安定期
ユエンには問題もあったが、とりあえずダンジョンをまわせるようになった。
こうして、本題のゴーレム作りに入ることが出来るようになったのは、
旧ギルドメンバーのドタバタが終わって6ヶ月後のことだった。
なんとかゴーレム作成に入ることが出来たが、私がつくっていたゴーレムは旧式のものになっていた。
当時、最新の魔導が流行りはじめていたのだが、私は旧方式を捨てられず、
旧方式でも使われていた、魔術式を改良したJapascriptを使ってゴーレムを作り始めた。
私がゴーレムを学び始めた当初、Japascriptはまだ使い物にならなかったが、現在では改良が重ねられ、
かなり使えるようになっていた。
しかし、Japascriptの魔術式になれるまでに少し時間が必要だった。
そして、ゴーレムのデザインについては、外部ギルドに頼むことにした。
外部ギルドにいくつかのデザインを頼んだが、あまり良い結果が返ってこなかった。
また、ちょっとした変更も距離があるので、難しいと考え内部でデザイナーを雇うこととなった。
デザイン(見た目の美しさ)は、チイも私も出来なくはなかったのだが素人なので格好がつかないのだ。
募集をかけると、幸運にもデザインに長けたサンダという人物が入った。
ピンクゴールドのLv20の女性だった。
サンダは小柄な女性だったので、ダンジョンの作業用に踏み台を準備する必要があった。
この踏み台を用意すると、ユエンが私の時にはなかったと言い始めた。
ユエンは何かにつけ、こういった言動があるのだ。
チイは「サンダさんは背が小さいから必要なんですよ」といってユエンをなだめた。
シャオは、サンダが直接ユエンと会わないように、作業を割り当てた。
そして、私が魔都にいっている間に、ユエンは辞めていった。
結局、サンダはユエンと一度も会うことなく、新体制が出来上がった。
魔力管理:私、チイ
侵入者対応:チイ、シャオ
再設置:シャオ、サンダ
ゴーレムプログラム:ヤド
ゴーレムデザイン:シャオ
ゴーレムアシスト:チイ、シャオ
私は魔力管理の一部を、チイに渡すことにした。
これで、私はゴーレムの作成に力を入れることが出来るようになった。
今、思えば悪くないメンバーだったかもしれない。
だが、波乱はまだまだ続くのだった・・・。




