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勇者に転生したけど理不尽だ  作者: 甘味好き
〜勇者と聖女の旅立ち〜チュートリアル編
2/17

勇者へ転生しました





****貴方の名前を入りょ……教えて下さい*****


「………シゲ、、輿味無(こしみぶ)、、茂武(しげむ)


****輿味無茂武、なんとお呼びすれば良いですか?****


「じゃあ、、シゲで…」


****では勇者シゲ、目覚めなさい****




再び目覚める。悪い夢を見たと飛び起き上がるが、強烈な違和感に辺りを見渡す。


「シゲ~!いつまで寝てるの~!!」


ああ、夢の続きか。そう思いたかったが流石にこの非現実を受け止めるしかないのだろう。

全く身に覚えのないベッドから起き上がり、再度辺りを見渡す。


「………いや、、部屋にこれは…」


木の机、光の射し込む窓(恐らく現在地は二階)、木の衣装ケースと思われるクローゼットのようなもの。

そしてベッド脇にある存在感の塊のような、“宝箱”


「え?宝箱…、、宝箱だよな??なんで???」


どうみても机と同じくらい、いやちょっと大きめサイズはある“宝箱”


「もう!!シゲ!!」


バンっと部屋の扉を勢いよくあける、これまた見覚えのない16歳くらいの女子に、再びフリーズする。


???「ほんっと寝坊助よね!おばちゃん、シゲ起きたよ~」


「いつもありがとうね!もう!シゲはやく降りてらっしゃい」


え?待って待って。どういう状況?

情報量が多過ぎてどこから突っ込めば良いのかわからないが、とりあえず年頃の女子が寝ている男の部屋に乱入はやめようぜ?

これ逆だったらコンプラ問題待ったなしだよな?


???「シゲ、はやく用意して降りて来てよね!今日は森にゴブリン退治に行く約束でしょ?」


うん。そうだな、ゴブリン…

うん??待って、今なんて??


「あ、そうだった」


そうだったって何よ俺?今の俺だよな??

なんか勝手に話し出してる俺よ、俺は初耳だけど?

山菜採りに行くわよくらいの軽いノリで、ゴブリン退治??


「ゴメンゴメン、今用意して行くよアリア」


いやだから待て俺。何を言い出すんだ。

アリアって誰よ、この娘か?この娘の名前か?

頭の上にあった???のマークが消え、唐突にその少女の静止画と【幼馴染のアリア】という名前が。


「????」


「じゃ、私は先に下に降りてるからね!はやく来てよ!」


え?とりあえず今のなに?自己紹介か?あと用意ってなんだ?

ハテナマークを大量に頭に浮かべながら、まず部屋を出よう…とそう思った矢先。

あからさまに宝箱の上に黄色い矢印のようなマークが現れる。


「………開ければ良いんだな、うん。流石にわかったよ」


宝箱を開ければ頭の中に

【木の棒をゲットしました】【200ルートをゲットしました】【バンダナをゲットしました】の文字が。


待っ、、え?ゴブリン退治だよな?木の棒って??

この棒の事か?サランラップの芯?よりは長いがまあそんな形の、、どこからどう見ても木の棒。


「いや、せめて竹刀とかだろ」


しかもバンダナ?バンダナ??


****勇者シゲ。ステータス画面を開いて装備を整えて下さい****


「ステータス画面……って何…」


そう言い終わらない内に目の前に画面が現れる。

なるほど。ステータスって単語で開くわけね。

その画面もいくつか細分化されているようで、パーティーメンバーやら装備やら手持ちアイテムやらの項目、更には鍵のついた項目まで。


****まずは装備の画面で今手に入れた木の棒とバンダナを装備してみましょう****


「…えー、と。装備。木の棒(攻撃力5)、バンダナ(防御力2)を装着…。なるほど…。まぁ、うん、え??」


ステータス画面の物攻と書かれている項目の横に(+5)、物防の横に(+2)の表記が。

正しいのか?流石にゲームしたことはないが、今からモンスター退治に行くんだよな??


「えーと。物攻、魔攻、物防、魔防、速さ、技術、幸運の7つ…、多いしよくわからん…」


黄色い矢印が部屋の先へと移動する。ゲーム未経験だが下へ降りろという事なのは流石にわかる。

階段を降りながらステータス画面を確認していく。


「えーと。防具は…と。頭具・胴具・腕具・腰具・足具の5箇所プラスアクセサリー…、待って、全体的に多くね?そんなもんなのか??」


しかもアクセサリーは3スロットある。今は1つしか装備出来ない感じだが…。

そして現在の防具の装備は、胴具・ただの服(防御力1)、足具・ただの靴(防御力1)の2ヶ所。


「………なんか退治に行くって言ってたけど、本当にこれで大丈夫なんだよな??」


ステータス画面の、シゲ(16歳)、176センチ、レベル1、【職業(ジョブ)見習い勇者】が目に飛び込んで来て、慌てて下の部屋にあった姿見の鏡を確認する。


「誰だこいつは…」


全く知らない青年が鏡に写し出されている。

恐らくこれは“爽やかイケメン”と呼ばれる分類だ。


「俺か?」


思わず色々な方向へ顔を動かしてみる。

手を上げて変な動きもしてみる。間違いない、俺のようだ。

間違ってるよ、誰だ貴様。


「シゲ!遅い!」


「はい、これ朝御飯と貴方とアリアちゃんのお昼ごはんね」


【お母さんのサンドイッチを手に入れました】のテロップと同時にアリアが再び目の前に現れる。


「お!準備もできたみたいだし!じゃ、ゴブリン退治、ゴブリンの森へレッツゴー!」


【村からのゴブリン退治の依頼】というテロップが再び現れる。



いやもう、本当にちょっと待ってくれないか?





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