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第1話 大罪

新連載なのでよければじゃんじゃんブクマしてくれよな!

それと夢咲さんのいる日常もみてちょ

てかむしろ有名にしたくださいw

あと加筆修正しました〜



ツイッターは@slot07777です!

フォローおなしゃす!

僕はエルノーラ、マリアスという街に産まれた。


そして僕たちエルノーラの一族は、皆、不老不死である。


故に死ねない一族なのだ、世間から見ると羨ましがる人もたくさんいるのだが、多くの人からはこんな風に呼ばれていた。


思い出を語る一族だと。


とてもとても悲しく、寂しい一人ぼっちの一族だと。


そんな一族に生まれてしまったせいか、僕はずっと、人と接する事を怖がってきた。


怖がり始めたのは、いったいいつ頃だろうか?

たしか僕が、10歳になるあたりだろうか?


そうだ、思い出した……だけど、この物語を語るにはまだ早すぎるので、後日また語ろうと思う。


それではまず、語るべきなのは、僕の生まれ育った街マリアスのついて、語っていこうと思う。


この街の建築物は、全て僕たちの一族が大昔に建てたのだけど、どれくらい大昔なのかは、自分にもわからない。


すべての建築物の大きさは、高い所から飛び降り自殺できないように、3メートルあたりに設定されていた。


そして、もちろんのことながら、2階建や、3階建、ましてや国家を象徴するデッカいお城などはなく、目で楽しめる部分は建築物の石細工しかない。


そして今僕は自殺と言った……死ねない一族なのだというのに。


昔の話なのだが、我々の一族は、身近な人が亡くなると飛び降りて、命を絶つという事を行っていたらしい、中々狂っている……そのせいか建物の高さが低く作られるようになってしまったのだ。


そして勿論だが僕たちの一族は不老不死だ。


一応僕らの自殺を定義的に見ると死ぬ事は出来るのだけど、結局生き返るのだ。


そしてその産まれた時から、ずっとひっついてくる呪いとも呼べる、不老不死のせいで、飛び降り自殺をしてしまい、身体がぐちゃぐちゃになったとしても、少し時間を置けば元どおりになってしまうのだ。


まーそんな風に対策をしたとしても、自殺する習慣は今も変わらず続いている。


悲しみに耐える事は、容易ではないのだ。


そして自殺した後、僕たちは元どおりにはなるのだが、記憶は失われてしまうため、正直なところ自身の年齢や、過去に出会った仲の良かった人など、恋人などの記憶は全て消えてしまっている。


故に自殺者はこの様な呼ばれ方をしている、心の殺人者と……大罪人と……自殺してしまえば記憶は欠落してしまう、思い出が全て消え去る……そうなってしまえば心の中で生きていた人まで、未来永劫全て忘れ去られるのだ……そして忘れ去られた時、人は初めて死ぬ。


そして僕たちが自殺して、残るものといえば自殺を許される回数が減っていく事だけだ。


自殺とはとても愚かな事で、本来であれば神から地獄へと速攻で送られてしまうほどの大罪だ。


だが我々は、それが回数制限付きではあるが、許されてしまうのだ、不老不死の一族であるせいで……


そして産まれてから僕は、まだ一度も自殺をした事がない……というのは嘘だ。


本当は、何度も何度も、自殺をしたのだ。


だけどそれでも、僕の自殺のカウンターは変わらずずっと1のままだ。


本来であれば、地獄に送られていてもおかしくないのだ、なのにまだ送られない……


そして僕は16歳だとは言ったが、そこから成長していないだけで本来の年齢はとうの昔に忘れてしまった。


そして産まれてから、何回も自殺を試みた僕なのだけど、行き着く考えはいつもこうだ。


「生きていてよかった」


そんな風に僕は思ってしまっているのだ。


まさに大罪とも呼べる心の在り方だ。


そもそもが間違いなのだ、死にたくなくても死んでしまう人はたくさんいる。

そして僕たちの自殺はそんな人達を冒涜するものだ。


そのくせ自殺した後、生きていてホッとしている……

こんな事は許されてはいけないと、わかってはいるのだが、僕たちは不老不死であるが故におおめにみてもらいたい。


そしてどれだけ、僕の周りで悲しいことが起きようとも、結局の所は生きてその悲しみを乗り越えたいと、そんな風にも僕の心は、思っているのだ。


だけど僕たちは、不老不死を除けば何ら普通の人間とかわりない。


だから特別、心が強いとか、そういうのは全くないのだ。


そして心に負けてしまい命を断とうとする事もあるのだ。


そして、何故だか神は、僕のカウンターを一向に減らそうとしない。


それはきっと、僕がまだ気づけてない事が沢山あるのだと、それで神様がチャンスをくれているのだと僕はそう思って、今まで生きてきたのだ。


きっとこのカウンターには、最後の最後で何かに気づかせるためについているのだと、僕はそう推測していた。


その気づかせる時間を与えるために、きっとつけているのだと。


まーあくまでも推測だ、僕の推測はなかなか当たる事はないから気にせず話をすすめていこう。

週1ペースで頑張るどー

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