ある日、私はウェンディになった!?
ある日の事、、、?
私が、街を一人で歩いていると、、、?
見知らぬ人から、こう言われた!
『やあやあ! 元気かい? ウェンディ!』
『えぇ!?』
私は、その人が誰かと間違えて私に話しかけて来たのだと思っていたが!?
街で、会う人会う人がみんな私にこう言うの、、、!
『ウェンディ! 今日は、何処に行くの?』
『ウェンディ! 最近見なかったけど、、、? 何かあったの?』
【・・・ウィンディ?】
私の名前は 【ローレンス】
そんなにも、ウェンディと言う女の子は私にそっくりなのかな、、、?
そんな風に思っていたのに、、、。
▽
私は、ここからウェンディとして生きて行かなくてはならなくなったの、、、!
私の意思とは関係なく、ウェンディと言う女の子をみんなが私に押しつけ
てくるようになったから...。
『ウェンディ! 何? ボーっとしてるの? 早く朝ご飯を食べなさい!』
『ウェンディ! おはよう!』
『ウェンディ! ちゃんと宿題済ませたのか? 後でお兄ちゃんが見てやるよ!』
お父さんやお母さん、お兄ちゃんまでが私を【ウィンディ】と呼ぶようになった!
学校に行けば、、、?
友達からも、ウェンディと呼ばれる。
【どうして...? 何故なの? 私は、ウェンディなんかじゃない!!!】
でも、私の心の声は誰にも届かなかった...。
▼
私の名前は、【ローレンス】なのに、、、?
どうして? ウェンディになっちゃったの、、、?
*
私は、1年以上も【ウィンディ】としてみんなからそう思われて生きている!
どんなに、私がローレンスだと言っても私の声は届かなかった。
お父さんには、、、?
『ウェンディ? どうしたんだい? どこか具合が悪いのかい?』
『違うの! 違う! 私は“ローレンス”なのよお父さん!』
『分かった分かった! ウェンディ、少し疲れているのか? 今日は
ゆっくり寝なさい!』
『お母さん! 私はウェンディじゃないのよ! ローレンスなの!』
『ウェンディ! 何を言ってるの? 早く学校に行く支度をしなさい!』
『お母さん!』
『お兄ちゃん! 私ね!』
『どうしたんだ? ウェンディ!』
『お兄ちゃんまで、、、どうして分かってくれないの?
私はローレンスなのに、、、!』
『何かあったのか? ウェンディ!』
『もういいわ!』
『ウェンディ!』
▽
もう誰も、私をローレンスとは呼ばなくなった、、、!
じゃ私は、ローレンスじゃなければ、、、?
【一体!? 誰なの?】
そもそも、ウェンディって? 誰なの?
疑問がどんどん湧いてくる...。
私は、このままウェンディとして、、、!
この先の人生も、生きて行くのでしょうか、、、?
不安ばかりが募ります。
最後までお読みいただきありがとうございます。