表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

【詩集】Shangri-La

冬の雨

作者: 野鶴善明

 

冬の雨

君のこころみたいに冷たくて

冬の雨

君の瞳みたいにさびしくて


濡れたつま先 心は凍える

ぜんぶ嘘だと言ってくれたら

なにもかも救われるのに


月を追いかける旅人のように

僕らはなにかを急いでいた

焦らなくてもよかったのだけど



冬の雨

別れを告げる鐘のように

冬の雨

これで世界は終わりだと


愛を追いかけても

求めれば求めるほどに

ふたりすれ違う日々だった


ぜんぶ偽りだったと

あざけり笑う冷たい雨

君の怒りは

それに気づいたからかい?



冬の雨

いつかみぞれまじりに

冬の雨

君のこころみたいにがらんどうで



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 「冬の雨」という言葉が、この詩のリズムと雰囲気を生み出していて、とても良かったです。 [一言] 初めまして、朝永有と申します。自分もよく詩を書いているので勉強になりました。 今後ともよろし…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ