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The 漫才  作者: ヨエ団
1/4

entry No.4502 ローレンシウム

『では登場してもらいましょう!ローレンシウムです!』


(パチパチパチパチ)


「どうも~ローレンシウムです」


「どうも~ローレンシウムです」


「同じ事言うなよ!!」


「同じ事言うなよ!!」


「……じゃあとりあえず私佐藤とコイツアミノ酸で漫才をやっていくわけなんですが」


「じゃあとりあえず私佐藤とコイツアミノ酸でやっていくわけなんですが」


「いやお前佐藤じゃないだろ!そして俺アミノ酸じゃないだろ!」


「恥ずかしいんだよ!何だよ芸名アミノ酸って!一体誰が付けたんだよ!!」


「オメェだよ!ウッセーんだよ!!黙っとけ!!」


「………」


「静かになったところで漫才をやっていくんですけども」


「………(カチカチ)」


「12月っていえば何ですかって何携帯いじくってんねん!!」


「………(カチカチ)」


《携帯の画面》

黙れって言ったか

ら暇だったしソー

シャルゲームの体

力が回復してたっ

ぽいから実行して


「だからと言って舞台で携帯いじくんな!!仕事中じゃ!!つーかしゃべれ!!」


「こういう事をブレるって言うんですよ、お客さん」


「うるせーよ!!」


「で12月といえばサーフィンなわけなんですが」


「先行くなよ!つーか12月は冬だよ!なんでサーフィンなんだよ!!」


「南半球は夏だが?」


「ここは北半球だ!北半球の話をしろや!!」


「はいはい、じゃあ12月といえばハワイなんですが」


「WHY!?」


「いや俺も知らん」


「じゃあ言うなよ!!」


「で12月と言えば冬至なわけですが」


「確かに12月だが俺はもう少し後のイベントについて言って欲しい」


「注文多いなぁ、で12月といえば晦日なんですが」


「何故あえて晦日!?せめて大晦日って言えよ!!んで行き過ぎ!!」


「(チッ)リア充共が信じてもいないキリスト教に振り回される日だろ?」


「素直にクリスマスって言えよ!!」


「んで?クリスマスがどした?」


「いやね、クリスマスに彼女と一緒にデートしたいじゃないですか」

「俺彼女いないし関係ねーよ」


「仮の話だ!やる気をだせアミノ酸!!お前の元気の源は?」


「アミノ酸!!」


「元気百倍?」


「アンパン〇ン!!」


「100パーセント?」


「勇気!!」


「うし、彼女欲しいか!!」


「欲しい!!」


「なら俺のデートコースを考えてくれ!!」


「知るか!!俺の彼女はゲームの中だ!!」


「ラブ〇ラスじゃねーか!!」


「凛〇は俺の嫁!!」


「それこそ知るか!!現実を見ろ!!つーか頼むから漫才をしてくれして下さいお願いします!!」


「仕方ないなぁ~、で?まずハワイで待ち合わせるところからですね」


「だから先行くなよ!つーかハワイで待ち合わせって何だよ!ここでハワイ出してくんじゃねーよ!!」


「じゃあ南半球のどこで待ち合わせをすればいいんだ!」


「だから北半球だっつってんだろ!!お前の頭にはハワイと南半球しか無いんか!!つーかそんな壮大な場所じゃなくてだな、時計台の前とかだな、そういう場所だよ」


「じゃあトイレの前だな」


「全然ロマンチックじゃねえよ!!絶対その場で別れられるよ!!」


「大丈夫だ。俺の彼女はずっと下痢だからな」


「そいつの体が大丈夫じゃねえ!!」


「冗談はさておき」


「じゃあ言うな!!」


「とりあえず時計台の前で待ち合わせな、俺彼氏の役やるからお前彼女の役な」


「だから先行くなよ!まあやるけどな!!


あっ、ゴメン。待った?」


「大丈夫。俺はお前の後を付いてきていただけだから」


「ストーカーじゃねえか!!俺もまだ来たところだ、だろ?」


「俺もまだ来たところだ」


「ねぇ、どこ行くの?」


「お前はまずトイレだな」


「下痢じゃねえよ!!」


「じゃあ公園の茂みだな」


「だから下痢じゃねえよ!!」


「じゃあ電柱か」


「犬でもねぇし便意はねぇーって言ってんだろ!!」


「じゃあレストランにでも行くか?」


「そうだよ、そういうのを待っていたんだよ」


「すいませんウェイターさん、化粧室ってどこですか?」


「だからトイレじゃねえよ!!トイレ引っ張りすぎだろ!!」


「で、次どこに行こうかな」


「レストランスルーかよ!!トイレだけの為だけにレストラン寄ったのかよ!!」


「俺の残金500円♪」


「デートする気ゼロかよ!!もうお前とはやってらんねーよ!!」


「じゃあトイレ行くか?」


「行かねぇ!」


「「どうもありがとうございました」」

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