表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/18

アシスト募集

正規メンバーはチイで決まった。

残念な結果になったトンコウだったが、もしばらくダンジョンの仕事を手伝ってくれた。


トンコウは本当にいいやつだったと思う。

正直、トンコウはダンジョンの再設置の仕事は得意ではなかった。

だが、トンコウのことが嫌いではなかった、むしろ話しやすくチイより親しみやすかった。


トンコウはのちに魔国格闘技大会でデビューすることになるのだが、それはまた次の機会にして、

話を本題のアシスト募集に戻すと、アシストの募集には、数名集まった。


実際に一緒に働くのはチイになるので、チイを面接に同行させた。

そして、新人のチイが選んだ人物は、ユエンという女性だった。


ユエンは、ランクシルバーのLV48、辞めていったシューとあまり変わらなかった。

もうレベルが高くなると、シルバーもゴールドも関係ないのだが、一応そうだった。


ダンジョン設置に特化した能力は、シューより遥かに上だった。

次々と、ダンジョン部屋が片付いていく。


いままで、シューがデタラメな情報を言っていたのはわかっていたが、ここまで差があると、

一緒にシューをかばっていたチャイも立つ瀬がなかった。


シューが居なくなったことで、私も少しずつギルドに顔を出すようになっていった。

そして、私、チイ、トンコウの男3人で、色々とギルドの改善点をはかっていった。


まず、わかりずらかった物の名前をわかりやすくしラベルを貼った。

例えメンバーが変わっても、ダンジョン運営に支障が出ないようにマニュアルを作っていったのだ。


こうした私の行動をチャイは快く思っていなかった。

いままで自分達がしてきたことを全て否定されている気持ちになったんだと思う。


そして、様子がさらにおかしくなった。


例えば、

「トンコウの額が狭いね、年をとるとオデコが広く禿げてくるから狭い方がいいよ、

そういえば、チャイも額が狭いね」と私がいうと、

チャイは「私が気にしていることを、よくも言ってくれたわね」と返され、

私はどう返していいのかわからなかった。


他にも、チャイがまとめている資料を見せてもらい、なにかうまく検索できる方法がないかと、

「ええと、これは」と私が言った瞬間、「あー!そうね!」と怒りをあらわにした。

「俺なんか言ってるかな?」とやりきれない表情で返す私に、

チャイは唇を震わせ「私の受け取りかたの問題です」と言って黙った。


明らかに様子が変だった。


チャイとは35年もの長い付き合いで、私が小さかった頃からすでに、

このギルドにいて、ギルドの顔でもあったのだ。


このチャイと敵対することは、私も覚悟を決めなければならなかった。


<ギルドメンバー>

・魔力管理のチャイ

・新人のチイ

・格闘家トンコウ

・再設置のユエン


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ