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ある日、私はウェンディになった!?

作者: 七瀬




ある日の事、、、?

私が、街を一人で歩いていると、、、?

見知らぬ人から、こう言われた!


『やあやあ! 元気かい? ウェンディ!』

『えぇ!?』



私は、その人が誰かと間違えて私に話しかけて来たのだと思っていたが!?

街で、会う人会う人がみんな私にこう言うの、、、!


『ウェンディ! 今日は、何処に行くの?』

『ウェンディ! 最近見なかったけど、、、? 何かあったの?』


【・・・ウィンディ?】


私の名前は 【ローレンス】


そんなにも、ウェンディと言う女の子は私にそっくりなのかな、、、?


そんな風に思っていたのに、、、。



私は、ここからウェンディとして生きて行かなくてはならなくなったの、、、!


私の意思とは関係なく、ウェンディと言う女の子をみんなが私に押しつけ

てくるようになったから...。


『ウェンディ! 何? ボーっとしてるの? 早く朝ご飯を食べなさい!』

『ウェンディ! おはよう!』

『ウェンディ! ちゃんと宿題済ませたのか? 後でお兄ちゃんが見てやるよ!』


お父さんやお母さん、お兄ちゃんまでが私を【ウィンディ】と呼ぶようになった!




学校に行けば、、、?

友達からも、ウェンディと呼ばれる。


【どうして...? 何故なの? 私は、ウェンディなんかじゃない!!!】




でも、私の心の声は誰にも届かなかった...。



私の名前は、【ローレンス】なのに、、、?

どうして? ウェンディになっちゃったの、、、?







私は、1年以上も【ウィンディ】としてみんなからそう思われて生きている!


どんなに、私がローレンスだと言っても私の声は届かなかった。


お父さんには、、、?


『ウェンディ? どうしたんだい? どこか具合が悪いのかい?』

『違うの! 違う! 私は“ローレンス”なのよお父さん!』

『分かった分かった! ウェンディ、少し疲れているのか? 今日は

ゆっくり寝なさい!』



『お母さん! 私はウェンディじゃないのよ! ローレンスなの!』

『ウェンディ! 何を言ってるの? 早く学校に行く支度をしなさい!』

『お母さん!』



『お兄ちゃん! 私ね!』

『どうしたんだ? ウェンディ!』

『お兄ちゃんまで、、、どうして分かってくれないの? 

私はローレンスなのに、、、!』

『何かあったのか? ウェンディ!』

『もういいわ!』

『ウェンディ!』




もう誰も、私をローレンスとは呼ばなくなった、、、!


じゃ私は、ローレンスじゃなければ、、、?

【一体!? 誰なの?】


そもそも、ウェンディって? 誰なの?


疑問がどんどん湧いてくる...。




私は、このままウェンディとして、、、!

この先の人生も、生きて行くのでしょうか、、、?


不安ばかりが募ります。




最後までお読みいただきありがとうございます。

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