↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
unkな会社に殺されて  作者: 印西牧の原終点
6.唐揚げ狂詩曲
67/122

5.鶏を求めて

引き合わされた1件目の業者は「ヒポグリフエッグ」という鶏卵が主力の養鶏場だった。

ヒポグリフって卵生だっけ?というか下半身馬じゃなかったっけ?


「養鶏はしたいけど鶏卵に向かない(・・・・)品種ですか?うーむ。」

ヒポグリフの卵亭の担当者が難しい顔をする。

ちなみに種族は人間(ヒューマン)ではなくケンタウロスのおっさんだ。

「正確にいうと、肉が美味しい鶏を探しているんです。」

「それで鶏卵に向かない品種ですか。」

「ええ、どちらも美味しい品種があればベストなんですが、

この国の食糧事情を見るとそうではなさそうでしたので。」

「いやいや、数は少ないですがステーキなどで食べられていますからね。

食肉目的の鶏は探せばあると思いますよ。」

「そうだと良いのですが。」

やはり鶏卵の業者じゃ駄目か。それなら次だ。



「鶏肉?ウチじゃあんまり扱ってないねー。」

と答えるミノタウロスのおばさ…おねいさんは食肉を扱う卸業者だ。

名前は「肉のコッカトライス」で、コカトリスは異世界(こちら)でも

コカトリスと発音するのに米も扱うからライスとしたんだそうな。

「あまり、なら扱ってはいるんですね?」

「たしか手羽を居酒屋、(モミジ)や骨ガラをラーメン屋に卸してるね。」

「モモとムネは?」

「焼く以外はミンチにしてほかの肉の(かさ)増し。それでも余るから処分するよ。」

うわ、それじゃ水分多くてまずくなるだろうに。

「それじゃその処分するモモ肉とムネ肉を少しウチに卸してもらえますか?」

「いいけど、使いどころあるのかい?」

「値段つり上げるようなことをしなければお教えしますよ。」

「儲かるかどうかわからないからいらないよ。欲しいだけ卸すから数を言いな。」

「それじゃあ10羽分、両足の20と両胸の20でお願いします。」

「あいよ。契約書書くからちょっと待ってな。」

よし。とりあえず肉の確保だけはできた。

ブランド鶏は当面の課題として他の材料買ってこよう。



モールニヤ店長君の待つ店に戻る。

「片栗粉、ショウガとニンニク、料理酒に一斗缶のラード?なにやるんですか?」

「唐揚げ。何故か無かったから作らねば。」

「ああ、迷い人レシピですか。今回は鶏肉が発展するんですね。」

「そういうこと。それじゃ皮やら骨やら筋やらを取った肉をボウルに入れてって。

君はショウガとニンニクをすりおろしてくれるかな。」

店員候補に指示を出していく。

「出来ました。」

「んじゃ全部混ぜて。味が染みこむようよーく混ぜてな。」

店員が3人がかりでわっちゃわっちゃと混ぜていく。

その間にコンロに火をつけ、ラードを溶かす。


油がピチピチ音を立て始めたので肉を片栗粉でまぶすよう指示する。

やべ、切るの忘れてた。…まあいいか。

鶏肉を油の入った鍋にシュート!

「超、エキサイティング!」

「…オーナー?」

「いや、ちょっとした発作だから気にしないで。」


ヒポグリフの親であるグリフォンてどうやって誕生したんだ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。