第13話 抑えきれない思い。
どもどもー橋から春休みなのかな?
さー暇な人は読んでくだされー
たぶん修正するとおもわれます。
さーよければブクマやら感想やらお聞かせくだされ!
湖に飛び込む僕を見て、彼女は優しく微笑みながらこちらへと近づくと、湖の前に体育座りで座り込み、顎を膝の上に乗せると少し瞼を下ろし、優しい目をしながら僕に言った。
「ねぇ〜エルノーラ……
もしもの話だけどね……もしも……私が……この世界から本当に消えて……いなくなったら……やだ?」
そう問われると僕はまともに答えることが出来ず一言だけ言う。
「知らない……」
僕は思ってもない事を彼女に言ったのだ。
すると彼女は少し悲しい顔をしていたのだが、僕の事をなかなか知り尽くしてしまっている彼女は、今放った僕の一言で、彼女はこんな風に感じ取っていたのかもしれない。
でもこれはあくまでも推測だ、彼女の心根などは正直なところはわからない、その推測を、今からしていこうとおもう。
推測される事の一つ目はまずこうだ、きっと彼は嘘をついていると彼女はそう感じている。
そして二つ目は彼に正直に……それこそ透明な宝石の様に……この澄んだ綺麗な水の様に、何も包み隠さず話してほしい事。
そして三つ目、きっと彼女はこう思っているはずだ、僕と離れたくないと……死にたくないと。
因みにこの三つ目は推測でもなんでもなく紛れも無い事実だ、だけど今は、彼女の今さっき感じた筈であろう感情について推測しているので、あくまでも彼女の感じた事についての……推測だという事を、頭の隅に置いておいてくれよ神様。
そして彼女は、そんな答え方しかできない、僕を放って死ぬ事なんて出来ないとも思っているのだろう。
だけど彼女にはもう時間がない、時が経つ分寿命がみるみると削られていく……その命もあとわずかだ……
そんな事を僕は推測しながら、湖の中で彼女にバレないように、気づかれないように、泣いていた。
そして涙は湖へと流れ出し、溶け込んでいくと小さな丸い結晶となり光り輝いていた。
一体それが何なのかは、僕には全くわからなかったのだが、とても……とても重要な物に感じ、優しく、そっと、包み込むように拾い上げた。
そして、その後……何事もなかったかのように僕は、湖からゆっくりと出たのだった。
僕が湖から出た瞬間に、彼女は駆け寄って来た。
そしてそのまま僕の事を、優しく抱きしめ頭を撫でながら言った。
「私がねもし……もし死んでしまったとしてもね……私はあなたの中で生き続けるんだよ……だからそんな悲しい顔は、しないでよ……
ずっと……あなたの側で……あなたの、心の中でいつづけるから……」
そう彼女には言われたのだが、僕は珍しく彼女言い返した。
「そんな……そんな無責任な事……いうなよ!
心の中で生き続けたからって何になるんだよ!
取り残された方の気持ち……考えた事あんのかよ!
俺は結局いつも……いつも、いつも、いつも、いつも独りぼっちなんだよ!
嫌なんだよ……寂しいんだよ……本当はめちゃくちゃ悲しくなるんだよ!
特にお前みたいに土足で俺の心に上り込むようなやつは初めてで……離れたくないんだよ!」
僕はめちゃくちゃに彼女を怒鳴り散らすと、先ほど止めたはずの涙が、抑えきれずにボロボロと、溢れ出てきていたのだった。
今日も一日がんばろ!