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王様のお遊戯(あそび)  作者: 社容尊悟
第一章 従者と少年

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電蔵の時差ボケ

「そろそろ寝るか。もう零時を過ぎる頃だ」

 久三が壁に立てかけてある時計を見て、ボソッと呟く。

「そんなに経っていたのか。ここの時間は長いと思っていたのだが……」

「時差があるところにいたのか?」

「ああ……」

「生返事だな。さっきと全く同じ答えだぞ」

「それはすまない。オレの語彙がないせいだ」

「返事に語彙なんてあるのか? バリエーションか?」

「オレは大抵、ああだけで会話できる」

 電蔵は真剣な眼差しを久三に向けた。

「今度実践してもらおうか」

「そうだな。気が向いたら」

 他愛もない会話をしつつ、電蔵たちは寝床についた。このまま長い夜を過ごす。

 早朝に目が覚めてしまって、久三を起こしてしまったのは、言うまでもない話である。

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