ご協力いただいた方々
本シミュレーションの作成にあたって、ご協力いただいた方々より一言
土白間 大大先生
街で子供に将来の夢をきくと五人に一人は『異世界転生(転送)』と答える。実際に異世界に行く若者は年々増え続けている。私は異世界転送(転生)システムに民間企業が参入した、11年前より異世界転送(転生)による人口減少に警鐘をならし続けてきた。しかし、若者の流出は加速する一方である。
加速させる要因のひとつに、異世界をテーマにした創作物があげられる。フィクションですと、うたいながらも、楽園のような異世界ばかりかかれており、異世界に行く=成功と勘違いしてしまう若者も少なくないのではないだろうか。私の著書『こどもが異世界に行くといいだしたら』にも書いたことだが、異世界に行って帰ってきた者はひとりとしていないのだ。異世界をかく作家たちは、皆、異世界になど、行ったことがないのである。そのことをよく考えてほしい。
また、同じ話になるが、異世界に行って帰ってきた者がいないことも、加速の要因だ。全国異世界推進委員会の現会長 灯多間氏が「異世界に行って帰ってこないのは、異世界が素晴らしいことのなによりの証明である」と言ったのが記憶に新しいが、私はこれには懐疑的である。
本当にそうなのだろうか、異世界から戻ってこないということについて、もっとよく考えなくてはならないのではないだろうか。戻りたくても、戻れないというのはあり得る話だ。ただ、これについては技術的なこともある。そもそも、送るだけという、片道切符な現在の運用にも大きな問題があるだろう。
私はなんとか若者の異世界行きをとめようとしてきた。異世界行きとは現実逃避なのだ。3年前に出演した番組で、若者たちに「現実逃避して異世界に逃げてもうまくいくはずがない(詳細は著書『異世界に行ってもクズはクズ』を参照)」と言うようなことをいったのだが、どうやらあまりにストレートすぎたようで、多くの若者の心を傷つけてしまったようだ。個人的に抱えている問題もあったのだか、言い訳にならないだろう。同年の異世界転送(転生)数は過去最大のものとなった。
もちろん、これは私だけが原因ではもちろんない。むしろ、私など微々たる影響力しかない。同年、若者たちに大人気のアイドル PP仮アカリの異世界行きこそが大きな原因だろう。「後追い異世界」が、その年度の流行語大賞であった。そう、PP仮アカリに問題があったのだ。
とにかく、私はそれから反省、ではなく、考えを少しずつ改めた。悪いのは若者ではない、若者が評価されない、この世界なのだ。どんなに頑張っても評価されないことに、若者は絶望してしまったのではないだろうか。確かに、異世界で、異世界人という注目される存在になれば、もともと真面目で努力家な現代の若者たちは今まで以上に評価されるかもしれない。しかし、それではあまりにも悲しすぎるではないか。この世界で、認められることがないと諦めた若者たちに何の罪もないだろう。
だからこそ私は今回のプロジェクトに参加することができて本当によかったと思っている。
若者たちよ、異世界に行かなくても、この世界でも、君たちは間違いなく英雄なのだ。
土白間 大大先生の著書
『異世界に行ってどうする』
『異世界に逃げる心理』
『危険な異世界』
『こどもが異世界に行くといいだしたら』
『孫が異世界に行くといいだしたら』
『夫が異世界に行くといいだしたら』
『妻が異世界に行ってしまったら』
『異世界に行ってもクズはクズ』
『世界中みんながヒーロー』
『きみの居場所はここだよ』
『やさしい、きみへ』
『がんばりやの、きみへ』
『きみは、たからもの』
スペシャルサンクス
(諸事情により、一言コメントを省略させていただきます)
異世界にこどもを奪われた会
許さない異世会
ノーチェンジワールドクラブ
異世界について考える会
PP仮アカリファンクラブ
提供
世界異世界防止委員会




