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夜雀

作者: 菊池智成

彼女はいつも忙しい夏休み。

それでも彼女は遊びを楽しむ。

だから彼女は出会いをした…

この夏は輝く星たちに見守られ、夜は虹の照るように明るかった。その夜の思い出を忘れない。

夏の陽射しは、ギンギラの太陽に照らされ熱いサウナよりも激しかった。それでも夏といえばかき氷。それにうどんと冷やしソーメンの組み合わせは外せない。今日は何を食べようか。食べるとしたら中華そばの辛いやつ。それともきつねうどんのワサビ多めでネギダクダク。迷う選択だが私は目についたものは食べてしまう派だ。

「今日の魚は美味しいですよ?いつもよりも脂ののりがたっぷりです。今日逃すとないかもしれませんよ?」

「それならその魚を一つ…」

帰りは夜になった。日中は公園でお散歩してる人たちを眺めタバコを吸う。そしてまた眺めてはタバコを吸った。注文先には連絡を入れてはあったが、夜になると静けさが気持ちよくて夏の陽射しはなどは忘れていた。

「今日は何だか寂しい夜かな?それとも何かキレイな月かな?ワクワクする。」

「キュるるぅぅぅ」

犬の鳴き声かな?何だか胸が張り裂けそうになった。それでも私は迷わずに夜道を進む。人影がある、あたりは真っ暗だ。なのにその人に声をかけてはいけない気がする。

「こ、ん、ば、ん、わ」

声だしわがれてないのにその人は声が出しにくいようだ。なのにとても温かい声だ。それでも私は迷うわけにはいけなかった。何もわからなくなるくらいに言葉が出せないのだ。逃げたい、話したいのに逃げたいのだ。だから私はお辞儀して通り過ぎることにした。すると不思議な光景を見た。その人に近づけば近づくほどに、夜空が明るく星たちが歌うように輝いているのだ。その人は目が不自由なのか、何も見えていないみたいだった。だから私は涙を流しながら通り過ぎる瞬間、その人は私の肩に触れた途端に消えてしまったのだ。とてもキレイで翼の生えた女の人だった…

まるで夜の出会いはわからないことだらけです。

それでも彼女は愛を感じながらも声をかけてはいけないと感じた。なら声をかけたらどうなったのでしょうか?彼女はお母さんが出たわけではなくても、その人は会話をしたかったのです。なのに彼女は声が出せない。だからその人は悲しかったでしょう…

素敵な出会いがほしいです。

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