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王様のお遊戯(あそび)  作者: 社容尊悟
第二章 落ちこぼれと青春

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キャラ付けする電蔵

「どっちも一緒だろ!」

 うが入るか入らないかで大きな違いがある。漢字で書くのと平仮名で書くのとでも、そうだ。感じ方が変わる。言葉とはそれだけ不思議なものだ。

「お前さんは愉快なやつだな」

 電蔵は久三に言われたことを友青に言った。

「俺が愉快……?」

「ああ。面白いぞう」

「オマエ、その喋りハマってんの?」

 はまるという言葉は元々、悪いことに使う言葉だったが、昨今では好きになるという意味で使われている。マイブームと同じような意味になっている。

「そうだな。中々使いやすい。このキャラでいこうと思う」

「キャラって……」

「キャラ付けをしておけば、役割がわかりやすいだろう。宴会でも腹踊りができるキャラというのは、美味しいところを持っていくものだ。な、そうだろう」

「小学生が宴会とか行かねえし」

「ならなんだ。クラス会か?」

「……呼ばれたことねえ」

「そうだったな。お前さんはそういうキャラだった」

「好きでやってるんじゃねえよ!」

「もっといいキャラになるぞ」

 ここから、電蔵指導による友青の青春の一頁が刻まれる。波乱の日々が幕を開けた。


 友青は落ちこぼれから脱却できるのか――。

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