、新しい友達も消えていってしまい、最後は結局一人ぼっちだ。
そして悲しげな表情はしているが、本当は、まったくもって悲しいなんて思っていない。
そんな事を思っていたら、きっと僕は、耐えきれなくなってしまい、自殺してしまうだろう。
いやしてしまうのではない、過去に何度かそんな理由で耐えきれなくなってしまい、した事がある。
でもそのことごとくは、失敗に終わり、いつも死にきれずにいた。
自殺は、間違っているとわかってはいるのだが、どうしても耐えきれなくなってしまい、追い込まれてしまう時もある。
不老不死の人間じゃなくても、そんな事が、たまにはあるだろう。
そして不老不死な僕達、エルノーラの一族は、不老不死であるが故に、その頻度が多い。
そして僕は、彼女に眠そうな声で……少しあくびを交えながら言った。
「飽きちゃったもんはぁぁぁあ……眠たいなぁ〜
そうだ!じゃー僕が飽きないように、楽しい事でも考えてくれよ」
すると彼女は、ニコッと優しげな表情で、僕を見ながら言った。
「それじゃーさ!一緒にお散歩でもしに行かない?
部屋で閉じこもってると、どんどん陰気になっちゃうよ?
しかもこのままだと根暗ボッチに……
そうなりたくなかったら、今すぐ立ち上がるのよ、エルノーラ!」
彼女がそういうと、僕は重い腰を持ちあげ、外に一度でて気温を確かめた。
「あっついなー……とけるわ」
そして僕は、アツアツな気温に合わせて、涼しくいられるように、薄めの白のシャツに、膝下が少し隠れるくらいの、黒のズボンを履いた……猛暑日なのに……
そして僕は黒いズボンを選んだ事に後から後悔したのだった。
そして彼女の服は、白のノースリーブワンピースに、麦わら帽子といった、いかにも女の子な可愛らしい姿だ。
そんな彼女を見て、萌え死にしそうだと僕はおもっていた……
いや、むしろ一度死んでしまっていたのかもしれない、彼女の天使的な、エンジェルな姿を見て、僕の呼吸は、止まってしまっていたのだ……
因みに止まった時間は、30秒ほどだから死んでなどはいなかったのだが、それ程までに彼女は、僕の中で天使のように映っていた。
そしてそんな天使様が神々しく後光をチラつかせながら言った……
因みにだけど、あくまでも僕の目線では、そんな風に彼女が映っているだけで、後光などは普通の人には全然見えない。
「じゃー準備できたし行こっか」
「あぁ」
そして彼女はゆっくりとドアを開けると、かんかん照りのお日さまに手をかざし、眩しそうな目をしながら言った。
「今日もすっごく暑いね〜とりあえず川にでも涼みに行こっか」
「あぁ……」
元気なさげに僕はそう答えながら手を彼女に引っ張られながら川へと向かった。
「ねぇーエルノーラ……元気出してよ……
そんなんだと楽しめないよ?
目の前に可愛い女の子がいるのにそんな顔しないの!
じゃないとこしょこしょの刑だよ?」
そう言うと彼女は僕の脇腹や脇の下など苦手な部分をくすぐり始めた。
勿論だが、僕は大笑いしながら地面にのたうちまわっている……転げ回っている……全身を地面にきっちりと、密着させながら!
「やっやめろ……あは、あははははは!
わかったってわかったから!」
そしてそんな感じに大笑いすると、スッキリしたのか表情が明るくなった……キラキラだ!
「エルノーラはやっぱりそっちの顔の方がいいよ
私は、、、元気なエルノーラが好きだよ……
だからね自殺なんて、しちゃダメだからね……
わかった?」
そう言われると、僕はコクリと頷いた。
そして彼女が作った、サンドイッチを川に足を入れて、涼みながら味わっていた。
「やっぱりお前の作るサンドイッチは美味しいな……
もっとたくさん食べたいよ……」
そう言うと、彼女はニコッと笑いながら答えた。
「ちゃんと家にも作って置いてるから、また後で食べられるよ……
美味しいからって一気に食べちゃだめだからね?」
そして食べ終わると、2人で川の中に入り、一緒にはしゃいでいたのだった。
「ねーエルノーラ……私ね好きよ……この世界が!
だって貴方に出会えたもの……
それとこんな事言っちゃうのも無責任かもしれないんだけど……あなたの事も好きよ」
エルノーラは、その言葉に対して、どう反応すればいいかわからず、あたふたとしていると彼女は、お腹を抱えながら笑い、そのまま川の中にバシャンと、大きく手を広げて沈んでいき、バシャンと、さらに音を立てて川から飛び出ながら笑っていた。
そんな彼女を見て、僕もこんな風になれたらなーと、そんなことをおもっていたのだった。
修正しました!
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読者がいての作者なのでね……
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