マグマに飛び込むと気持ちがいい
魔力管理:私
再設置:ユエン
侵入者対応:チイ、シャオ
こうして新メンバーになったこともあり、ユニフォームを作ることにした。
以前のメンバーの時もユニフォームを提案したことはあったが、断られた案件だった。
ユニフォームを作るのには理由があった。
私的には、このダンジョンのPRをしたかったのだ。
そこで私は派手なオレンジのユニフォームを提案した。
しかし、チイもシャオもあまり良い反応ではなかった。
ユエンは再設置のみなのでギルドに顔を出す機会も少なく、意見は重要視していなかった。
もしかすると、ユエンだけは私の意見に賛成だったかもしれない。
チイは、作るのなら、黒がいいと言うのだ。
チイ曰く、厳つい冒険者を相手に、一人で対応するのはキツい。
そこで、黒のユニホームで固め、しっかりしたイメージを出すというのだ。
たしかに、冒険者から標的にされたチイならではの意見だった。
こうして、ユニフォームは黒で作られた。
これを着ることにより、仲間意識と一致団結した冒険者対応が出来るようになった。
これで一段落といったのだが。また少しずつほころびが出てきた。
侵入者対応しているシャオの姿を見て、再設置のユエンが自分もやりたいと言ってきたのだ。
ユエンもギルドに顔を出すことにより、より多くの魔力が欲しかったのだ。
だが、ユエンは侵入者対応は得意ではなかった。
しかし、一生懸命、再設置をするユエンに押され、受け入れることにした。
ところが・・・日増しに態度が横柄になっていった。
チイ曰く、古株だったチャイが居なくなってから、我が物顔で振る舞うようになってきたのだという。
シャオはユエンより、年上だったが、あとからギルドに入ってきたので後輩となり、あまりものが言えなかった。
私は、月に1度は魔都に赴いていたので、それほど気にも止めていなかったが、たしかに私に対しても反抗的な態度を取るようになってきていた。
私が仕事上の説明をすると、私の頭に寝癖がついていて、それが気になって話に集中できませんでした。
たしかに、その時、私の頭には寝癖がついていた・・・。
ユエンはチイともシャオともトラブルを起こすようになっていた。
ある時、そんな態度を続けていると、辞めてもらわないといけなくなると話すと、
このダンジョンの底にあるマグマに飛び込むとさぞ気持ちがいいだろうと言い出した。
正直、再設置のユエンは、再設置は抜群にうまいが、頭がどうかしていた。
いや、このダンジョンには、人をそうさせる何かがあるのかもしれない。
きっと、それは私の言動や態度に問題があったのだろう。
今でも、その事には気をつけているが、なかなか上手くはいっていない。
零細ギルドになると、そこのメンバーすら自分のギルドに誇りを持ってはいない。
つまり、自分が仕事をしているギルドも、そのギルド長もバカにしているのだ。
この事は、その後も続いていく。




