デーモン
デーモンの力を知ると、ダンジョン経営は驚くほどバカらしくなる。
実際、世界トップレベルのギルドの中には、デーモンを使いこなして、のしあがったギルドも多い。
それほどデーモンの力は凄まじいのだ、私は今でもその力は最強だと思っている。
ただし、デーモンをコントロールするには、世界の流れを見極めてデーモンがどう動くのか
把握しなければならない。
デーモンの流れは、デーモンを召喚していようがいまいが、実際のダンジョン経営にも
大きな影響をあたえる。その為、まともなギルドの長なら、デーモンの流れを注意深く
見守っているのが普通だ。
もうデーモンは召喚しないのかだって?
個人的には、ほんの小さなデーモンをたまに召喚することはあるが、
大きなデーモンは召喚してはいない。
というのも、一般的にデーモンは危険なモノとされていて、
デーモンをよく知らない連中が騒ぎだすのだ。
理由は簡単で「よく知らない」たったそれだけの理由だ。
一部の魔力バンクの連中もそうさ、
面白いのは、魔国では魔力庁がデーモンを管理をしていて、
デーモンを使うことを推奨もしているってところだ。
何が面白いのかだって?
そりゃそうだろう、デーモンを管理しているのが、デーモンが危険だと騒ぐ魔力バンクの親である
魔力庁なのだから、親が推奨しているデーモンを子が危険だと騒いでいるのだ。
きっとその魔力バンクは、デーモンに安全装置がついていることを知らないのだ。
だがデーモンが危険だと思う気持ちもわからなくはない、なぜなら魔力バンクでは
デーモンを扱うことが禁止されているのだから。
そういうわけで、デーモンを召喚していた私が、悪者と一部の魔力バンクが思い込んだのだ。
安全装置がある事ぐらい調べればすぐに分かりそうだが、調べもせず結論となっていた。
そんな、ろくに調査もしない魔力バンクを相手にしなければならないのだ、
うかつに、大きなデーモンを召喚できなくなった。
そこで、私は新しいゴーレムを作りはじめたデーモン監視用のゴーレムだ。




