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男3人組

男3人でのダンジョン運営は、心強いものだったが、通常の業務ではあまり上手くはいかなかった。

ユエンは女性だったが、再設置専門で、通常業務に関与していなかった。


基本魔力管理は私が行い、再設置はユエン、トンコウ、ダンジョンの侵入者への対応はチイが行った。

チイはよくやっていたが、このダンジョンにやって来る荒くれ者には、新人のチイには荷が重かった。

そして、トンコウがダンジョンを手伝ってくれるのは、あと数週間。


私自身も侵入者の対応をしたが、私はチイ以上に対応が下手だった。

荒くれ者の侵入者に、こっちも荒くれ者で対応してしまうのだ・・・。


魔力管理:ヤド

再設置:ユエン

侵入者対応:チイ、補助ヤド


そこで、新たにアシストを雇うことにした。

いくつかある求人ギルドにアシスト募集を掲載してもらった。


こうして何人かの求職者が集まったが、1日で辞めた人が2人、採用を知らせても逆に断られることもあった。

確かに、うちの事務所は縦長の6畳ほどの部屋で、片側には書類が山積みにされていた。

そして、繋がっている隣の6畳部屋は倉庫がになっており、わずかに食事をするスペースがあるだけだった。


置かれている机も年期の入った机で、これでは良い人を雇っても断られるのは当然だった。

それでもかつては、35年と10年のキャリアがある女性が対応していたので、求職者は安心して働くことが出来たのだ。


それが、今はにわか仕込みで作られた男3人の組織に、再設置の女性1人、事務所は倉庫と呼びたくなるような場所・・・。


私は、トンコウがいる間に事務所の模様替えをする事にした。

まず、他のダンジョンにあった新しいタイプの机を3つ持ってきて古い机を処分した。


6畳の事務所と、6畳の倉庫を仕切っていた棚をとりはらい、12畳の空間を作り、

そこに新しい机3つで島を作った。

これだけでも、以前の倉庫の中に机があるような状態からだいぶ改善された。


ちょうどその作業中に、新たな求職者がやってきた。

シャオという少し品のある中年の女性だ。


今回の求職者の募集は、侵入者対応として雇う予定だったので、私としては申し分なかったが、

新人のチイは少し採用するか迷っていた。

それはシャオが面接時に、自分の念話に対応したことが原因だった。

こうして、シャオを雇うかどうかを決めかねていた。


そして、他の求職者の面接が終わったころ、シャオから連絡が入った。

結果がどうなりましたか?という連絡だった。

他に適任者がいなかったので、シャオは採用となった。


シャオは人当たりがよく、侵入者対応にはとても良い人物だった。

シャオ:シルバーLv53


こうして、ギルドは、しばらく落ち着いた。

魔力管理:ヤド

再設置:ユエン

侵入者対応:チイ、シャオ


シャオの採用が決まったころ、トンコウも新しいギルドでの仕事がはじまり、

トンコウとシャオが一緒に仕事をすることはなかった。


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