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【詩集】Shangri-La

冬の雨

作者: 野鶴善明

 

冬の雨

君のこころみたいに冷たくて

冬の雨

君の瞳みたいにさびしくて


濡れたつま先 心は凍える

ぜんぶ嘘だと言ってくれたら

なにもかも救われるのに


月を追いかける旅人のように

僕らはなにかを急いでいた

焦らなくてもよかったのだけど



冬の雨

別れを告げる鐘のように

冬の雨

これで世界は終わりだと


愛を追いかけても

求めれば求めるほどに

ふたりすれ違う日々だった


ぜんぶ偽りだったと

あざけり笑う冷たい雨

君の怒りは

それに気づいたからかい?



冬の雨

いつかみぞれまじりに

冬の雨

君のこころみたいにがらんどうで



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― 新着の感想 ―
[良い点] 「冬の雨」という言葉が、この詩のリズムと雰囲気を生み出していて、とても良かったです。 [一言] 初めまして、朝永有と申します。自分もよく詩を書いているので勉強になりました。 今後ともよろし…
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