あんばいしんちゃん(二百文字小説)
この物語は誰が何と言おうとフィクションです。
しんちゃんは亡くなったおじいちゃんが大好きでした。
お父さんの言う事は聞かなくても、おじいちゃんの言う事はよく聞きました。
それは大人になっても変わらず、しんちゃんはおじいちゃんの言いつけを守り、実現しようとしています。
「でも、あんまり頑張り過ぎるとまたお腹ピーピーになるよ」
しんちゃんの大好きなアッキーが言いました。
「やめてよ、その事を言うのは! 忘れてたんだから!」
しんちゃんは口を尖らせて拗ねました。