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再会

 【祝】ブックマーク数が一件増えておりました!どなたかは存じ上げませんが本当にありがとうございます。自己満足で投稿してるとは言え、こうしてブックマークや感想、イイネをいただけると嬉しい限りで、モチベーション爆上がりでございます。繰り返しになりますが、本当にありがとうございます。


 それでは今回のお話もお楽しみください。




「…と言うわけで、来週からは中間試験だ。皆も知っての通り、この新東京第一高等学校では実戦重視の理念により、ペーパーテストだけではなく、擬似戦地試験を行う。今回の擬似戦地試験は3人1組のチームで行うこととなった。チームや具体的な試験実施方法の発表はこのホームルーム後だ。高校からのメールにてお知らせする。ちなみに、チームの割り振りは1年生と2年生混合…つまり、君たち1年生が2年生と同じチームになる可能性もある。上級生から色々と学ぶいい機会だ。2年生と同じチームになった諸君は頑張りたまえ。質問が無ければ以上だ。ホームルームを終える」



 ふむ。チーム戦か…。擬似戦地試験は毎年変則的だと聞いてはいたが、1年2年混合とは驚いたな。



「同じチームになれるといいね」



 ホームルームが終わると同時に司が声をかけてきた。



「流石にそれはないんじゃないか?俺とお前が同じチームになったらパワーバランスが崩れるだろ」


「ふふ、そうとも限らないよ?零は位階だけで言えば誰と組んだっておかしくないんだから」


「嫌味かよ」


「せいか〜い」



 司に無能力をイジられているとスマートフォンの通知が鳴る。教室中至る所から通知が鳴っていることからするとおそらくチーム分けのメールが届いたのだろう。俺は届いたメールに目を通す。



「残念。零とは同じチームじゃなかったみたい。敵同士だね」


「そうみたいだな」


「それじゃ、チームメイトと早速作戦会議をしてくるよ。またね、零」


「ああ、またな」



 確かに俺のメールには覇真司の名前は見当たらなかった。が、どうやらチームメイトは知っているメンバーのみのようだ。



【中間試験:擬似戦地試験について


あなたはチームT2です。


T2のチームメンバーは下記の通り。


2年 獄之宮 薙月

1年 王真 零

1年 不忍 楓


試験実施方法は、無人島サバイバル戦です。

各チームには3個の金貨が配布されます。

無人島での24時間の生活の後、金貨を4枚所持していれば合格となります。

食料は現地調達のみ許可します。


参加チーム数300組

2年生300名

1年生600名


開始時刻 月曜午前6:00

集合場所 アリーナ


以上 】



 俺がメールの内容に目を通していると、背後から声を掛けられた。



「同じチームでござる!アニキ!」


「だからアニキじゃないって」



 声の主はチームメイトの1人、不忍楓であった。



「知り合ってこんなにも早く共闘の機会を頂けるとは…。拙者、忍の末裔として全身全霊金貨を集めるでござる」


「ん?忍の末裔…?」


「はい。あれ?言ってござらんかったか?」


「聞いてないよ」


「これは失念していたでござる」



 なるほど。楓のおかしな語尾は忍者リスペクトというやつか。異能力は個人の潜在意識と関係すると聞くが、楓は忍の末裔ということがあの異能力に強く働いたんだろう。



「この2年生がどなたかは存じ上げませぬが、拙者がアニキのため1番の働きをしてみせるでござる!」


「いや、獄之宮さんに勝つのは難しいんじゃないか?」


「おろ?アニキはこの獄之宮先輩とお知り合いで?」


「まぁ知り合いって言うか、何と言うか…」


「私のこと呼びましたか?」



 またしても背後から声を掛けられた。振り返るとそこにいたのはまさに今話題にあがっていた獄之宮薙月であった。



「獄之宮先輩、お久しぶりです」


「お久しぶりです、零さん。私もどうやら零さん達と同じチームのようです」



 クールビューティーな印象の獄之宮薙月であったが、眼鏡の奥でニコリと笑い、すぐさまいつも通りのクールな表情に戻った。



「この方が…獄之宮先輩…??」


「獄之宮薙月です。よろしくお願いします」


「獄之宮先輩は現生徒会の書記をしてらっしゃる」


「せっ、生徒会?!」


「あぁ、そうだ。だから、お前が獄之宮先輩に勝つのは難しいってことだ」


「うぅ、せっかくアニキに良いところを見せる機会だったのに…」


「アニキ…?零さんの弟さんですか?」


「いや、違うんですよ。友達のはずなんですけど、変に敬われちゃって…。なぜか舎弟になりたがるんです」


「拙者がアニキの1番舎弟でござる!いくら生徒会とはいえ獄之宮先輩にも1番舎弟の地位は譲らないでござる!」


「いや、そんな地位要らないって」


「1番…。いいな」



 獄之宮先輩がボソッと呟いた。



「え?なんて?」


「っ!いえ、なんでもありません」



 珍しく獄之宮先輩が取り乱した気がした。



「そ、そうですか…。それにしても、先輩はなぜ中間試験に?生徒会メンバーであれば試験は免除のはずじゃ…」


「それに関しては現生徒会長の意向です。1年生は2年生から学べることがあり、2年生は1年生を指揮する能力を高めよ…と。本来1年生のみで行われるはずだった試験内容を校長に直談判し、無理矢理変更させたそうです」


「あぁ、なるほど…」



 妙に納得してしまった。いかにも姉貴が言い出しそうなことだ。



「そ、それで試験の作戦はどうするんでござるか?」


「確かに。お二人はこの土日は空いてますか?」


「拙者はどちらも問題ないでござる!」


「私も空いています」


「それなら明日の土曜日、学校にて作戦会議ということにしませんか?」


「かしこまったでござる!」


「ちょっと待って。この土日は確か試験準備の関係で学校は立ち入り禁止になるはずです」


「そうだった、すっかり忘れてた。と、なると、どこで集まろうか…」


「うーむ…はっ!新東京アウトレットパークはいかがでござるか?!グループワークも出来るようなカフェはたくさんあるでござる!」


「私はそれで構いません」


「それじゃ、明日の土曜日午前11時、新東京アウトレットパークに集合ということで」


「かしこまりました」


「御意!」



 そうして、俺らの初チームミーティングは終わったのであった。






 今回のお話、いかがでしたでしょうか?もしよろしければイイネ・感想・ブックマークをよろしくお願いします。


以下は皆さんへのご相談なのですが、例えば、主人公以外のお話は興味ありますか?サイドストーリー的な…。今のところ、構想があるのは獄之宮薙月先輩のお話でございます。ここの部分の意見だけでも結構ですので、感想等でご意見いただけると幸いです。

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